まこのさんの映画レビュー・感想・評価

まこの

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山の焚火(1985年製作の映画)

3.5

美しい大自然の中で不自然に生きる家族

セリフは少なくあらゆるシーンに
意味付けが散りばめられていて
効果的且つ不気味に魅せる系

結局純粋さを守るのも汚すのも
愛とエゴなら何処で生きても同じだな。

50/50 フィフティ・フィフティ(2011年製作の映画)

3.6

脚本家の実体験を映画化した作品。

キャスティングとこのジャンル特有の
押し付けがましさがあまりなく良かった。

実際あんな親友が居たのかな

悪の力(1948年製作の映画)

3.6

スコセッシさんがギャング映画で
特に触発されたフィルム・ノワール

なるほどカインとアベル
単純に見えて刺す言葉に惹かれる。

ギャングもの特有の張り詰めた
重厚さとは別様だが、テンポ良し
映像然り
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フェイス/オフ(1997年製作の映画)

3.6

この時代では高難易度かつ
紙一重でB級なストーリーを出世作に。

元ネタのSF要素切り取った分
強引さや雑味はあるけど、
心理描写とアクションに熱を感じる。

ニコラス・ケイジ輝いてた。

続編の話が
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レッド・ワン(2024年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

子どもから大人まで楽しめる筋肉
じゃなくてクリスマスムービー

誰が勝てんねんてメンツだったけど
敵サイドちゃんと人外で安心した。

ビューティフル・デイ(2017年製作の映画)

3.4

フラッシュバックと余白と不協和音

汚れた過去も世界も殺して
美しいと言い聞かせて生きる。

好き嫌い分かれる系。私はマッチョ派

ニトラム/NITRAM(2021年製作の映画)

3.5

ポートアーサー事件を基にした作品

どれだけ平和や平等を呼び掛けても
異なれば簡単に排除され、
規制が強化されても相変わらず
銃は簡単に手に入る。

美しい映像もずっと渇いて見える。

鏡の中の女(1975年製作の映画)

3.5

自身が精神科医故の完璧な精神分析。

1人の女性が人間の防衛規制や凡ゆる
心因反応を鬼気迫る演技で分かりやすく体現している。

理解して病んでも前を向いて生きる強さを

ドリーム(2016年製作の映画)

3.7

差別に屈する事なく尽力した
賢く誇り高い女性達の希望の実話。

力のある理解者がいてよかった。
悔しいけどよかった。

車がお洒落。あとすんごい長生き。

誰よりも狙われた男(2014年製作の映画)

3.4

小説の原作者が元MI6

9.11後の諜報組織のリアルな姿

大衆が求める華麗なスパイ像ではなく
その時代と裏側の機微が垣間見える。

派手さはないけどこの波長だからこそ
ホフマンさんだったんだろうな
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インビジブル・ゲスト 悪魔の証明(2016年製作の映画)

3.3

虎視眈々系

評価高くて楽しみにしてたけど
苦手な見せ方だった。

黄金のアデーレ 名画の帰還(2015年製作の映画)

3.6

実話ベースの洗練された作品。

誇りは奪われなかったと思いたい。

真面目なライアン・レイノルズが
観れます。 名刺ポイってするけど

スリーパーズ(1996年製作の映画)

3.4

4人の友情と復讐を描く。

観るの辛いけど名優達でテンション保つ

"待て、しかして希望せよ"

アウトフィット/アウトフィット ある仕立屋の長い夜(2022年製作の映画)

3.4

ギャング×テーラーは好物ってことで

雰囲気好きだしワンシチュエーションは
見事なんだけど物足りない印象。

縫製師じゃないよ裁断師だよって

いつかの君にもわかること(2020年製作の映画)

3.6

実話ベース
あらすじで泣ける
観たらやっぱり泣ける。

我が子をたまらなく愛おしそうに
見つめる眼差しがずっと苦しい。

ミスティック・リバー(2003年製作の映画)

3.4

俳優陣強くて狂気はあるのに
偶然に頼りすぎて何とも物足りない。

警察ぽんこつすぎる。

沈めた真実に傾倒していて
大筋は重要ではなさそう。

スラムドッグ$ミリオネア(2008年製作の映画)

3.5

社会派×エンタメ

インドのスラム街から始まる
希望と絶望が交錯する物語。

長いけど異国情緒と
子どもが可愛くて見れる。

最後はやっぱり🇮🇳

フォロウィング 25周年/HDレストア版(1998年製作の映画)

