鼎さんの映画レビュー・感想・評価

鼎

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MOTHER マザー(2020年製作の映画)

3.5

自分の幼少期から思春期にかけて似通った部分が多く忘れていた出来事が反芻されながら物語を追うという不思議な感覚で鑑賞した。
すっかり落ち着いた年齢だから冷静にフィクションとして客観視できたと思うし、断片
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ノイズ(2022年製作の映画)

2.5

田舎の老人勢が若い男を盛り立てながらなんでもかんでも背負わせようとするあの田舎特有の空気はもっと濁っていて鬱屈している。令和になっても閉鎖された地区は変わらずだから嫌だよねー。

それはいいとして、隠
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怪物(2023年製作の映画)

4.0

非現実に思えるほど違和感しかない教員たちの描写に、いじめ隠蔽モノ黒幕は誰だ!真実は一体!?なノリかと思いきや、視点を切り替える群像劇の作りになってから良い意味で裏切られ、是枝作品の中でも2番目くらいに>>続きを読む

望み(2020年製作の映画)

2.5

殺人事件に関与したと思われ、行方不明の息子。
加害者だろうが被害者だろうが家族にとってはバッドエンドなヒューマンドラマ。
何が起きていたかは容易に想像できてしまうんだけど、そこではなく、待つ身としての
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正体(2024年製作の映画)

3.0

主人公・鏑木くんがひたすら可哀想な映画。
しかしまあこんな酷い目に遭いながらよくここまで真っ直ぐな心でやり遂げたなと思うが、そんな事を考えてしまう邪な視聴者と同じでは逆転ヒューマン感動作にはならないの
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シティーハンター(2024年製作の映画)

3.0

何気に「日本での」初実写化。観てないけど非公式のやつは話題になってたっけ。

鈴木亮平が思ったよりずっと冴羽獠。声まで神谷明に聴こえてくるほど完璧なイメージの冴羽獠。まんま。ナイスキャスティング。
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ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE(2023年製作の映画)

3.5

前作観たのいつだったっけ?どんな内容だったっけ?と思いながら再生するも、既視感の連続で「そうだったそうだった」と思い出した気になれるシリーズ。今作で何作目かな?

いや、悪い意味でなくこのシリーズのお
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Broken Rage(2024年製作の映画)

3.5

北野武監督とビートたけし、どちらの面も大ファンで長年敬愛しているので力の入った映画ではないんだろうなと思いながらも実は楽しみにしていた。

予告編で察してはいたが、映画というより長編コント作品。

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オーシャンズ8(2017年製作の映画)

3.0

オーシャンズのスピンオフ作品なので本家に比べると似て非なるモノではあるが、本家キャラのサプライズ的な出演も少しあったり関係性も設定に組み込まれていて血脈は感じる映画。

各方面のプロでありながらどこか
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オーシャンズ13(2007年製作の映画)

4.0

シリーズ3作目にして集大成+綺麗に完結。
前作が2作目にして味変の変化球だったので好感を抱きそのまま日替わりで鑑賞。
1作目の全員が一丸となってトンデモ作戦に臨む爽快感が再びで、またも見事なザ・エンタ
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オーシャンズ12(2004年製作の映画)

3.5

オーシャンズ2作目。
前回のザ・王道シンプルイズベスト ケイパー映画!から一転して今回はじっくり静かに溜めて溜めてどんでん返しとかなり味を変えてきたのが好印象。
大体2作目って1作目を踏襲してさらに派
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オーシャンズ11(2001年製作の映画)

3.5

最近、友人たち3人と某強盗ゲームをやっていてまったくスムーズかつ手際良く奪取が出来ずワイワイと盛り上がってたら、なにかケイパー映画が観たくなってきて公開当時以来に鑑賞した。

今観てもまったく色褪せな
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アイアン・イーグル(1985年製作の映画)

4.5

思い出補正は強いがめちゃくちゃ好きな映画。
敵地に捕まっている父親を救うために18歳のさっきまで高校生だった少年が、現役を引退したベテランパイロットと基地のF-16を無断で拝借し救出作戦を強行するとい
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ジョン・ウィック:コンセクエンス(2023年製作の映画)

