KMさんの映画レビュー・感想・評価

KM

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PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

4.5

一見すると判を押したような退屈な毎日。だけどイキイキと暮らしているように見える平山さん。消費社会が作り上げたありとあらゆる価値が飽和している現代で、こんな生き方ができることに素直に憧れてしまう。

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トイレのピエタ(2015年製作の映画)

4.0

シーンだけを切り取ると、魅力的な画やセリフがいっぱいあっていい。

けど、それが先立ちすぎて、キャラクター像やストーリー展開が取ってつけた感があって、制作側のオナニーを若干感じてしまったのがちょっと残
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雨に唄えば(1952年製作の映画)

4.3

日本における「ミュージカル映画」のイメージを形作った映画なんだろうなあと。
騒々しくて前向きでどこか哀愁があって。

正直ミュージカルは苦手だけど、ここまでコテコテだと歴史的な芸術作品としてストレスな
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シックス・センス(1999年製作の映画)

4.1

どんでん返しと予備知識を入れてしまっていたがために、オチが予想できてしまったのが残念。記憶を消してもう一回見たい。

視聴者のバイアスを利用するどんでん返し、小さな違和感をあえて作って伏線にするこの感
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ラ・ラ・ランド(2016年製作の映画)

4.5

今更ながら初鑑賞。

ハッピーの押し売りかのような恋愛成就ミュージカルだと勝手に思っていたら、いい意味で期待を裏切られた。

ミュージカルというジャンルなのに、比較的歌い上げるシーンが少なくて音楽と演
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カッコーの巣の上で(1975年製作の映画)

4.4

過去鑑賞。
鑑賞後の余韻がすごい。

電気ショックやロボトミー手術など、いわゆる「お仕置き」でしかない治療がカルチャーショックだった。日本でも当時はあったんだろうか。

「カッコーの巣」とは英語圏での
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ナイト・オン・ザ・プラネット(1991年製作の映画)

4.5

ミニマルなシチュエーション、ちょっとだけ風変わりで一時的な出会い、劇的な展開も特にない、日常の些細な部分にスポットライトが当たってそれぞれの人生がチラ見えする、クスッと笑えてどこかほっこりするこの感じ>>続きを読む

マイ・プライベート・アイダホ(1991年製作の映画)

3.9

いちおうロードムービーの部類なのかな?
映像が独特かつ退廃的な美しさもあり主役2人がとにかくカッコいいからそれだけで全部見れちゃうけど、内容はやや難解だった。

マイクが母親を探し続ける理由は、自分の
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ラブ・アクチュアリー(2003年製作の映画)

3.7

古き良きイギリス映画だな〜って感じ。親友の奥さんに想いを伝えるシーンは哀愁があって良かったけど、その後の秘密のキスみたいなノリは、はぁ?ってなった。
やっぱ全体的に直情的なノリが強くて、好き嫌いがはっ
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地下水道(1956年製作の映画)

4.4

過去視聴。
客観視できる時限定だけど、絶望を突き詰めて突き詰めて突き詰めたものは芸術になり得るんだと思い知った映画。
登場人物たちは笑えてくるほどの絶望を味わってるのに、画面を通すとどこを切りとっても
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銀魂(2017年製作の映画)

4.0

銀魂というコンテンツがシンプルに面白い、という一言に尽きる。

リンダ リンダ リンダ(2005年製作の映画)

4.3

この空気感が大好きですわ。最後のライブシーン、なぜか何度見ても泣いちゃう。

セント・オブ・ウーマン/夢の香り(1992年製作の映画)

4.3

カッコよくてかわいいアルパチーノがとにかく最高。

優等生なチャーリーだけど、思春期特有のウブ感と少しのクソガキ感がちゃんとあってよかった。
フランク大佐は権威ぶる老害ムーブを散々とるけど、上品さと色
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セレンディピティ(2001年製作の映画)

3.8

結局くっつくんかい!!!ってなる。最後まですれ違い続けて終わったら名作だった。

グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち(1997年製作の映画)

4.3

君のせいじゃない。このセリフに最大限の救いと優しさを持たせるために丁寧に積み上げられた映画。

他人と壁を作るかのように、人を見下し自己開示をしようとしないウィル。聡明であるが故に、自分がなぜそんな生
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ベンジャミン・バトン 数奇な人生(2008年製作の映画)

3.9

期待しすぎていたのか、思ったより刺さらんかった。

設定はめちゃくちゃ面白い発想なのに、いまいちその設定を活かしきれてない印象。
見た目が逆行して成長したらどんなことが起こるのか?の掘り下げをもう少し
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羊たちの沈黙(1990年製作の映画)

4.4

評価は知ってて見なければとは思っていながら、なぜか避けてきてやっとこさ視聴。
結論ド傑作だった。

映画史に残るサイコキラーが出るっていうのはなんとなく知ってたけど、物語の軸からしたらサブキャラ的な立
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ユージュアル・サスペクツ(1995年製作の映画)

4.5

どんでん返し映画、という予備知識だけ入れてしまった状態で視聴。かかって見過ぎちゃって、あーやっぱりか。。。となってしまったのが残念。
とはいえ、どんでん返し要素を抜きにしてもしっかり面白い。男心をくす
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カラオケ行こ!(2024年製作の映画)

4.3

邦画に求める要素が詰まってる。奇妙なシチュエーション、クスッと笑える、ちょっと泣ける、見た後少しだけ爽やかな気持ちになれるこの感じ。疲れてる時にリピートして観たくなる映画。

オットーという男(2022年製作の映画)

4.0

現代人には実感しづらい種類の優しさと温かさ。
自分の起こした行動で、少しずつ周りに受け入れられていくのは嬉しいだろうなあ。

サマータイムマシン・ブルース(2005年製作の映画)

4.3

オチが良すぎる。
好きな子と自分が結婚してしまうと未来が変わってしまって、結果的に過去も変わるから現在も無くなる。
馬鹿馬鹿しさと切なさがちょうどいいバランスで好き。

ベイビーわるきゅーれ 2ベイビー(2023年製作の映画)

4.1

シンプルに面白い!アクションシーンとしては最高だけど、殺し屋の仕事としてはめっちゃ非効率な戦い方してるなあとは思ってしまった。ライバル演出じゃなくてもっと無双して欲しかった。

セトウツミ(2016年製作の映画)

3.9

原作が好きなこともありちゃんと面白く見れたけど、映画にする意味は全くないんじゃとは思う。これなら別に漫画でいい。

翔んで埼玉 ~琵琶湖より愛をこめて~(2023年製作の映画)

3.7

脳死で見れる、というより真剣に見る方が逆にこの映画に失礼なんじゃないかと思うほど大真面目に馬鹿なことしてる。面白い。

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