彼は確かにスーパーマンだった
本物のヒーローとは、壁に直面しても諦めずに越えようとする普通の人のこと。
父から自分が父になる番、自分は父のようにはならない。その強い思いゆえに、家族というものへの人一>>続きを読む
監督らしい動物疑似家族による、言語も種も越える流浪の舟旅はぼくらの今これからのようだ
ぼくらが生きる現実世界を映し出すように人類の文明が滅び、洪水で水位は上がった(現実に直面している海面上昇)後に、>>続きを読む
脚を縛っても子供は大きくなる
当選おめでとう!おどろおどろしい雰囲気ありありで、特に作品中盤くらいまでビビりまくっていた…。アートホラーっぽい雰囲気のくせして、割としっかり音でもビビらせてきたのちょ>>続きを読む
笑っていればラッキーが転がり込む
現代らしい疑似家族モノだけど、題材に対してキレイにパッケージされすぎて、邦画メジャーらしいクサさ・無害さ。意図的かもしれないけど、現在と過去が分かり辛くて、そこに作>>続きを読む
いけないことはいけない、それって"普通"のことじゃない?だったら助けてよ
ぼくは見てます。人の弱みに付け込んで、利用するなんて最低です。権力や文字通りの力、必ず強い立場の人間から弱い立場の人間へと行>>続きを読む
ゲームオーバーよりゲームクリアのほうが悲しい
たのしー…。一見さんでもわかるように回想シーンも挟みつつ、"ザファ"こと『THE FIRST SLUM DUNK』宮城リョータのポジションに研磨。ただ、>>続きを読む
死から逃れて
生への執着。輪郭線を描かないで境界が溶けるような(ゲーム画面みたいな?)アニメーションで綴られる、この寓話的な美しい物語にはセリフもなく、まるで「ワンダと巨像」でも見ているような気持ち>>続きを読む
重力に抗う必然の超大作
満を持しての映画化は、素晴らしいキャストとスタッフによって目も耳も心も奪われる、今の時代にも十分刺さるテーマを問う映画の魔法だった。鑑賞後もまさしく重力のように引き戻されては>>続きを読む
なにこれ、どういう状況?わかんない
「拾えよ」
寄りと緑、言動と思考、あるいは感覚。リビールショットのように観客には何が起こっているのかわからない既成事実として一種のドキュメンタリー性を帯びて描かれ>>続きを読む
悪夢を跳ね除ける力が僕らにはきっとある
ワン・アンド・オンリーなポン・ジュノ監督のフィルモグラフィーにおいて本作は新鮮さよりコレコレという安定感に似た興奮と確かな映画的カタルシスを与えてくれる、混沌>>続きを読む
確信は罪…悩めるローレンス!
それは進化を止め、退化させる。祈っても祈っても祈りは届かない、教会(組織)の腐敗。そんな絶対的男性社会の中で、(未だに!!)何者でもない女性という存在。従来の体制や社会>>続きを読む
ブレないイーライ・ロス流ホラーコメディ
タイトル前のアバンパートから腹抱えて爆笑!いや、そこまでしてワッフルメーカー要るか?人間の醜さアホすぎるって…。グロと笑いを量産してくれる、『スクリーム』的ミ>>続きを読む
理解不能なことが相次ぐこの世の中、みんな俳優だからムキ出しに言い争って嘘(デマ)や人としては恥ずべきことはやめよう!コロナでみんな辛くても、そこで人として退化するのでなく、ピンチのときだからこそより良>>続きを読む
自分の創造物が自分を救ってくれる
そして、自身の生い立ちや今までの人生の道程と向き合う追体験。それはきっと本人が亡くなってからも、君を通して僕らは生き続ける。後世に残る表現の力が、多くの人の心の中で>>続きを読む
切り捨て御免に御免の、前言撤回御免!たとえ発言を翻してでも、正々堂々嘘偽りのない"清廉潔白"より、人としてもっと大切なもの
正々堂々嘘偽りなく打ちたい「碁」とはまさしく生き方そのもので、「碁盤」は人>>続きを読む
彼女の真の能力は予知能力じゃない!運転スキルと無謀なカースタントへ挑む度胸・肝っ玉だ!!
ラジー賞受賞の結果発表タイミングと見放題配信開始タイミング合わせた?いやいや、まさかそんなこと〜…けど正直そ>>続きを読む
あらゆる差別と密接に関わる性産業における表層のシンデレラ・ストーリー、その見せかけっぷりをブチ壊して告発する
セックスワーカーコミュニティに降りかかる幸運と悲劇、夢の続きとその残酷さ。市井の人々とい>>続きを読む
こじらせ厨二病の筋書きなんてどうでもいいけど、金子監督らしい作品で岡田将生がノリノリに吠える!両者の持ち味が存分に生かされた作品
(※スティーヴン・キングの『ゴールデンボーイ』は関係ありません)
本>>続きを読む
「趣味:トンデモ処刑マシン作り」なジグソウ、弟子への2代目ジグソウ襲名・伝統芸引き継ぎ期間に開催された処刑マシン展示会24SSコレクション!
