コータさんの映画レビュー・感想・評価

コータ

コータ

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人情紙風船(1937年製作の映画)

4.0

山中貞雄監督の名作時代劇を初鑑賞。

長屋の奥行きを活かした縦構図が印象的。
豪雨の中を呆然と立ち尽くす主人公を捉えたショットは、雨上がりの朝空に始まる冒頭とまるで対称的。

雲浮かぶ空や美術セットの
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奴らを高く吊るせ!(1968年製作の映画)

4.2

イーストウッドのハリウッド凱旋作。
監督のテッド・ポストとはこのあと『ダーティハリー2』でもコンビを形成することになる。

私刑の危うさ、裁きとは何か、といったテーマを扱ったこの両作は、後のイーストウ
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イマジン/ジョン・レノン(1988年製作の映画)

4.2

貴重なフィルムやインタビューがたくさん収められていた。

ジョン本人のインタビューテープやヨーコ提供のプライベートフィルムを基にした映像からは、彼の人間性・人物像がよく見えてくる。

中でも印象的だっ
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ネットワーク(1976年製作の映画)

4.2

午前10時の映画祭にて鑑賞。

視聴率に踊らされるテレビ業界の人々を描いた社会派作品。
数字欲しさに暴走を極めるメディアへの痛烈な風刺は、公開当時だけに通じるものではない。

作劇上室内での会話劇がメ
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アリスの恋(1974年製作の映画)

4.5

女性主人公&西部を舞台にしたロードムービーという、スコセッシのフィルモグラフィにおける異色作ともいえる内容。

広大なアリゾナの風景をバックに、素朴な庶民生活の哀歓を丹念に描き出している。

親一人・
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裸の拍車(1953年製作の映画)

4.2

アンソニー・マン監督×ジェームズ・スチュワート主演の名コンビによる西部劇。
ロバート・ライアン、ジャネット・リー共演。

岩山や洞窟など、米西部の自然を舞台にしたアクションの見せ方、空間造形が上手い。
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シンシナティ・キッド(1965年製作の映画)

4.5

スティーブ・マックィーンがポーカーの名手“シンシナティ・キッド”を演じた賭博師映画の名作。

前半で主人公周辺の人間模様を描き、後半に大物“ザ・マン”との対決を持ってくる構成が見事に功を奏している。
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強盗放火殺人囚(1975年製作の映画)

4.0

松方弘樹主演の脱獄シリーズ第3作目。

本作のテーマは「脱獄」でも「暴動」でもなく「友情」。
そのため、中島貞夫が監督を務めた前二作と比べて、セックス&バイオレンス描写が少なく、ペーソスに寄りすぎとの
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脱獄広島殺人囚(1974年製作の映画)

4.3

松方弘樹主演×中島貞夫監督の脱獄映画。

先に観ていた『暴動島根刑務所』と比べて、こちらの方が脱獄モノならではのアイデアやスリルに満ちた内容だった。
あっちは「暴動」がメインだからね。

海老天と野球
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ロイ・ビーン(1972年製作の映画)

3.8

1,000レビュー達成🎊 🎉

ポール・ニューマン主演×ジョン・ヒューストン監督の西部劇。
法整備や街の発展により行き場を失っていくアウトローの姿を描く。

終わりゆく西部開拓時代に捧ぐ詩情豊かな挽歌
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博士と彼女のセオリー(2014年製作の映画)

4.0

エディ・レッドメインがホーキング博士を演じた伝記映画。

丁寧に作られた良い映画でした。

武士の一分(いちぶん)(2006年製作の映画)

4.3

山田洋次監督×木村拓哉主演の時代劇。
藩主の毒味役をつとめて失明した下級武士の主人公。妻のため、そして武士としての一分を通すため復讐に挑む侍の姿を描く。

秋の乾いた河原で行われる果し合いの場面や、毒
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テキサスの五人の仲間(1965年製作の映画)

4.2

ポーカーを題材にしたコンゲーム×西部劇。

中盤に親切なルール説明が用意されているので、ポーカーのルールを知らなくても十分に楽しめる。

ヘンリー・フォンダ、ジェイソン・ロバーズ等の男優陣の好演も見逃
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チャイナタウン(1974年製作の映画)

4.5

午前10時の映画祭にて鑑賞。

退廃的な雰囲気漂う1930年代LAを舞台にしたフィルム・ノワールの名作。
ジャック・ニコルソン演じる私立探偵の主人公は、偶然にも水道利権をめぐる政治的陰謀に巻き込まれて
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戦うパンチョビラ/戦うパンチョ・ビラ(1968年製作の映画)

4.2

メキシコ革命を背景に、革命家パンチョ・ビラと彼を取り巻く男達の活躍を描く。

主演級にユル・ブリンナー、ロバート・ミッチャム、チャールズ・ブロンソン等豪華キャストが揃う。
他にマカロニ・ウエスタン常連
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メイン・テーマ(1984年製作の映画)

3.8

森田芳光監督×薬師丸ひろ子主演。

特筆すべき点はこれといって見当たらなかったが、とりあえず鑑賞記録として。

探偵物語(1983年製作の映画)

4.0

松田優作×薬師丸ひろ子共演作。
ストーリーはゆるいが、まあまあ楽しめた。

主演2人以上に活き活きとした演技を見せているのが岸田今日子。
家政婦役の彼女が座りながらノリノリでエアロビやってるシーンがベ
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Wの悲劇(1984年製作の映画)

