宮崎駿のフェイブルマンズ、或いはややスケールは小さいがホーリーモーターズ。
まるで終幕のような、墓標のような映画
まさか『怪獣のあとしまつ』よりチープでバカな映画に仕上がるとは思いもしなかった。
『シン・ゴジラ』が滅茶苦茶な演出でも映画として成立していたのは、ゴジラというフォーマットが優れていたから。一方そもそ>>続きを読む
僕も彼女を女の子に寝取られたことあるからね、分かるよ、君のこと。
ヒッチコック〜今泉力哉〜ヴィスコンティ
風呂場の磨りガラス越しの会話に痺れる。断絶。
長い2ショットの中、致命的なまでに交わらない視線(留守番電話とさえも!)。恐らく交わっているであろう視線すらフレームで遮られてしまう。すぐそこにいるあなたをどんなに遠く感じるか。
眺める車窓はまるで>>続きを読む
堂々巡りの不毛な討論。荒唐無稽なラストに第二章で提示されたフィクションの項目が刺さる。
私たちの日常がいかにメディア=メッセージに囲まれているか。明らかに過多な自主規制のメッセージとルーマニアの街並み>>続きを読む
中盤の驚異的な長回しも然ることながら、随所に使われる俯瞰ショットが見事。亡霊のように過去と現在、妄想と現実を彷徨う作品を表象している。
話は意味分からないのに、ぐいぐい引っ張っていく怪作。何となくスコ>>続きを読む
予告編の作りが上手いというか狡い。ランティモス的な不穏さを期待したら、30分くらいから普通にホラーだった。
猫たまらん。
誰もルバーブと偽物を見分けられないシーンがあるが、そもそも撮影自体複数の猫とダミーで行われているはずで観客への皮肉も込みなのか…
猫アレルギーが出落ちではなく、最後まで物語のキーになるの>>続きを読む