このレビューはネタバレを含みます
「いつかどこかで観た景色 ~人が人を食う世界」
あるときは、あまりの残酷さと無慈悲さに「そこまでやるか…」とドン引きし、またあるときは「どーいう設定だよ!」とケチをつけつつ、それでも結局はものすごく>>続きを読む
多幸感に溢れた、ザ・エンタメ映画!皆ハッピー、良かったね!
…で、焼かれた前嫁の話はどうなった???
多分、「インド版必殺仕事人」の別の物語で語られるのだろう。知らんけど。
冒頭の鮮やかな赤の織>>続きを読む
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仏教の故事「目連救母(もくれんきゅうぼ)」を下敷きにした物語。この話は、餓鬼道に堕ちた母を神通力で救い出す目連尊者のエピソードとして日本含む東アジアではよく知られている。と言いつつ、正直それは調べて知>>続きを読む
サルネ監督の『エストニアの聖なるカンフーマスター』から遡って観た。
あっちがブラックサバスなら、こっちはもうブラックメタルじゃん!Mayhemじゃん!と冒頭の「クラット」の禍々しさに興奮してしまった。>>続きを読む
久しぶりに映画館で寝てしまった。ふと見回せば右前方のオジサン、左前方のお兄さんもスヤスヤと安らかな寝息。暗闇の中、これが本当のブラックサバス(黒い安息日)ということなのだろうか。他の方のレビューで多少>>続きを読む
久しぶりに次男を誘って映画館に足を運んだ。ちょっぴりSF、父と息子の感動作、異色のヒューマンドラマ――という前情報に「これだ!」と飛びついたミーハーな父である。以前、ランティモス監督の『聖なる鹿殺し』>>続きを読む
ほんとうの幸せとは in ブータン
「幸福の国」として知られるブータンを舞台に、真の幸福とは何かを静かに問いかける作品。古今東西、繰り返し取り上げられてきたテーマを扱っているが、険しく美しい山岳地帯>>続きを読む
妻と二人で鑑賞。普段滅多に二人で観ることはないが、終戦の日前後だけは、反戦系の戦争映画を観ることがある。前作の『この世界の片隅に』は公開時に家族全員で観た。すずさんと晴美ちゃんのエピソードに胸を締めつ>>続きを読む
想田和弘監督の「観察映画」10作目、舞台挨拶付きの上映を鑑賞した。
瀬戸内海沿いに佇む小さな神社「五香宮」。ここに出入りする地域猫たちと、彼らを見守る人々の営みを淡々と映し出すこのドキュメンタリー>>続きを読む
黒人差別をテーマにしたサイコ・スリラー。ホラー色は薄め。ブラムハウスらしい低予算の味が前面に出ている。
世間では巧みな脚本と衝撃の展開が評価され、2018年のアカデミー賞脚本賞を受賞したが、個人的に>>続きを読む
『SONG OF EARTH』という、どこか一昔前のニューエイジ系の作品のようなタイトルに、一度通り過ぎかけた。しかし、ノルウェイのフィヨルドや氷河を撮影したドキュメンタリーだと知り、「これは行くしか>>続きを読む
長男がシルクロード旅行中、ウズベキスタンで出会ったイギリス人バックパッカーたちと撮った写真を送ってきた。何気なく眺めていると、一人の女性が『Shaun of the Dead』のTシャツを着ていた。ウ>>続きを読む
亡き祖父に重なるエッガーの姿
舞台は20世紀初頭のアルプス。
一人の男の静かな生き様、でも壮絶な一生を描いた叙事詩。
時代や自然に翻弄されながらも、自分を見失わずに生真面目に生き続けた主人公アンドレ>>続きを読む
映画業界におけるジェンダー差別に対する鋭い批判を投げかけた、挑戦的な作品。特に「Male Gaze(男性のまなざし)」を視覚的に示し、構図や照明、カメラの動きなどの「視覚言語(visual langu>>続きを読む
次男を誘って一緒に観た。
が、思春期の息子と鑑賞する映画ではなかった。ちょっとだけ後悔した。
映画の中で描かれる家族崩壊や、子どもが犠牲になる展開が、自分たち親子の関係にどこか重なるようで、観ていて冷>>続きを読む
前作『茄子 アンダルシアの夏』から舞台を日本に移し、今回はペペ達のチームが日本の「ジャパンカップサイクルロードレース」に挑む。前作の開放的なロードムービーの雰囲気が後退し、日本・宇都宮の周回レース。広>>続きを読む
黒田硫黄マンガ原作の自転車ロードレースをテーマにした作品で、アンダルシア地方を舞台に繰り広げられるレースと人間模様が描かれる。
原作未読なので映画化でどれぐらい内容を膨らませているのか不明だが、昨年Y>>続きを読む
U-NEXTの視聴履歴にこの『芋虫』があって、「江戸川乱歩の?誰が観たん?」と驚いた。聞いてみると、長男が「僕です」と。シルクロードの長旅から帰ってきて、真っ先にこれを観るとは…。思わず笑ってしまった>>続きを読む
怪奇で不穏。深い謎と幻想性。そして何よりも切ないほどに美しい。
これらが複雑で微妙なバランスの上に成り立った稀有な作品だ。好き嫌いは分かれるかもしれないが、ハマる人はどハマりする類の映画である。
物>>続きを読む
シルクロード西進中の長男より
「アルメニアに1週間滞在して、パラジャーノフの『ざくろの色』に出てきた教会観て来た。」
とLINE連絡が来た。
え…パラジャーノフ観てたのか、とそちらに驚きを覚える父。>>続きを読む
「つかないチャッカマン再び」
『アイアンクロー』(2023)でゴリラ化するザック・エフロンが普通ボディで出てることに興味を覚えて鑑賞。
良かったところ。
超能力パパ(ザック・エフロン)が、その力を>>続きを読む
70s名作ホラーのオマージュ満載!