4.3

舞台女優を志す劇団の研究生が、あるスキャンダルに巻き込まれながらも、それを逆手に女優として開花していく物語。
薬師丸ひろ子主演。世良公則、三田佳子共演。

研究生が本物の女優へと脱皮していく姿を描いた
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西部開拓史(1962年製作の映画)

4.3

1830年代から1880年代まで、開拓者の一家三代に渡る物語を、5つのエピソードで綴ったシネラマ超大作。

3台のカメラで撮り、3台の映写機で3面の湾曲したスクリーンに投影するシネラマ映画。

急流に
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ディア・ドクター(2009年製作の映画)

4.2

西川美和監督×笑福亭鶴瓶主演の僻地医療モノ。

「医師免許を持たない偽医者」の主人公を切り口に地域医療の問題点を描く。
善悪の曖昧さを主題とするのは毎作の共通項。

社会派ドラマの色が濃く出ることで、
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海の上のピアニスト イタリア完全版(1998年製作の映画)

4.2

船で生れた“1900”には、陸上に帰る場所などなかった。

以前マークした作品のバージョン違い。
2時間45分と長いが、自分はこちらの方が好み。

終盤の説明不足は通常版と相変わらずだったが、幼少期を
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蛇イチゴ(2003年製作の映画)

4.3

嘘の積み重ねによって崩壊していく家族の姿を繊細かつユーモラスに描いた作品。

西川美和監督作の中でもとりわけコメディ色が強く、葬式のシーンでの演出や展開はコントを見ているようで面白かった。
だが、一家
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国際諜報局(1964年製作の映画)

4.0

マイケル・ケイン主演のスパイ映画。

徹頭徹尾、計算し尽くされたカメラアングルが想像を掻き立てる。

ジョン・バリーによるスコアは上品でいて妖しい雰囲気があり、『007』とはまた違った趣がある。

北北西に進路を取れ(1959年製作の映画)

4.3

ヒッチコック×ケイリー・グラントによる巻き込まれ型サスペンスの名作。エヴァ・マリー・セイント共演。

ニューヨークからシカゴ、サウスダコタのラシュモア山まで、全米各地を駆け巡る逃亡劇。

冒頭のソウル
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唯一、ゲオルギア(1994年製作の映画)

4.3

「ゲオルギア」は“Georgia”のラテン語読み。
ジョージア🇬🇪の歴史と文化をたどる、全3部で構成された4時間超のドキュメンタリー作品。

ジョージアは古くから豊穣な土地として知られ、それ故に苦難の
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蘇える金狼(1979年製作の映画)

4.0

松田優作主演×村川透監督のハードボイルド・アクション。

俳優陣は良いし、印象的なシーンも幾つかあるのだが、荒唐無稽なストーリーにはイマイチ乗り切れず。

L.A.大捜査線/狼たちの街(1985年製作の映画)

4.2

ウィリアム・フリードキン監督による刑事アクション。

次第に暴走を極めていく刑事の姿は『フレンチ・コネクション』さながら。中盤のカーアクションも迫力満点で楽しい。

いかにも80s的なMTV風の演出が
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フレンチ・コネクション2(1975年製作の映画)

4.3

舞台をマルセイユに移したシリーズ続編。
ポパイ刑事の強引すぎる捜査手法はフランスでも健在!

前作と比べて張り込みや盗聴などの地道な捜査があまり行われなくなった代わりに、よりエキサイティングなシーンの
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ビフォア・サンライズ 恋人までの距離(1995年製作の映画)

4.0

だいぶ前に続編の『ビフォア・サンセット』は先に鑑賞していましたが、本作は今回がはじめて。

ひたすら交わされる理知的でウィットに富んだ会話(主にジュリー・ゼルピーによる)が終始光っていた。
随分とおし
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月曜日に乾杯!(2002年製作の映画)

3.8

溶接工として働く中年男の主人公がベニスへ旅に出る。
旅から帰り、労働者はふたたび憂鬱な月曜日へと戻っていく。

ゆるすぎて退屈。
この監督ならではのキマったショットやユーモアあふれる描写があまりなかっ
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素敵な歌と舟はゆく(1999年製作の映画)

4.2

なめらかなカメラワークによって登場人物たちが錯綜していく、イオセリアーニお得意の群像喜劇。

「ノンシャラン」な世界観の中で、ワインや狩猟といったモチーフを繰り返し描き続けてきたスタイルは本作でも相変
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蝶採り(1992年製作の映画)

4.0

「財」!!

バブル景気に沸く日本人ビジネスマンによる古城の買収。外国資本による伝統の破壊。

92年だともうバブルも崩壊しかけてた頃とはいえ、製作当時はまだジャパンマネーによる海外資産の買い漁りが著
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マックQ(1973年製作の映画)

4.0

ジョン・ウェイン主演の刑事アクション。
警察の汚職をテーマにしたストーリーはそこそこ見応えあり。

シアトルの街で繰り広げられるカーアクションやガンファイトは見ものだが、全体的には少し冗長だったかな。
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麻雀放浪記(1984年製作の映画)

4.2

戦後まもない東京に生きる博打打ち達を描いた青春群像劇。

モノクロ撮影が実に効果的。本作で撮影を務めた安藤庄平は『泥の河』のカメラマンでもある。

冒頭シーンの焼け跡はミニチュアセットを用いた特撮だっ
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ポルターガイスト(1982年製作の映画)

4.0

トビー・フーパー監督×スピルバーグ製作のホラー作品。

構図やレイアウトなどはスピルバーグ色濃いめ。
『未知との遭遇』『E.T.』を想起させる場面もあり。

後半以降は派手なシーンも増えて楽しめる。
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