残念ながらティモシー・シャラメのアカデミー主演男優賞受賞は叶いませんでしたが,期待を大きく超えてくる名演でした。
これはぜひ映画館で観てほしいという映画でした。
当時のニューヨークの街やライブハウス>>続きを読む
ポスター見てただの恋愛ドラマかなと思ってたら衝撃的な内容で驚きました。
豪邸での大騒動するシーンはかなりの日数をかけて撮ったそうですが、あれほど長く使う必要はあったのかなと感じます。
捜索シーンも観>>続きを読む
面白くて楽しめる作品でした。
Filmarksのレビューではやはり『十二人の怒れる男』と比較されているものが多いように感じますが,オマージュなので元のほうが優れているというような比較はややナンセンスに>>続きを読む
角川のYoutubeチャンネルで久々に再鑑賞。
映画として優れているかと言えばそう大したものではないのだろうけど,単純に好きな映画です。
当時の私のレビューを見ると主要キャラクターである若手博打打ち>>続きを読む
主要賞レースにも多く絡んでいる超大作ゆえにかなり期待していたのですが,私的にはそこまで印象には残らなかった。
考察やインタビューなど調べてもう少し掘り下げたいと思っていましたが,筆を取る気になれないた>>続きを読む
友人と観に行き,鑑賞後に散々シーンの考察やら作品テーマについて議論しましたが,私には作品のメッセージが今一つわかりませんでした。
長塚京三は元々いいなと思う役者だったので主演作と聞いて楽しみにしてい>>続きを読む
祝キーラン・カルキンアカデミー助演男優賞受賞!
ベンジー役のキーラン・カルキンがいてこその映画。
彼の演技とポーランドの街並みとショパンの楽曲がこの映画の全て。
キーランはアイリッシュ系カトリックで>>続きを読む
主に80年代頃の話なので映像の質感も80年代のテレビっぽくされており,まるで本物のドナルド・トランプが出演しているドキュメンタリーにも一瞬見えた。
あれはカメラ自体が当時のものなのか,編集しているのか>>続きを読む
批評家では賛否両論、観客からも評価はまずまずみたいんなんだけど、そんなに悪い作品かな?
いろんな視点からテーマを考えられるし、コメディとしても面白いしいい映画だと思うんだけどな。
デ・ニーロとアン・ハ>>続きを読む
「普通の人々」であり「エクソシスト」である本作は,キューブリックやスピルバーグもいる。
様々な映画の表現を巧みに使い,役者の渾身の演技が観客を惹きつける。ただそれだけではなく,中心に監督,作り手の経験>>続きを読む
絶賛されている映画なので深いところまで掘り下げたいですが,読みたいと思える解説がなく,私個人だけの力では本作のテーマやメッセージは読み取れなかった。
女性たちの心,同性愛,時代ならではの社会性などを描>>続きを読む
聴覚障害をメインテーマとした映画だが,家族の関係性,ティーンエイジャーの心の葛藤もテーマとして扱っている。
重要なのは父親役のトロイ・コッツァーが言っているように,登場人物が聴覚障害者であることを前提>>続きを読む
まず,映画というものが娯楽である点,史実や情報に基づいていてもフィクションである点(内容が現実に即していても,演者をカメラで撮っている時点でリアルではない)を考慮したい。その上で,本作に限らず戦争映画>>続きを読む
Rotten Tomatoes,IMDb,Filmarksのどれもあまり評価は高くないですね。私は満足に楽しめました。
すでに言われてるかと思いますが,『テルマ&ルイーズ』の女性2人組によるロードム>>続きを読む
セオドアのゴーストライターという職業とサマンサとの関係に類似性のある構造が上手いなと思う。セオドアは他人の感情を代筆する仕事をしており、受け手は送り主自身の本質的な感情に触れることができない。一方で、>>続きを読む
Holdovers(残留者)たちの物語。それは学校に残された人たちってだけでなくて,それぞれが何かから取り残されている共通点もあり,日々を過ごす中でお互いがほどけ合っていく物語でもある。
同じようなテ>>続きを読む
映画のみ観た率直な感想として,この作品は自己思案の重要性と,過度に推測に依存することの危険性が対となったテーマなのかなと思いました。以下の息子のダニエルの台詞がそう思ったきっかけです。
「何かが起きて>>続きを読む
映画を観ていて印象に残ったのは音。明け方聞こえてくる竹箒で掃く音,畳や階段を歩く音,車のドアの音,公園や神社の木々が風で揺れる音。挙げだしたらきりがないのだけど,映画に集中しているからこそ普段の何気な>>続きを読む
まさにタイトル通り,『STOP MAKING SENSE』な作品。
気が付いたら身体が動いてる。
なんでこんなに身体がノってくるんだろうと考えてみると,それは単にトーキング・ヘッズの音楽によるものだけ>>続きを読む
ほぼデビュー作でこれだけセンス抜群の作品を生み出したダーレン・アロノフスキーの手腕には驚かされます。数式,線形モデルなどを背景に音楽監督クリント・マンセルの劇中曲が流れるオープニング映像からそのクール>>続きを読む
予備知識無く初めて観た感想は,おそらく多くの人と同じようにジェルソミーナの純粋さに魅了され,自分もこのような人物でありたいというものでした。鑑賞後に淀川長治や批評されている方の記事を読んでみて,自分も>>続きを読む
どうもこういった詩的な映画には苦手意識があり,深く入り込むことができませんでした。名撮影監督アンリ・アルカンの作り出すカットには,言葉では言い表せないですが感覚的に観ていて心地よく感じました。
主演ウルリッヒ・ミューエの人生と本作の関連性を知ると,その演技に込められた思いを想像したくなる。かつての自分と重なる劇作家の役ではなく監視者側の役を通して,現代の民主主義,資本主義社会においてもかつて>>続きを読む
要所でのカットや得意のスーパーズームは画としてとてもかっこよかったです。有名なオープニングの3対1の構図は本当に綺麗。
物語としては序盤が少し長く感じました。2時間10分くらいで収まりそう。
流れるようにトントンと話が進んでいくし、キャラクターや道具の描き方、使い方も上手いしお手本のような面白い映画。流石ビリー・ワイルダー。
日本版のポスターは主人公のフレディ・クエル(ホアキン・フェニックス)を中心に,新興宗教的団体の教祖ランカスター・ドッド(フィリップ・シーモア・ホフマン),その妻ペギー(エイミー・アダムス)の順に並び,>>続きを読む
私欲のためならどこまででも卑しく醜悪になれるという映画。主演のダニエル・デイ=ルイスの特に終盤の鬼気迫る演技は見もの。ただどうも私個人はハマらず,何かテーマや意味を見出すこともできず,惹かれるようなカ>>続きを読む