比べるものではないが、最近の北欧映画もカナダ映画も、一個人にフォーカスして深掘りする物語りが得意な気がする。小さくて真摯で誠実で、ときに見てられない赤裸々で、アジア人の私でも共感せずにはいられないもの>>続きを読む
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いい意味で裏切ってくれる展開、時が流れる時間軸がよかった。主人公が歩道橋で話した「裏とか過去とかいい、私の物語りの主人公は私だ(うろ覚え)」と、そのエネルギッシュな振る舞いがとても輝いてた。
コメデ>>続きを読む
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どうすりゃいいんだよ。
両親の話まっったく聞き取れず、数少ない聞き取れたのは、パパがそうしたいから、ママがそう言ったからとか、お互いに責任を押し付けるような言葉だった。前後の話しがわからないぶん、な>>続きを読む
髙石あかりが輝いた。。舞台挨拶でリアル中井友望を拝見できたのも良かった。全然雰囲気違くてステキな方。劇伴がギターで終始青春的で眩しかった。
中学生、教師、母、一括りに留まらないさまざまな女性像が出てくる。一人ひとりの個性や葛藤が立体的で、全員もっと掘り下げたいぐらいキャラが立ってて豊かに感じる。
姉への深い愛がキャラクターから垣間見え、>>続きを読む
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他の島の民がモアナの島に行くシーンでゾッとした。。
モアナがそのまま神に、マウイがそのまま人間に、というほろ苦い結末でもよかったのに、ディズニーはさすがにそういうわけにいかないか。
絶対的ヒーローの不在、時代に生きる人々が主役。
デモ運動のシーンが自分の経験と重なり鳥肌が止まらなかった。
終わり方がやや抒情的すぎるけど、綺麗なまとめ方と感じた。
言いたいことを言えず、その場の空気に調和されてしまうことは多々ある。その感覚。
カーテンレールをやっと直し、カーペットの上で横になるシーンが良かった。
お祓いの儀式の歌がいちいちかっこよくてずっと聴いていきたい。
今普通に暮らせてるからいいじやん、蒸し返してどうする?の会話がキーだと思う。
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旧暦新年のとき、防護服スタッフと患者が一緒に踊る映像にとても感動した。台湾では、防護服スタッフが非人道な対応ばかりする中国政府の犬とのニュースだらけで、少し滑稽だが、温かい人間味の溢れるシーンだ。>>続きを読む
群れや大衆の理不尽さを描くブラックコメディ、その的は主人公である構造で、観客に充分な不快さとストレスを与え、とても賢くて采配が上手い一作。
ポールというキャラの解像度が高すぎ。その性格が身近にいる親>>続きを読む
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監視社会の話、承認欲求の話、家族愛の話、どれも興味深いトピックスだが、本作の落とし所はミステリーなので、鑑賞中に冗長で混乱を感じてしまった。
鑑賞後に咀嚼し直すとやっとピックアップできたくらい、リズ>>続きを読む
ネット上の出来事は、現実にどう響くことはずっと興味深く思うトピックで、それをあくどく見せてくれる一作(良い意味で)。
扱うテーマで、野木亜希子のフェイクニュース、R・F・クァンのYellowface>>続きを読む
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X-men2作目のような話。変異する人間と共存か隔離か、政府の対策と市民の反応を描く作品。アジアの国ならどうなるんだろ。。と思わず考えてしまう。
最後のスピード感がとても良かった。どう見てもバッドエ>>続きを読む
Vフォー・ヴェンデッタとても好きだけど、生身の人間に信念やイデアを背負わせるのは危険で、あんまりにも残酷だと、見ておもった。
妄想と現実パートがよいバランスを取った良作だ。
劇中に登場した人物どれも好きになれず、意味がわからないとずっと困惑してたけど、見終わったらとても好きな一作だなとふっと思ってしまう。この心境の変化はまだ探り中。
音楽がD.A.Nで納得、すごく良かっ>>続きを読む
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誠実で鋭い作品。オチの付け方がオーソドックスだけど胸熱。「今の若者にも希望持とうよ」の会話に打たれた。
台湾映画の『青春の反抗』と似たようなアプローチでこっちの方が全然洗練で鮮烈だった。
香港のカンフー映画が白人がやったら、の一作。音作りがめちゃくちゃ丁寧なところが良かった。
本編をもう一度見た気分になった。ある大変そうなアクションシーンで、さりげなく「カット21!」のアナウンスを聞いて驚いた、いい映画作ってくれてありがとう。
雰囲気と映像美重視の作品。目線の誘導が非常にうまくてとてもよかったが、脚本がくったくたで軸が曖昧。タクヤ役の子もルックスとスケートスキルがステキな一方、いまいちな演技(特にスケート下手期)が目に入って>>続きを読む