こういちろうさんの映画レビュー・感想・評価

こういちろう

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バッドランズ/地獄の逃避行(1973年製作の映画)

3.0

テレンス・マリックの長編デビュー作とは如何に?ということで観てきました。

ロードムービー風に出て来る米国の荒野など、画は綺麗だった。印象としては、ヴェンダースの『パリ、テキサス』って感じだろうか。
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Playground/校庭(2021年製作の映画)

3.0

ダルデンヌ兄弟風。
小学校の校庭などで起きることをリアルに、ノラ目線で映す。
ノラ役のマヤちゃんの前半部分の不安そうな表情が上手い。

ノラが小学校デビューして、孤独で不安でたまらなくて、お兄ちゃんを
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Flow(2024年製作の映画)

5.0

たくさんの期待を持って鑑賞。
セリフがないのはわかって観ました。

期待以上の画の美しさ!
透明感がありつつ、色鮮やか!
水彩画のようでいて、アクリル画のようでもある。

水面の表現がとても綺麗。その
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ANORA アノーラ(2024年製作の映画)

4.0

きれいな三幕構成。
一幕(序)は、アノーラとイヴァンが遊び呆ける時間が長くて、全然感情移入できなくて、どうしてパルムドール&アカデミー作品賞?これってただのおとぎ話では?と思って観ていた。

二幕(破
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アルプス(2011年製作の映画)

3.7

けしてつまらない映画ではない。
何が描かれているか最大の注意力を払って観た。

ただ、始めは、あらすじの前半部分しか意識しておらず、人の死や、遺された人の気持ちを正面から扱った作品と思って観てしまった
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太陽がいっぱい(1960年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

名作。昔、TVで観た記憶があるけど、細部は覚えておらず、今回、劇場初鑑賞。映画館で鑑賞できたことに喜びを感じる。

ニーノ・ロータの有名な曲も、やはりかっこよい。

アラン・ドロン演じるトム・リプリー
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キネッタ(2005年製作の映画)

2.7

セリフ少なっ!
元々、セリフが少ない上に、勘違いで『アルプス』のあらすじを頭に置いた状態で映画を観たために、余計に混乱。
なかなか苦痛な1時間半でした。

自分にとっては、この映画のわかりずらさは、『
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籠の中の乙女 4Kレストア版(2009年製作の映画)

3.4

シュール過ぎるけど、面白かった。
あの暴力お父さん、優しそうなのに、狂信的で、家族を騙し(妻は確信犯だけど)恐ろしい。
でも、現実にいそうなので、余計怖いと思う。
事実を間違っているといい、物事を自分
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プレゼンス 存在(2024年製作の映画)

2.8

意外と薄いなというのが率直な感想。ソダーバーグなのに。

その「存在」の目線からの映像で徹底されていることは新しいかも知れない。

一応、時々力を発揮することはあるものの、基本的には、割と自然にそこに
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砂の器(1974年製作の映画)

3.8

面白かった。原作を読んだのは昔なので、はっきり覚えていないけど、さすがに映画版は、原作をそれなりに簡略化しているみたい。

原作の面白さなのだろうけど、「東北弁のカメダ」というだけの手掛かりから、物語
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リアル・ペイン〜心の旅〜(2024年製作の映画)

3.9

人間の複雑さが上手く表れている味わい深い作品。
原題でもあるタイトルの「リアル・ペイン」は、ダブル・ミーニングで、「真の痛み」や「うんざりするほど困った人や物事」を意味するとのこと。なるほど。

一見
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死に損なった男(2024年製作の映画)

3.8

それなりに楽しめました。キャラクターが必ずしも一面的ではなかったことと、それなりに伏線が組まれたドラマになっていたことがよかったです。

主人公が見た目フツーな感じであるため、リアリズムが出ていたかも
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ドライブ・イン・マンハッタン(2023年製作の映画)

2.8

この映画でいちばんよかったのは、作品そのものではなくて、予告編映像なのではないかと思う。
夜のニューヨークで空港からマンハッタンに向かうタクシーの車内でのふたりの会話。この設定だけでも観たくなる。
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ゆきてかへらぬ(2025年製作の映画)

2.9

作品の時代に合わせて衣装・美術・セットなど用意しないといけないので予算がかかる中、製作されたのは素晴らしいかも。
画面の色合いも合っていた。チラシなどのビジュアルも良い。

一方、気のせいか、セリフが
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お葬式(1984年製作の映画)

3.9

伊丹十三作品は劇場初鑑賞。
愛すべき人間たちがコメディの形をとって、リアリズムを持って描かれていた。

名優が揃っていた。財津一郎演じる里見のポジションがいい。

自分にはしっかり判断する知識はないけ
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聖なるイチジクの種(2024年製作の映画)

3.9

この作品をどうみたらよいのか、けっこう難しい。
もちろん、政教一致で、原理主義的で、政府を批判する人々を弾圧する現在のイランを批判する映画であることは明らかではあるけど、この作品の、特に後半に描かれる
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ゴーストワールド(2001年製作の映画)

4.1

面白かった。自由過ぎるイーニドが、自分には小気味良かったけど、人によって印象は大きく違うかも知れないなと思う。

途中途中のギャグ的シーンが面白すぎる。イーニドの自由奔放さがあっての笑いだと思う。
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ザ・ルーム・ネクスト・ドア(2024年製作の映画)

3.7

美しく上品でインテリジェントな作品だった。
会話劇が続くけど、セリフが高尚で知的。聞いていて飽きない。
衣装含めて画面がとても綺麗。

死は美しいばかりではないとは思うけど、アルモドバル監督の理想がこ
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ブレックファスト・クラブ(1985年製作の映画)

