常希さんの映画レビュー・感想・評価

常希

常希

シカゴ7裁判(2020年製作の映画)

5.0

侮辱されて当然なクレイジー判事の無茶苦茶すぎる立ち振る舞いによって「このジジイどうにもならんわ…」と半ば諦めモードに入ってたのでラストの展開には当然大喜び。老害エンターテイメント。
傑作。

ドント・ルック・アップ(2021年製作の映画)

4.2

新年一発目に世界の終わりをニコニコで鑑賞。大スターの集結っぷりが天災レベル。お腹いっぱい良い映画。

ザ・キラー(2023年製作の映画)

3.9

一流の精神性を持ちながら仕事っぷりは超二流という「あちゃ〜」な殺し屋ファスベンダーに親近感しか湧かない。「即興はよせ」と自分に言い聞かせたそばから始まるアドリブ全開泥沼ファイトで爆笑。

ゾディアック(2006年製作の映画)

3.7

わかりやすい快感はないのにズルズルと観入ってしまう。作品全体を包むモヤモヤっとした空気感による謎の心地よさ。

キングダム・オブ・ヘブン(2005年製作の映画)

3.7

要所要所にある見せ場と主要人物のキャラ立ちのおかけで興味が持続。かなり楽しく観れた。

エクソダス:神と王(2014年製作の映画)

3.4

神の御業という最強設定を限界までフル活用した、ワニから始まる災いリレーに大興奮。

グラディエーターII 英雄を呼ぶ声(2024年製作の映画)

3.7

リドスコの造るローマ2024Ver.がIMAXの大画面で観れただけで満足。しかもサメ入り巨大プールでの海戦ロールプレイまで入ってて超お得。全乗せリドスコ丼ムービー。

ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ(2024年製作の映画)

3.6

信者を束ねて権力と対峙する話かと思いきや全然そんなことはなかったけど、一応納得のいく結末は迎えれていたと思う。権力もそれと対峙する弱者も極端な回答を出せばそれ相応の負荷をかけられる。結局は互いが歩み寄>>続きを読む

ジョーカー(2019年製作の映画)

4.8

限界を超えてもかかり続ける負荷。何一つ救われず、ただ耐え続けた結果、残されたのはピストルと狂気、そんな状況で「暴力はダメ」なんて言えない。不当な仕打ちに対する反乱の火花。

ナミビアの砂漠(2024年製作の映画)

3.7

なけなしの社会性を駆使して生きにくい世の中を必死にもがく。ただ生存すること、それが何より難しい。

あんのこと(2023年製作の映画)

3.4

自傷的な姿勢が徐々に変化していたのに…。壊すのは簡単で修復することは死ぬほど難しい。終わりなき綱渡り。

マイ・インターン(2015年製作の映画)

1.5

ゼロカロリームービー。ノンストレスでクリーンなだけ。

Mr.&Mrs. スミス(2005年製作の映画)

3.5

大スター2人のちょっとした仕草に「かっけえ…」となる。スマートなテンポとスター性でバカすぎる設定を成立させる。観てる側も程よくバカになれる良い映画。

ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅(2013年製作の映画)

3.9

終盤の展開でじんわり温かい気持ちに。観てるこっち側まで救われる。

ハウルの動く城(2004年製作の映画)

4.4

ジブリに調教された俺は美味そうな飯とドロドロが出てくるだけで大喜び。わけがわからん話をこんだけ面白くできる才能、マジで唯一無二。なんで感動してるのかをうまく説明することができないのに、なんかすごい良い>>続きを読む

夢と狂気の王国(2013年製作の映画)

-

宮崎駿もいつかはいなくなってしまうということとやっぱり自分はジブリが大好きだということを再認識。もらったものは本当に大切なものになったし、これからもいろんな人にそういうものをわたし続けていくんだと思う>>続きを読む

The Witch/魔女(2018年製作の映画)