3.0

4作目。やっと完結。
3から公開まで長い時間が空いたみたいだけれど、熱心なファンの方はつらかったでしょうね。

最終作っぽい今作はついに上映時間約160分のほとんどをアクションに割くという大胆さ。
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ジョン・ウィック:パラベラム(2019年製作の映画)

3.0

スタンドで絡まれた始まりから世界規模まで話がでかくなったPart3。
もはやストーリーの整合性より、以下にカッコいいアクションを追求するかという映画になったのでそれはそれで潔いのだろうか。レビューする
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ジョン・ウィック:チャプター2(2016年製作の映画)

3.0

キアヌ版「激突!殺人拳」パート2

アクションは全作同様に体術はサニー千葉リスペクトな大暴れ。短期間でジョンのバトルスタイルが変わってもそれはそれでおかしいからね。

奪われた愛車を取り返した途端に廃
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ジョン・ウィック(2014年製作の映画)

3.0

キアヌ版「激突!殺人拳」

心から千葉真一を敬愛しているのが伝わるアクションでほんわかした。手刀を絡めた柔術なんてまんまだものね。本気のリスペクトを感じる。
そこにガンアクションが加わるのでスタイリッ
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ライフ(2017年製作の映画)

3.0

カルビン!めっ!悪い子だ!

密閉された宇宙ステーション内で本能で襲ってくるアメーバ型生命体との攻防。と書いたら途端にチープなイメージになってしまう。
シチュエーション的には金字塔的な作品「エイリアン
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きさらぎ駅(2022年製作の映画)

3.5

ネタ映画としてはやたら評判が良かったので、気が進まなかったが、他に観たい映画が思い浮かばなかったし再生してみた。

回想シーンの、少し出来が良いFPS視点インディーJホラーゲームみたいな作りに初手から
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Human Hibachi(原題)(2020年製作の映画)

3.0

SNSで監督と仲良くさせてもらい、サイン入りのDVDをわざわざ頂きました。大切にしています。

人間を美食的に美味しく余すところなく「いただきます」する映画。
低予算感はありますが、シェフのなんだかす
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トゥルーマン・ショー(1998年製作の映画)

4.0

とても久々に鑑賞。
メタ的な部分や内容の解釈を過去にさんざ書き記した映画。好きなんですよ。

怖くもあるけれど、全世界で熱狂しながら人生を見守ってしまう気持ち(それも怖い)もわかるし、究極に悪趣味だけ
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グランツーリスモ(2023年製作の映画)

3.5

ここ10数年はモータースポーツ界に無頓着だったので、この話はネットニュースの見出しで目にした程度しか知らなかったのだが、元々カート等の経験があったわけでなく単純にゲーマーがプロレーサーになって結果を出>>続きを読む

ポセイドン(2006年製作の映画)

3.0

名作「ポセイドン・アドベンチャー」のリメイク。CG技術の向上で圧倒的に迫力は増したが、やはり味があるのはオリジナル。

とは言え、お約束のご都合主義強運スキル連発さえ気にしなければ、毎回ドキドキのピン
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ジオストーム(2017年製作の映画)

3.0

たまにはおやつを食べながら映画を観ようと思いついたので、こちらを選択。
ディザスターモノは文明と日常が大迫力で破壊される変な爽快さの中にテンプレ的な家族ドラマがあってエンタメとして単純な面白さが好きな
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セブンス・コンチネント(1989年製作の映画)

5.0

通称「感情の氷河化」と呼ばれる三部作の中で、第一作であり長編映画デビューの本作がとても好きだ。
好きという言葉が適切かどうかは疑問だが、とにかく俺は初めて鑑賞した時からこの映画に惚れ込み、心酔している
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ベイビーわるきゅーれ 2ベイビー(2023年製作の映画)

3.0

ゆるい掛け合いも撃ち合いも格闘戦も健在ながら、どれも前作のほうが楽しめたように感じるのは、それだけ一作目の新鮮さが強かったからなのかなと思ったけれど、なんだかんだで楽しく最後まで鑑賞。
緩急のクセが強
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岸辺露伴 ルーヴルへ行く(2023年製作の映画)

3.5

好きな漫画の実写化は抵抗があるのであまり観ないが、露伴ちゃんに関しては評判がいいのでまずはドラマシリーズから鑑賞してみた。
愛読していた漫画の岸部露伴ではなく、高橋一生演じる「実写の露伴」だとスッと頭
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