“真心のこもった”強烈スラッシャー映画
BANGER!!! という映画情報サイトの上の記事見出しに吹き出してしまった。でも、本当にそんな感じの、真心のこもった「>>続きを読む
ウーマンラッシュアワー村本大輔に密着取材したドキュメンタリー映画。
シンプルにコメディアン・村本大輔の姿を追った作品。
彼のライブは、2年前北海道の田舎に暮らしていた時に、次男と一緒に観に行ったこと>>続きを読む
観た後に感想を書くのが億劫になって放置してた。2ヶ月経過。
今回の『後章』で綺麗に熱が冷めて、「この辺でもういいかな」と私の『デデデデ』熱は完結した。
マンガはSDGsの精神に則り、既に他の方に譲渡>>続きを読む
Roaring thunder、雷鳴轟く夏の夕方、部屋に寝転んで枕元の愛猫と一緒に鑑賞。昼間からワイン飲んでほろ酔い気分。
気楽な気分で観れば普通に楽しめる、起承転結整ったわかりやすい娯楽作品。でも>>続きを読む
次男の希望で一緒に鑑賞。
重厚なクライム・サスペンス。長いけど見応えあった。
デ・ニーロとパチーノのバチバチ・バトル、最高!
哀愁。スタイリッシュさ。プロフェッショナル。
はあ~、かっこええ。
満たさ>>続きを読む
次男と所用のついでに鑑賞。シリーズ未履修。
すごい安定感のハラハラドキドキ。
安心して楽しめた。
のっけからGTA5みたいでアガった。
映画とゲームの相互インスパイア関係を実感。
どんどんかっこよ>>続きを読む
「背中が伝えるエモーション」
二人の才能ある女の子の甘酸っぱい青春物語。「まんが道」。
というには哀切極まりないラストに泣かされた。
原作を見事に映画化。
ルックバック。
背中で語る。背中を見せる>>続きを読む
猿岩石もどき
「♪ 風に吹かれて歩いてゆくのさ〜
糸の切れた凧のように〜」
春から数ヶ月かけてシルクロードを西に進んでいる長男。彼から週に一度ほど来るLINE連絡で、今ウズベキスタンに来ていてこ>>続きを読む
児童文学作家フランシス・ホジソン・バーネット原作の映画化作品。
アグニエシュカ・ホランド監督、フランシス・フォード・コッポラ制作総指揮。
原作が大好きで子供時代に何度も読んだ。公開時には映画館で観て>>続きを読む
「ラブとゴアの寸法が合わないサッドネス」
次男と鑑賞。
我がマイリストの中から「あ、これ見たいかも」と次男のご指名。
え、どこで知ったんだ。
そういう自分もどういう経緯でいつリストに加えたか忘れた。>>続きを読む
「魔吊弩魔突駆帥 決死憤怒道」
フュリオサから遡って観た組。
フュリオサの数日後に次男と鑑賞。
「断然こっちが傑作」
の評判通りの傑作でした。
やっぱコッチから観るべきでした。
公開時、観るのサ>>続きを読む
「明るい北欧の夏至はただただ綺麗で」
夏至上映にて鑑賞。
映画館で観るのは初めて。2回目。
日本のジメジメした梅雨のさなか、カラッと爽やかな白夜の北欧の映像を観るのは悪くなかった。いや、良かった。大>>続きを読む
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「理解の外にあるもの」
水のように形を変え、
観客それぞれの掌の中で意味を成す、
水の如く自在な映画。
実にシンプルな作りの作品で、
それでいて衝撃的なラスト。深い謎。
正直、初見では途方に暮れさ>>続きを読む
前作は未鑑賞。
観るの忘れてた。(死刑)
ダメ元で次男を誘ったら意外や、昔のシリーズを観たことがあるとか。一緒に観た。
タダ券が手に入ったこともあり、追加料金を払って4DX、吹替版で鑑賞。
4DX>>続きを読む
思い出し記録。
劇場公開時に知り合いと観た。
平沢進のサントラ即買いした。映画に無茶苦茶ハマってる。
映画もすごく良かった。帰りにファミレスに寄って深夜のドリンクバー、映画についてオシャベリしたのも懐>>続きを読む