geminidoorsさんの映画レビュー・感想・評価

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ゴッドファーザー(1972年製作の映画)

4.9

"ひとむかし"との喩えが現代でも10年ならば、およそ"半むかし"置きくらいには、必ず観たくなる作品ってのがある。
本シリーズのpart1.と2.はその真骨頂&ど真ん中。そんなひな壇の最上段に鎮座する作
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ブルーベルベット 4Kリマスター版(1986年製作の映画)

4.7

なんと、リンチが逝ってしまった…
自分が知る限りの彼に対してや、彼の作品に対しては到底、ワタシの使える言葉なんかでは言い尽くせない。
彼のやり方や思考の癖も、きっとそれを拒む様な処があるだろうと思うし
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ザ・クリエイター/創造者(2023年製作の映画)

3.6

ある部分で視覚的に印象深いのが自爆ロボか…
我国の特攻隊みたいで何だか複雑で悲し。
渡辺謙の日本語セリフの棒読みもいと悲しNo.2ね。

一番の印象深いは、やはり少女AI役のマデリンちゃんかね。
この
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シビル・ウォー アメリカ最後の日(2024年製作の映画)

3.6

先ず、本年一本目はカミさんのチョイスで"殺人の追憶"。棚の蔵盤からニヤニヤしながら選んで来たカミさんに私は従うしかない。
本作は当時の初鑑賞から何回観ても魅入らせる。今回もノンストップで幕の作品。(老
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あゝ、荒野 前篇(2017年製作の映画)

4.0

寺山修司の小説映画化だと知りつつ、ここまで長々と観なかったのは、
平成の終盤辺りからあまり邦画に感動することがなくなってしまったから、"又裏切られるんじゃないか"みたいな怖れがあったからが大きいのかも
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ゲティ家の身代金(2017年製作の映画)

3.5

うーむ。なんとも多忙な日々が続いとる。
鑑賞しとる時間は皆無ときたもんだ。
仕事がワンサカあんのは幸せな事なんだが、なんせ今夏の酷暑ぶりの影響がこの秋に響いとる。
おまけに続けて人が逝って終われたりだ
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ザ・スリッツ:ヒア・トゥ・ビー・ハード(2017年製作の映画)

4.0

仕事やプライベートや色々あって
大人の事情と山仕事に疲れた身で、何故か本作チョイス。
スコアは作品にではなく、バンドに向けて高め。

スリッツは当時ポップグループやザッパが好きだったドラマーの西荻アパ
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ふたつの名前を持つ少年(2013年製作の映画)

4.1

久々の映画鑑賞。或る理由からこの様な作品をチョイス。
主人公役の少年の体当たり演技に胸の内で"凄いよ"とか"頑張れ"とか拍手しながら、家族と静かに観た。

少年が過酷な状況からなくなく脱出し、世間を彷
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4分間のピアニスト(2006年製作の映画)

3.8

過去鑑賞、忘時の一本。
ラストの昇華場面だけ覚えている。

いきなり私事になるが、最近は山仕事に対しての日々の体調管理で精一杯で、正直"泣き"が入る。
映画等を全く観る時間が皆無なのが辛い。


こん
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ある女流作家の罪と罰(2018年製作の映画)

4.4

自分には、切なくも刺激ある好きな作品だった。
好きなフォロワーさん達のコトバにも痛く感銘を受けた。

主人公の女優をワタシは初めて知ったが、彼女は通常コメディが多い方なのかな?
併し本作での作家役はな
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ブレイブハート(1995年製作の映画)

4.3

当時から長いスパン空けて久々に鑑賞。

この様な実際に生存していた人物をモチーフにした作品の場合、必ず"史実と異なる部分が多々ある"等と兎角煩くチェックされる御仁がおられるが、いやはやメルはよくマァこ
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クワイエットルームにようこそ(2007年製作の映画)

3.7

過去鑑賞。
この頃はナニヲユウ蒼井優に一寸惚れていた。
よーな気がする。

太陽がいっぱい(1960年製作の映画)

3.9

訃報を知った。
本作、過去テレビ放送で2回➕レンタルで一回鑑賞だったか。一番初めは淀川さんが教えてくれた。
そう、私にとってアラン、彼はトム。
トム・リプリーだ。

さようならトム・リプリー。

自他
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ドリームランド(2019年製作の映画)

3.5

あー惜しい、マァ惜しい、なんか惜しいんだな〜てな感じで先日観た。
でも嫌いじゃない作品。
特に挟まれるイメージ的なカットが或意味で詩的なリズムというか映写機的というか、なかなか素敵だった。
アメリカン
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とらわれて夏(2013年製作の映画)

4.1

大袈裟な演技しない俳優が観たくブローリンで探して。
最後、誰も死ななくて良かった。

行動にチト強引な部分はあれ、それを気にしながらも次への展開を期待してしまい、気付けば最後まで魅入らせる演出や構成で
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ターミナル(2004年製作の映画)

3.5

過去鑑賞。
家族と別作品でのトム・ハンクスの話になり、その流れで本作レビュー見落としに気づいた。

以前私は某ホームセンターで、他客が適当に置き去りにしたカートを見てこの映画を思い出し、幾つかを連結さ
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DISTANCE/ディスタンス(2001年製作の映画)

3.6

スコアのみで失礼。

この内容、信仰宗教に関わる話になるが…

昔、バンドマンだった頃だ。
仲間が信仰宗教にハマったり、付き合っていた彼女の郷里の親友がハマったり、結構間近で底なし沼を感じてきた部分が
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タイム・ゴーズ・バイ(2012年製作の映画)

3.6

ミステリーでもサスペンスでもなく、ドラマチックなドラマでもなく。
芸術創作に絡め取られた経験ある方や渦中の方には、それなりに痛い腹というか頷ける部分があるかも知れず。そうでない方には、陰鬱さや重さが入
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悪魔の世代(2021年製作の映画)

3.8

私は所謂旧ソ連のバルト三国等について歴史考証的にも語る程は知識がまるで無い。
しかも現在、作品の感想についても丁寧に考える時間が足りず。でも観ちゃう。
未レビューがどんどん溜まってく…
最近そんなケー
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キック・オーバー(2011年製作の映画)

4.0

面白いじゃないか!
惹き込まれてアッという間の95分。
よくある"アレコレ盛り込んで欲張った末の中途半端作品"より、気取ってなくてgoodよ。
メキシコ刑務所内での割とソフトなメルギブの、謂わば悪知恵
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スナイパー コードネーム:レイブン(2022年製作の映画)

4.1

作品として充分見応えがあったし、不謹慎な表現かも知れないが"面白かった"し。
併し、当戦争は未だ未だ続いている訳で、なのに現在の自分がせいぜいクーラーの節電を気にしながら、だらけた姿勢で配信画面を観て
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クリーン ある殺し屋の献身(2021年製作の映画)

3.9

ニック・ノルティのダミ声を聴こうとの流れでマギー・チャンと以前に共演した作品を思い出して探してたら、たまたま同じ題"クリーン"でエイドリアン・ブロディ主演の本作を見つけた。
短尺なんであまり期待せず観
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サラウンデッド(2023年製作の映画)

3.9

たまたま読んだ記事内での紹介から鑑賞。
結構みなさんの評価が低いのは何故だろうか?たしかに派手じゃないストーリーだし、主たる2人の精神的な交差の狙いにかなり中途半端感は否めない。
御話の中での人物の動
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