3.8

なるほど原点。

モノクロ×時系列トリック
置いてかれても追い越してもだめ。

TENETはすぐ2回目観たけど
こちらは1回でいけます。

ペイ・フォワード 可能の王国(2000年製作の映画)

3.5

広く使える題材。

ちょいちょい目離してしまったし
ラストは好みじゃないけど、
腐りきってない人は浄化されよう。

負けるな。
世界は思ったよりクソじゃない。

手紙は憶えている(2015年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

忘れた者、忘れぬ者、忘れさせぬ者

老いて全てを忘れても尚
身体に染み付くほど人を殺めたんだな。

歴史に刻まれる愚かさや強かさ
だけではない彼らの人間性も見える。

カモン カモン(2021年製作の映画)

3.6

モノクロで美しい。

"平凡なものを不滅にするって
すごくクールだ"

監督&役者インタビュー読了で+

レベル・リッジ(2024年製作の映画)

2.9

セリフが直接的で1から100まで
見せるからやたら長い。睫毛も長い。

もっとアクション見たかったなぁ
筋肉がもったいない。

ムファサ楽しみ🦁

The Son/息子(2022年製作の映画)

3.6

キャスティング強強です。

父へのコンプレックスの連鎖と
家庭内不協和音の表裏に苦しみ、
愛の無力さを思い知れらされる。

鬱は周囲の理解度低いと危険。

隣で見てた私のお母さんは無人島に
放り込んで
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ラ・ジュテ(1962年製作の映画)

3.7

フォトロマンSF短編
単純構成で無駄がないけど軽くない。

記憶に取り憑かれ時間と時代に
翻弄される哀しい男。

美しさよりも戦争の絶望感が
モノクロに凝縮されてる印象。

アグリーズ(2024年製作の映画)

3.0

設定的にもっとえぐいのかと思ったら
ぬるめのティーン向けディストピアSF。

満を持してのシリーズ映画化なのに
レビュー低いし続編打ち切りかしら。

ブラック・クランズマン(2018年製作の映画)

3.6

歴史の負の遺産。
ヘビーなテーマを軽快に突き進んで
風刺とメッセージをぶつけまくる。

実話ベースなんて刑事の度胸たるや。

お爺さんの話とラストが過激で辛い。

エンタメにしてるの理解して見よし。

渇きと偽り(2020年製作の映画)

3.2

過去と現在の2つの事件が複雑に
絡み合う系かと思ってたけど違った。

瑞々しい青春を過ごした川辺の回想は
痛々しいほど美しく描かれていて
荒野との対比でさらに寡黙な主人公の
心情を助長させる。

焦ら
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崖っぷちの男(2011年製作の映画)

3.1

映画初心者なら楽しめるかも。
ガバガバ詰めてほしかったなぁ

アンジーがセクシー過ぎるよ。

灼熱の魂(2010年製作の映画)

3.6

1+1=?

親子の愛と業のきっついお話。

その時代、宗教的制約の色濃い紛争地帯
語られない真実がどれだけあっただろう。

やや強引だけどオブラート加工済。
じゃないと世間に見られないから。

残さ
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ヒットマン(2023年製作の映画)

3.6

冴えない大学教授の隠しきれない筋肉

ちょっとダレる部分もあるけど
期待値高めず行った分楽しめた(失礼)

この題材が実在してたのが面白い。

如何に人格のダイヤルを
コントロールするかで人は変われる
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9人の翻訳家 囚われたベストセラー(2019年製作の映画)

3.5

翻訳家を隔離したダヴィンチコードの
インフェルノから着想を得た物語。

煽り文句にまんまと期待してしまった。
蛇足多い割に低刺激な印象。

多言語飛び交って面白かったのに
そら中国語はだめやーんてなる
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グッドフェローズ(1990年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

実話ベース
ギャングの栄枯盛衰ドラマ

渋かっこいいだけじゃないのがリアル
流儀は守らんとなぁ

当時最高額のルフトハンザ強奪事件
関係メンバー次々と消されて
実際も逮捕者が出てないの凄い闇。

長い
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シャッター アイランド(2009年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

序盤に出てくる手錠した老婆が
怖すぎてやめそうになったけど耐えた。

妄想スイッチや視線に注視すると
さらにおもしろい。

"Shutter Island":"Truths and Lies"
タイト
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ミッドナイト・ラン(1988年製作の映画)

3.8

Midnight Run ="一夜で片付く簡単な仕事"

煙草嫌いのデ・ニーロが最も好きな出演作
(ヘビースモーカーの賞金稼ぎ)

音楽も雰囲気も良いし気軽に観れて
個性的なキャラクターが楽しませてく
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