地球外生命体さんの映画レビュー・感想・評価

地球外生命体

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死霊のはらわた ライジング(2023年製作の映画)

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サム・ライミ監督の出世作となった傑作ホラー『死霊のはらわた』シリーズの正統続編で、ロサンゼルスを舞台に死霊軍団と人間たちの戦いを描いたアクションホラー。

オリジナルシリーズの生みの親サム・ライミと主
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マッド・ハイジ(2022年製作の映画)

3.2

名作児童文学『アルプスの少女ハイジ』を大胆にアレンジし、R18+指定のエログロバイオレンス描写を満載にしたB級エクスプロイテーション映画に仕立てた異色のスイス映画。

制作資金はクラウドファンディング
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憐れみの3章(2024年製作の映画)

4.0

『女王陛下のお気に入り』『哀れなるものたち』に続いてヨルゴス・ランティモス監督とエマ・ストーンがタッグを組み、愛と支配をめぐる3つの物語で構成したアンソロジー。

3章ともに同じ名前、同じ人物として登
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空白(2021年製作の映画)

3.2

吉田恵輔監督によるオリジナル脚本作品で、古田新太主演、松坂桃李共演で描くヒューマンサスペンス。

女子中学生の添田花音はスーパーで万引しようとしたところを店長の青柳直人に見つかり、追いかけられた末に車
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To Leslie トゥ・レスリー(2022年製作の映画)

3.1

宝くじで高額当選するも酒に溺れたことで行き場を失ったシングルマザーの姿を描き、主演のアンドレア・ライズボローが第95回アカデミー賞で主演女優賞にノミネートされたドラマ。

監督は『13の理由』『ハウス
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アメリカから来た少女/アメリカン・ガール(2021年製作の映画)

3.3

女性監督ロアン・フォンイーが、SARSウィルスで揺れる2003年、台北を舞台に、乳がんになった母をもつ少女の心の軌跡を、陰影深い圧倒的な映像美で描く、半自伝的映画。

『百日告別』のトム・リン監督がプ
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マー ―サイコパスの狂気の地下室―(2019年製作の映画)

2.4

『ヘルプ 心がつなぐストーリー』のテイト・テイラー監督が、同作でアカデミー助演女優賞を受賞したオクタビア・スペンサー主演で放つリベンジスリラー。

オハイオ州のとある街で孤独な生活を送る女性スー・アン
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ザ・キラー(2023年製作の映画)

3.2

鬼才デビッド・フィンチャー監督が、アカデミー賞10部門にノミネートされた前作『Mank マンク』に続いてNetflixオリジナル映画として手がけた作品で、マイケル・ファスベンダーを主演に迎えて描いたサ>>続きを読む

エイリアン:ロムルス(2024年製作の映画)

3.2

リドリー・スコット監督による1979年の傑作『エイリアン』の“その後”を舞台に、エイリアンの恐怖に遭遇した若者たちの運命を描くSFサバイバルスリラー。フェデ・アルバレスがメガホンをとり、リドリー・スコ>>続きを読む

アポカリプスZ ~終末の始まり~(2024年製作の映画)

3.0

スペイン産ゾンビ・アクション・スリラー。

原作は、米国のベストセラーリストに載った数少ない現代のスペイン作家のひとりである、マネル・ロウレイロのデビュー作『Apocalipsis Z. El pri
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(2022年製作の映画)

3.2

32歳の演劇監督エレナは、子供に恵まれず不妊治療をする中で、夫のレオンと微妙な関係を続けている。孤児たちのために演劇を通して芸術で人生を考えさせる啓発プログラムを考案。NPOの助成を受け、アフリカ大陸>>続きを読む

エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

3.2

カンフーとマルチバース(並行宇宙)の要素を掛け合わせ、生活に追われるごく普通の中年女性が、マルチバースを行き来し、カンフーマスターとなって世界を救うことになる姿を描いた異色アクションエンタテインメント>>続きを読む

デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

3.3

ドゥニ・ビルヌーブ監督がフランク・ハーバートのSF小説を映画化し、第94回アカデミー賞で6部門に輝いたSFアドベンチャー大作『DUNE デューン 砂の惑星』の続編。

その惑星を制する者が全宇宙を制す
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エグザイル/絆(2006年製作の映画)

3.1

『エレクション』シリーズや『PTU』『ザ・ミッション 非情の掟』で知られる香港ノワールの名匠ジョニー・トーが、裏社会に生きる男たちの熱い絆を描いたハードボイルドアクション。

1999年、中国への返還
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逆転のトライアングル(2022年製作の映画)

3.2

『フレンチアルプスで起きたこと』『ザ・スクエア 思いやりの聖域』など、人間に対する鋭い観察眼とブラックユーモアにあふれた作品で高い評価を受けてきたスウェーデンの鬼才リューベン・オストルンドが、ファッシ>>続きを読む

雪山の絆(2023年製作の映画)

3.2

J・A・バヨナ監督が14年ぶりに母国語であるスペイン語の映画を手がけ、1970年代にアンデス山脈で起きた遭難事故の実話をもとに描いた人間ドラマ。

事故機に搭乗していたラグビー選手団が所属するウルグア
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スマイル(2022年製作の映画)

2.7

不気味な笑顔がつなぐ死の連鎖を描き、新人監督による低予算作品ながらアメリカでスマッシュヒットを記録したホラー映画。パーカー・フィンが長編初監督・脚本を手がけ、2020年に自身が制作した短編『ローラは眠>>続きを読む

ベニー・ラブズ・ユー(2019年製作の映画)

2.9

殺人鬼と化したぬいぐるみが引き起こす惨劇を描いたイギリス製ホラー。

本作が初長編となるカール・ホルトが監督・脚本・主演を務めた。

おもちゃデザイナーとして働く実家暮らしの男性ジャックは、35歳の誕
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GOLDFISH(2023年製作の映画)

2.6

1978年から活動するパンクバンド「アナーキー(亜無亜危異)」のギタリスト・藤沼伸一が、永瀬正敏を主演に迎えて撮りあげた映画監督デビュー作。

1980年代に社会現象を巻き起こしながらも、メンバーのハ
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愛に乱暴(2024年製作の映画)

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『悪人』『怒り』などで知られる作家・吉田修一の同名小説を江口のりこ主演で映画化し、愛のいびつな衝動と暴走を緊迫感あふれるタッチで描いたヒューマンサスペンス。

★2013年第26回このミステリーがすご
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VIRUS ウィルス:32(2022年製作の映画)

2.6

人間捕食後32秒間だけ動きが止まるゾンビとの死闘を描いた南米発のアクションスリラー。

『108時間』のグスタボ・エルナンデスが監督を務めた。

ウルグアイの首都モンテビデオで、感染すると凶暴化する謎
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ヒンターラント(2021年製作の映画)

3.0

『ヒトラーの贋札』で第80回アカデミー外国語映画賞を受賞したステファン・ルツォビツキー監督が、残酷な戦争が生んだ悲劇を全編ブルーバック撮影による美しい悪夢のような映像で描き、2021年・第74回ロカル>>続きを読む

白頭山大噴火(2019年製作の映画)

2.8

イ・ビョンホンとハ・ジョンウが初共演を果たしたディザスターパニックアクション。『彼とわたしの漂流日記』のイ・ヘジュン監督と、『神と共に』シリーズの撮影監督キム・ビョンソが共同でメガホンをとった。

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リコーダーのテスト(2011年製作の映画)

3.3

長編初監督作『はちどり』(2018)で、第56回百想芸術大賞映画部門監督賞、第56回大鐘賞映画祭新人監督賞、第40回青龍映画賞脚本賞などを受賞し鮮烈なデビューを飾ったキム・ボラ監督が、2011年に発表>>続きを読む