3.7

後半は完全にシリアルキラーの順繰り殺戮ムービー。瞬間移動で相手の死角に回り込みニヤつきながらキルするという圧倒的スラッシャー映画な立ち回りを披露する主人公。圧巻。

希望の灯り(2018年製作の映画)

3.7

生きにくい世の中でなんとか燃え続ける命の炎。

わたしの叔父さん(2019年製作の映画)

4.2

苦しい過去をめぐる葛藤。それを包み込む何気ない日常の描写がめちゃめちゃに美しい。観てる側がつい笑顔になってしまう瞬間も多々あり「あちゃ〜」なデートシーンはさすがに爆笑。クリスが笑ってくれるだけでわしら>>続きを読む

秘密の森の、その向こう(2021年製作の映画)

4.0

すんごいありがたいものを受け取った感じがするけど、ちょっと言語化が難しい。患部を優しくさすってもらうことで痛みが少し和らぐような、そんな感覚。

聖なる犯罪者(2019年製作の映画)

3.4

みんなどこかしら屈折している。不完全ながらも必死に生きていく姿に惹き寄せられる。

フォードvsフェラーリ(2019年製作の映画)

3.8

ジェームズ・マンゴールド、今までの認識は「え〜、『ウルヴァリン:SAMURAI』撮ったあのマンゴールドだろぉ〜」だったけど、今後は「『フォードvsフェラーリ』を撮られたあのマンゴールド監督ですね!あり>>続きを読む

検察側の罪人(2018年製作の映画)

3.5

事後の二宮和也と吉高由里子が創り出す芸術性の高い添い寝を半笑いで観察。急に出てくる"大人の男の流儀"は意味わからんすぎて困惑。でも何故か観直したくなっちゃうアンバランスな良作。

インサイド・ヘッド2(2024年製作の映画)

5.0

前作を大幅にグレードアップ。辛い記憶を無意識に抑え込むことで生じる不適応。客観的な知見に基づいたストーリー、なのに理屈っぽすぎず超楽しい。そして終盤、不完全さを受容する優しすぎるハグに涙。完全無欠のピ>>続きを読む

ナイト&デイ(2010年製作の映画)

3.4

超人クラスの大スター2人が繰り広げる「何じゃこりゃ…」な展開をニコニコ観てるだけで勝手に終わるサクサクお手軽ムービー。終盤の唐突すぎる闘牛大量発生はさすがに意味わからんすぎて爆笑。

LOGAN ローガン(2017年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

長すぎる生とシリーズを背負う重圧からの解放。本当にお疲れ様でした。

X-MEN:アポカリプス(2016年製作の映画)

3.2

全能すぎるラスボス相手に人数差つけた出力勝負を挑む脳筋集団X-MENが好き。質より量を体現。

ロープ/戦場の生命線(2015年製作の映画)

3.9

戦争によって生じる責任の所在を明確にできない問題が物事をより複雑に。何事も思い通りには進まない、そんなもどかしさを享受する。サクッと楽しめる良作に出会えて嬉しい。

映画 聲の形(2016年製作の映画)

3.4

学童期パートの手際の良さに「まさか本気で7巻分まとめきるつもりか!?」と期待しちゃったけど全然そんなことはなくめちゃめちゃに端折られてた。真柴くんが元担任に水ぶっかけるとことか観たかった。

ルックバック(2024年製作の映画)

5.0

生きる過程で捨ててきた大切だったはずのものの前に無理やり引きずり出される。ひたむきにもがく姿、自分にはなれなかった、あんな風になりたかった。
傑作。

スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース(2023年製作の映画)

4.1

蜘蛛人間の悲しき宿命。苦しい過去を背負った奴らの陽気な振る舞いに泣く。スーパークールなシリーズ。最高の締め方を期待。

スパイダーマン:スパイダーバース(2018年製作の映画)

4.0

あらゆる要素が高水準!「はいはい、マルチバースね、わかったわかった」って観る前は思ってたけど、全然わかってなかった!すいませんでした!!!