友ニさんの映画レビュー・感想・評価

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ラブドガン(2004年製作の映画)

3.5

 永瀬正敏のこういう作品は良いですね。
自然体でカッコつけが様になっている俳優では一番ですね。
 男三人のイキリ合戦で、ストーリーはあってないような感じですし、終始画面が暗い色調なので、スマホで観てい
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JSA(2000年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

 分断国家ならではの、厳しく、切ない作品です。

 北側の方が警備が緩いと、ある識者が言ってましたが、同じ民族どうしですし、実際にこんなことがあってもおかしくはない話ではあります。
 始めはどちらがど
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マッド・リベンジャー/復讐のデスロード(2019年製作の映画)

2.5

 タイトルからお察しの通り、誰がどう見てもパチモノであろうことは容易に想像できます。

 どれだけパクっているのか、ちょっと怖いもの見たさで鑑賞しました。が、格好や世界観等一生懸命似せようとしてはいま
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1987、ある闘いの真実(2017年製作の映画)

4.8

このレビューはネタバレを含みます

 これもまた、傑作です。

 12月3日の戒厳令による民主主義を守ろうとする市民達のあの熱さ。光州事件があったからこそだとはよく言われています。その光州事件の概要をこの作品によって知りました。
 
 
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グリーンブック(2018年製作の映画)

4.8

 クリスマスなので再鑑賞。
 この時期に観るとより味わい深いです。
 月並みですが、笑いあり、涙ありの本当に良い作品です。
 ケンタッキーフライドチキンのくだり、あのドンシャーリーのイヤそうな表情仕草
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82年生まれ、キム・ジヨン(2019年製作の映画)

4.0

 女性讃歌。虐げられてきた女性達の魂の叫び。
 原作が社会現象になったということは、それまで女性がどれだけ虐げられ抑えられてきたのかを反証しているのでしょう。

 印象に残るのは、それぞれの母親ですね
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1950 鋼の第7中隊(2021年製作の映画)

3.5

 カネと労力にあかせて戦闘シーンは迫力がありそれなりにおもしろいとは思いますが、中国でつくるとなるとやっぱりこうなってしまうところが、いささか残念ではあります。

 完全なる中国人民解放軍礼賛の限界プ
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グッドナイト&グッドラック(2005年製作の映画)

5.0

 報道に携わる人間なら絶対に観るべき。

 この作品の舞台となった1950年代の赤狩りの時代、そしてこの作品が制作公開されたアメリカがイラクへ軍事侵攻真っ只中の2000年代、その頃と比べて今の日本の大
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ウエスト・サイド・ストーリー(2021年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

 たまに映画好きあるあるで、
『あの名作の感動をこれから初めて味わえるなんて!うらやましい!』
 という、変化球マウントを言ったり言われたりしますが、今回は言われる方。
『ウェストサイド ストーリー』
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ボストン市庁舎(2020年製作の映画)

4.3

 ボストンというと学都であり、リベラル、インテリジェンスな街のイメージを勝手に想像しておりました。
 そんなボストンでも、やはり他のアメリカの都市部と同じような問題の存在を市民達の切実な訴えが表してい
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フォレスト・ガンプ/一期一会(1994年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

 一途な愛を貫いた、と言えば聞こえは良いですけどねぇ…。都合の良い時だけ体良く利用されただけなのではないかと思うのは、穿った見方でしょうか。
  
 ベビーブーマー世代が、自分の半生とオーヴァーラップ
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KUBO/クボ 二本の弦の秘密(2016年製作の映画)

3.5

 ストップモーション アニメとは、なんとなくは想像できますが、きちんと観たことはなかったので、ちょっと興味本意で観てみました。

 外国制作なんですね。日本大好きYOU達が集まってワイワイ作ったのでし
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オール・ユー・ニード・イズ・キル(2014年製作の映画)

3.5

 『このウジ虫野郎!』
 都合、何回このセリフを聞かされたのでしょうか。

 RPGですね。

 ことSF作品というものは、自分の理解や価値観、世の中の常識等の及ばないところでストーリーが展開していく
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マッドマックス 怒りのデス・ロード(2015年製作の映画)

5.0

 疾風怒濤のカーチェイス。
 何度観ても、初めて観るような高揚感。

 砂嵐に巻き込まれ高く舞い上がり打ち上げ花火のように散っていくウォーボーイズが最高です。

 最高すぎて感想とか批評とか書けません
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枯れ葉(2023年製作の映画)

3.8

 落ち着いた現実感のあるストーリー展開、セリフ廻し、舞台背景とどれをとっても必要最低限。今時、若手の自主制作でももうちょっとなんかあるだろうとツッコミたくなります。
 冷戦期の東ヨーロッパあたりの作品
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ダンケルク(2017年製作の映画)

3.8

 この作品でダンケルクの救出作戦というものがあったことを初めて知りました。
 それだけでこの作品の意義は十分あるだろうと思います。
 第二次世界大戦初期の出来事であろうことはわかりますが、いかんせん前
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野火(2014年製作の映画)

4.8

 言葉がない、言葉が出ない。
 素晴らしい反戦映画。

 原作者本人が実体験した戦場の悲惨さ、残酷さ、理不尽さを思うと、批評感想としてあの場面がどうだとか、あの登場人物はどうなのかなどと言うことは私に
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ヤクザと憲法(2015年製作の映画)

3.5

 何より、あの検察官。国家権力を笠に着たあの横柄な態度が実に腹立だしい。
 どっちがヤクザなのか?
 あのシーンがこの作品のタイトルを如実に言い表わしていると思います。