真面目に生きる市井の人々をカモにする輩は言語両断許せない>>続きを読む
"結局他人事"に挑む追体験!『それでも夜は明ける』『ムーンライト』のPLAN Bらしい黒人史映画、つまり自分にとって特別になる作品ではないけど今を生きる私たちが一度は観るべきよくできた作品
毎年のよ>>続きを読む
カメラが映し出す理不尽で悲痛な記録の数々から平和な未来への希求へ ― 微かな一筋の希望を与えれてくるのもまた人だ
故郷=生まれた場所はひとつ、覚えている私たちの家、草、山、鶏小屋、学校…なぜ奪う?イ>>続きを読む
ママン お願い!
貸して!どこかもかしこもストライキの日に限って食べたくなるパパの味、思い出の料理。美しいアニメーションに生き生きとしたキャラクターたちによるかわいらしい物語、そして包み込まれるよう>>続きを読む
「大丈夫、未来は変えられる」― だれも"運命の人/赤い糸"だなんて言わなくなった、夢も見れない今日に坂元裕二さんが描くこと。おかげで僕らはまた恐竜とその先の真実の愛を発見できる!
恋は盲目、結婚は4>>続きを読む
社会(制度)がいくら変わっても、男の性がいつまでも残念ながら変わらないのなら、女性が変わるしかない…のか
(本当はそうならない世の中であるべきだが)
今この時もどこかで悪い恋をしている世の女性たちに>>続きを読む
北野武の暴力✕ビートたけしの笑い
混ぜもの=暴力と笑いという2本軸を殺し屋の理想(フィクション)と現実のギャップを明確なコントラストで描くチャレンジングな中長編映画で、日本の配信映画への取り組み方と>>続きを読む
話せばわかる?新世界と銘打つにはまるで不十分で、何をしたいのかわからない(アンソニー・マッキーは悪くない、むしろ本作の中で数少ない良い点だ)
傑作『ウィンター・ソルジャー』を踏襲・彷彿とさせる展開が>>続きを読む
マッツに耕せないものはない!北欧の荒野と観客の心をマッツ・ファミリーが力強く豊かにするエピック
今度のマッツは、開拓不可能な荒野開拓ミッション!"王の家"で見捨てられた人々が身を寄せ合う反骨の ― >>続きを読む
だれの事件
だれの責任?報道の功罪。緊迫の映像と、1時間半の短い尺を無駄にすることなく濃密な時間で駆け抜ける編集で、報道の義務と責任を描く実話モノの報道スリラー。"実話"モノとは言っても、例えば『大>>続きを読む
パパの言いなり
神への服従と信仰心、父権制・夫への忠誠心。ヒジャブに象徴される国家や文化が求めてくる(その多くは女性に強いてくる)、体制への疑問符と大文字の"NO!"を突きつける。作品が見せる表情が>>続きを読む
記憶が邪魔になること、傷ついた魂が惹かれ合うこと
家族が「あなたはこうすべき(あるべき)だ!」と枠にはめてくること。シルヴィアとソール、彼らを取り囲む周囲(家族)の環境など一見鏡写しのようでもある2>>続きを読む
ウィル・フェレルの微笑み
コメディとは対立である!…という大原則に則った、ありがちな展開に終始する本作。だから全編にわたって「コレ(以前に)観たって」という既視感がスゴいけど、それでもやっぱりウィル>>続きを読む
子育てに忙殺されるすべての女性とその夫に捧ぐヘンテコな家族応援讃歌
"ビッチ"=俗・軽蔑的に使われるその言葉の本来の意味は、雌犬。芸術家としての夢や自己実現を諦めた専業主婦エイミー・アダムス✕マリエ>>続きを読む
河合優実がすごい
入江監督特有のクサさは本作でも消えないが、目先に囚われない本質的な一筋の希望にリーチしようとする作り手のスタンスと映画としての構成を損なってでも伝えたかったこと…。気になりつつ、ヘ>>続きを読む
運命は人柄が作る
いかなる逆境にも決して諦めない不屈の精神、継続は力なり。ロッキーを生んだフィラデルフィアから、またしても胸をアツくさせるスポーツ映画が届いた感動の実話!我らがJ. Loジェニファー>>続きを読む
最高にバカバカしくて好きなハマる人にはハマる深夜映画枠
バカみたいに笑えるというか本当にバカげた話!お下品ながらテンポのいいユーモアのセンス。大袈裟オーバーな演出など見方によっては小ザムいけど、その>>続きを読む