レオノールの脳内ヒプナゴジア(半覚醒)(2022年製作の映画)

3.1

頭部を強打してヒプナゴジア(半覚醒)に陥った元映画監督が、脳内でアクション映画の世界を駆けめぐる姿を描いたフィリピン発の奇想天外コメディ。

フィリピン人として初めて英国ロイヤル・ナショナル・シアター
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Cloud クラウド(2024年製作の映画)

3.5

黒沢清監督が菅田将暉を主演に迎え、憎悪の連鎖から生まれた集団狂気に狙われる男の恐怖を描いたサスペンススリラー。

第97回米国アカデミー賞国際長編映画賞日本代表作品。

町工場で働きながら転売屋として
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あしたの少女(2022年製作の映画)

3.2

『私の少女』のチョン・ジュリ監督とペ・ドゥナが8年ぶり再タッグを組み、2017年に韓国で起こった実在の事件をモチーフに、ごく普通の少女が過酷な労働環境に疲れ果て自死へと追い込まれていく姿をリアルに描い>>続きを読む

レスリング・ウィズ・シャドウズ(1998年製作の映画)

2.9

全米プロレス王者の栄光と挫折を赤裸々に記録したドキュメンタリー映画。

ブレット・ハート側の物語に寄りすぎだと批判もあるが、それ以上に当時のプロレス業界を大きく揺るがせた事件の瞬間をリアルに捉え、これ
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あのこと(2021年製作の映画)

3.5

2022年度のノーベル文学賞を受賞した作家アニー・エルノーが若き日の実体験をもとにつづった短編小説『事件』を映画化。

『ナチス第三の男』などの脚本を手がけたオドレイ・ディワンが監督を務め、2021年
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PIGGY ピギー(2022年製作の映画)

2.9

自分をいじめる同級生を目の前で誘拐された少女が究極の選択を迫られる姿を描いたスペイン発のリベンジホラー。

テレビ業界でキャリアを積んだカルロタ・ペレダ監督が、ゴヤ賞を受賞した2018年制作の短編映画
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蛇の道(2024年製作の映画)

3.1

黒沢清監督が柴咲コウを主演に迎え、1998年に手がけた同名映画をフランスに舞台を移してセルフリメイクしたリベンジサスペンス。

娘を殺された父親と彼に手を貸す精神科医が繰り広げる徹底した復讐の行方を、
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CLOSE/クロース(2022年製作の映画)

3.2

トランスジェンダーの主人公がバレリーナを目指す姿を描いた『Girl ガール』でカンヌ国際映画祭のカメラドール(新人監督賞)を受賞したルーカス・ドン監督が、13歳の2人の少年に起こる関係の変化を描いた長>>続きを読む

建築学概論(2012年製作の映画)

3.3

イ・ヨンジュ監督が、延世大学で建築学を専攻し、建築士とて20年間働いた経験から書いた脚本を2012年に映画化、社会現象的な大ヒットを記録した純愛ラブストーリー。

韓国で410万人を動員し、『私の頭の
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ナイトスイム(2024年製作の映画)

2.4

憧れのプール付き物件に引っ越した一家を襲う恐怖を描いたホラー映画。

ジェームズ・ワンとジェイソン・ブラムが『M3GAN ミーガン』に続いてタッグを組んで製作を手がけ、ブライス・マクガイア監督が201
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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

3.5

クリストファー・ノーラン監督が、原子爆弾の開発に成功したことで「原爆の父」と呼ばれたアメリカの物理学者ロバート・オッペンハイマーを題材に描いた歴史映画。

2006年ピュリッツァー賞を受賞した、カイ・
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ドライブアウェイ・ドールズ(2023年製作の映画)

3.4

兄ジョエル・コーエンと『ファーゴ』『ノーカントリー』など数多くの作品を手がけてきたイーサン・コーエンの初単独監督作品。

ドライブに出かけた2人の女性が、謎のスーツケースをめぐってさまざまな事件に巻き
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