ぬいぐるみとしゃべる人はやさしい(2023年製作の映画)

3.5

 タイトルが気になってつい観てしまいました。
 最初はあの『ぬいサー』の部員たちの活動にちょっと引いてしまいますが、次第にほのぼのとした中にも、それぞれ若者たちの葛藤が自然体に描かれていて良い作品でし
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バービー(2023年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

 すべての男性必見の作品でしょう。
 ざっくりとではありますが、楽しくフェミニズムを勉強できます。

 バービー人形という、男が考える『一般的な意味での』理想の女性像を絡ませるという視点がおもしろいで
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フェラーリ(2023年製作の映画)

4.0

 わたくしのようなクルマ好きの方はそうでしょうが、『Ford vs Ferrari』の再来を期待していくと少々拍子抜けします。
 まず何よりフェラーリと言ったら『F1』ですが、大人の事情でしょう、その
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マッドマックス:フュリオサ(2024年製作の映画)

4.5

 フュリオサの成長譚。

 まだこれから観に行かれる方々も多いと思いますので、あまり期待値を上げすぎるのも良くないのですが…。

 間違いなく素晴らしい。
 4DXで鑑賞しましたので、文字通り椅子か
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花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

 他人の恋愛を見るのってなんでこんなに楽しいんでしょう。
 前半の甘酸っぱいウキウキと後半の駄目になっていく現実感。
 飾り気のない、ノンフィクションを観ているような作品でした。

 クライマックスは
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ライトスタッフ(1983年製作の映画)

3.8

 空軍パイロットのマッチョイズムがカッコいい、アメリカ宇宙開拓のサクセスストーリーではありますが、今観ると、その影で翻弄されていたパートナー達の苦悩の方が印象的ですね。
 ‘80年代の作品ですので、大
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スノーデン(2016年製作の映画)

4.0

 スマホを触るのが恐ろしくなりました。

 本当にここまでのことが行われているのでしょうか?行われているとしたら、もはや何をやろうが開き直るしかないですね。アメリカという国はとんでもない国です。そりゃ
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ナワリヌイ(2022年製作の映画)

4.8

 追悼 アレクセイ ナワリヌイ
 プーチン独裁に敢然と立ち向かった、ロシアの歴史に必ずや名を残すであろう活動家の訃報が今日、世界中を駆け巡りました。

 これにより、ロシアの民主主義が後退しないことを
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武器よさらば(1957年製作の映画)

3.5

 教養として鑑賞。
 関係ができるまでの展開の早さに面食らいつつ、中ほどからは恋愛の明るさと戦争の暗さのチャプターが交互に折り重なって、それぞれがより際立つ構成でした。
 ラストは意外でした…。

 
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シン・ゴジラ(2016年製作の映画)

4.0

 素晴らしいシミュレーション映画でした。
 庵野監督らしい徹底した完璧主義。

 いつものゴジラを想像していただけに、余計あの子供のゴジラの今までにないリアルな気持ち悪さが印象に残ります。スクリーンで
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隠し砦の三悪人(1958年製作の映画)

3.8

 姫様の目ヂカラにやられます。
 小学生の時に怒られた担任の先生を思い出しました。
 娯楽作としての要素のためとはいえ、女性キャラクターをあの位置に持ってきたのは、当時としては画期的だったのではないで
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いちご白書(1970年製作の映画)

4.3

 1970年の公開いうことで、あの時代の空気感雰囲気がよく伝わってくる作品でした。ドキュメンタリーを観ているようです。
 クライマックスの、車座になってJ.レノンの『平和を我等に』を皆で歌うシーンは、
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告発(1995年製作の映画)

4.0

 こういう法律家の努力があって、今の人権擁護の価値観が形成されてきたことをあらためて教えてくれる作品です。

 未だに日本では死刑制度が存在し、それを支持する世論もマジョリティであります。しかし、その
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バッファロー’66(1998年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

 たまに自分を誘拐した犯罪者に情が移るなんていう話を聞いたりしますが、初恋こじらせDV男の身勝手な妄想ですね。
 とくに前半は、モラハラが酷くて観ていられません。
 ラストも『あゝ、やっぱりな…。』と
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素晴らしき哉、人生!(1946年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

 イソップ童話ですね。
 クリスマスにはアメリカ人は必ず家族でこの作品を鑑賞すると、町山智浩氏が言ってました。
 その理由がよくわかります。
 人生とはなんなのか、何が大事なのかを教えてくれますね。
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レインマン(1988年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

 数多いバディ作品の中でも傑作の一つ。
 
 B.レヴィンソン監督入魂の一作。
 自閉症の男とそれを厄介者扱いする弟を真面目に愚直に描いています。
 アメリカの良心を描くのを得意とする監督ですが、テー
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バンクシー 抗うものたちのアート革命(2020年製作の映画)

4.0

 流石イギリス、パンク発祥の地。
 これこそ、芸術は虐げられた人々の魂の叫びから産まれることの証。

 最近はあまり見なくなりましたが、いっとき10年から20年くらい前でしょうか、街や街道沿いなんかで
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ゴジラ(1954年製作の映画)

4.0

 初めて観ましたが、これは反戦映画ですね。核兵器に対するアンチテーゼ。

 1954年公開ですが、まだ戦後9年しか経っていない時ですから、まだまだ戦争のトラウマが人々の心に残っている時代です。なおかつ
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