3.0

正直、セリフはそんなによくもなく、感情移入も全然できず、全体としては意外とつまらなかったのだけど、鑑賞後感はさほど悪くなかった。
これって、不条理劇?舞台劇?
基本的に、高校の図書室の外にほぼ出ず、中
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セプテンバー5(2024年製作の映画)

4.1

実にスリリングな作品だった。カメラの切り替えが速くスピード感があり、時にはクローズアップを使ったり、映像の質が高い。
この作品では、ABCの放送ブースのある建物・敷地から外に出ない。選手村の映像も出て
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洗骨(2018年製作の映画)

3.1

粟国島の美しい風景がよかった。音楽もよい。
終盤がよかった。(当然十分な取材をしただろうから)洗骨の作法がしっかり描かれていて素晴らしいし、貴重でもある。ご遺骨の再現性も高いと思われた。

一方で、好
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秋刀魚の味 デジタル修復版(1962年製作の映画)

4.0

小津安二郎の作品をいくつか観ると、またこの構図かあ、セリフは意外と固いかも、セリフの後ろの部分をやたら繰り返すよな、とか、またこの設定ですか、とか思ってしまったりするけれど、ドラマはやはりいいな、と改>>続きを読む

ビーキーパー(2024年製作の映画)

3.1

トランスポーターから22年、何となくフケ感を感じさせないステイサムはすごいかも。初めから髪を短くしておくとよいのかもw
今回、劇中、ステイサム先生は(仮に字幕が正確なら)「俺は善を信じる」みたいなこと
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ミッシング・チャイルド・ビデオテープ(2025年製作の映画)

2.1

このレビューはネタバレを含みます

知り合いが観たという話を聞き、観ました。自然体なら観てないかも。意外と楽しめた感じはする。
暗めの画面が何かが起きそうな雰囲気を醸し出していてよい。ジャンプスケアがないことは素晴らしい点。
また、映画
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死霊のはらわた(1981年製作の映画)

3.1

この「名作」を映画館で観られてよかった。
笑い声が起きていたが、そのとおり、笑って観る映画だと思う。

死霊に取りつかれた登場人物の毒々しいメイクがやり過ぎ感があってすばらしい。そして彼らを倒すための
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お引越し 4Kリマスター版(1993年製作の映画)

4.2

主人公レンコ役の田畑智子が上手すぎる。相米監督にたまたま誘われてオーディションを受けたらしいけど、田畑智子に演じさせるために作られた作品であるという気すらする。相米監督の子役への演出がどんなだか知りた>>続きを読む

ミツバチのささやき(1973年製作の映画)

3.9

とにかくアナちゃん、イザベルちゃんのかわいさに尽きる!
設定が1940年とは言え、新しい建物は映らず、情感たっぷりの建物ばかりで、村の景色含めて画がとても綺麗。

大人たちを含めて登場人物のセリフがも
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お早よう(1959年製作の映画)

3.1

住宅の室内を映す構図や、セリフをしゃべる主人公の顔を画面いっぱいに正面にとらえる撮り方は、小津作品としてわかりやすい・・。
ちなみに、演者さんは共演者に向かってではなくて、カメラに正対して演技するわけ
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フェイブルマンズ(2022年製作の映画)

4.7

自分にとっては余韻たなびく作品だった。笑えるシーン、泣いてしまうシーンがたくさんあり、エンタメ映画としても十分に作り込まれていて、さすがスピルバーグ!という作品だった。

どこまでフィクションを入れて
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海街diary(2015年製作の映画)

3.8

テレビ(録画)で視聴。原作マンガは未読です。
鎌倉の街と海、広い日本家屋、4姉妹と揃えば、それらでもはや最強という気もするが、広瀬すずの表情や視線の移動など、細かい演技(是枝演出?)も素晴らしい。
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パピヨン(1973年製作の映画)

4.0

強い意思を持ち行動することの大切さに気付かせてくれる映画だと思う。
大きな展開がいくつかあって、2時間半あっても飽きない。
今、そういう作品が作られるのかどうかわからないけど、信頼や友情も正面から描か
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(2025年製作の映画)

3.8

白黒の画面と日本家屋がマッチしていてよかった。あの日本家屋はセットではなく、実際に人が住んでいるのを借りて撮影したらしい。

お話は、観客の解釈に委ねられている部分がとても多くて、そういう意味では楽し
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Cloud クラウド(2024年製作の映画)

2.9

確かに、この作品は、単に後半の長い○○○シーンを描きたかっただけなのかなあ、とは思う。

転売屋やってて、そこまで恨まれるかなー?

○○○シーンは、さすがにしっかり目に描かれていたような気がします。
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Chime(2024年製作の映画)

3.1

料理教室から始まるのは面白いかも。

チャイムが聴こえた人の行動には、衝動が外に向くか、内に向くかの違いがあるわけだけど、説明がないからよくわからない。

チャイムが聴こえて異常行動するのなら、隠蔽と
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機動戦士Gundam GQuuuuuuX -Beginning-(2025年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

ファーストガンダム好きには、かなりサービス精神が溢れた作品でよかったです(特に前半)。
劇伴音楽がファーストと同じものを使っていて、構図もキャラも、基本的にファーストを踏襲しているのは、ありがたい。
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おんどりの鳴く前に(2022年製作の映画)

4.2

映画が始まってから5分の4くらいは、ほんとに退屈で、何度も腕時計に目をやってしまった。セリフは少なく、そのセリフにもピリッとしたものはなく、無駄なセリフ、無駄なシーンも多かったような印象があった。
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