エイプリルさんの映画レビュー・感想・評価 - 10ページ目

エイプリル

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ステイ(2005年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

非常に映像効果が美しい映画です。映画の良いところはテレビではできないような効果を視覚的に見せてくれることだと思っているので、この映画はその点に関しては非常に素晴らしかったです。ただ、この映像の美しさや>>続きを読む

ピザ!(2014年製作の映画)

4.4

このレビューはネタバレを含みます

設定自体はシリアスですが、子ども達のバイタリティもあって終始明るい気持ちで見ることができる映画でした。
舞台がインドのスラムということで、主人公を取り巻く環境は劣悪で、そこかしこに差別されているような
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本当の目的(2015年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

あまり有名な作品ではないと思うのですが、とても良い作品でした。
この作品の特筆すべきところは、二人の女性の秘密が徐々に明かされていくというところです。特に主人公のヤナは初めは視聴者と同じような目線に立
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泥棒役者(2017年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

初めの30分とそれ以降ではかなり異なる展開になっています。初めだけ見て合わないなと思って視聴をやめてしまうのは勿体無いです。逆に初めのようなコント映画を期待して見ると肩透かしを食うかもしれません。
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Sweet Rain 死神の精度(2007年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

死神が出逢いによって死生観を変えていくお話でした。
2時間弱くらいの映画なのですが、緩やかな繋がりがある短編3本によって構成されている映画で、一気に2時間見るのが辛い人も区切りながら見れるので良いので
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キラー・メイズ(2017年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

パッケージに出てくる変な顔の奴はいつ出てくるんだろうと思っていたら最後にちょこっとだけで、しかも特に何の役割もありませんでした。
ストーリーで言えば上記のような、意味があるようなないようなシーンが繰り
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純平、考え直せ(2018年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

表面上はヤクザ映画ですが、その内容はインターネット皮肉り映画でした。
組の命令で鉄砲玉になるまでの3日間、好きな女性ができたり、ずっと会っていなかった先輩や母親と会ったり、見ず知らずの老人と焼肉を食べ
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ブロー・ザ・マン・ダウン~女たちの協定~(2019年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

ものすごく派手な映画ではありませんが、とても余韻の残るいい映画でした。
男性社会の中で売春宿をしながらでも自らのプライドを守らざるを得なかった女性たちが、新しい時代を迎える中で葛藤していく、という映画
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ハッピー・デス・デイ 2U(2019年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

完全に前作の続編です。「2」とタイトルのつく映画の中には「前作を見ていなくても大丈夫です」と銘打たれて発表されることも多いのですが、今作は前作ありきですので、これだけ見ても楽しめないと思います。
一応
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ハッピー・デス・デイ(2017年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

ホラーっぽいストーリーですが、怖い場面はほとんどありません。サスペンス風エンタメ映画です。
自分を殺したのが入院中の殺人鬼だと推察して対策を打つ場面は、結局知り合いでもなんでもない人が犯人だったのでが
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モネ・ゲーム(2012年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

セリフ回しが軽妙な面白コメディ映画でした。
この映画の良いところのほとんどはヒロインの活躍で、その豪快な活躍っぷりが見れただけでも十分視聴価値があると思っています。
もっと深くテーマを追いかけていくと
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劇場版 ガンダム Gのレコンギスタ I 行け!コア・ファイター(2019年製作の映画)

4.5

テレビ版も好きで見ていましたが、劇場版ということでさらに面白くなっています。
物語が分かりやすくなっているということも重要ですが、単に心理描写が多くなったということや説明台詞が多くなっただけではなく、
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真夏の夜の夢(1999年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

実は原作を読んだことなく、この映画で初めて本作を知ります。
シェイクスピアの作品ということで堅苦しい文学的作品を覚悟していたのですが、全くそうではなく純然たるコメディでした。
森の中で惚れ薬のせいで違
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アバウト・タイム 愛おしい時間について(2013年製作の映画)

4.4

このレビューはネタバレを含みます

この監督の別の作品である「ラブアクチュアリー」が個人的にはいまいちで、本作品もそれほど期待していなかったのですが、こちらは名作でした。
タイムトラベル能力を持つ青年がその力を使って人生をより良い方向に
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黒い箱のアリス(2017年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

最近見た映画の中でも文句なしに変な映画です。
父親の死などの悲劇を防ぐために黒い箱を通して過去にメッセージを送ったり自らが戻ったりするというストーリーです。ストーリーだけ述べると本当にそれだけで、近年
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クレヨンしんちゃん ガチンコ!逆襲のロボとーちゃん(2014年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

ロボットに改造された父親が実は本物ではなかったということがこの映画の全てです。その他悪の組織が暗躍したりはするのですが、そっちは子ども向けのアニメ用の設定と展開ということで、本質的なテーマとしては扱っ>>続きを読む

嘘八百(2017年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

登場人物の食べる様子がとても美味しそうだったり、冬の寒さが伝わるような画面づくりが上手だったり、個性的な登場人物がたくさん出演していたりと、場面一つ一つを丁寧に作っている様子が分かり、なかなか見ていて>>続きを読む

ロング・トレイル!(2015年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

視聴前は男二人のトレイルものということで、美しい映像溢れる大人っぽい映画かと思っていたのですが、人と人とのコミュニケーションを中心とした映画でした。もちろん美しい映像はたくさんありますが、それだけで終>>続きを読む

ドリームハウス(2011年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

何度もこちらの思い込みをひっくり返されるエンタメ重視のサスペンス映画でした。
この映画の良かったところは何度もこちらが前提として持っている知識や認識を裏返す仕掛けが大量に作られていたところです。
・タ
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MAMA(2013年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

基盤はホラー映画でしたし、主人公側から見た悪役も登場します。ですがこの映画を単なるホラー映画にしていないのは、決着のつけ方にあると思いました。
最終的にヴィクトリアはアナベルという新しい母を選びますが
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日日是好日(2018年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

茶道の世界の話を描いているように見えますが、その実、「新しい世界への移行」というテーマを描いている映画です。
初めは茶道をすることも乗り気ではなかった主人公ですが、だんだんと茶道にはまっていく展開で進
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カリスマ(1999年製作の映画)

4.7

このレビューはネタバレを含みます

非常に示唆に富む面白い映画でした。
「カリスマ」と呼ばれる1本の木を巡っていろんな立場の人間が争ったりする話です。
難解な映画として紹介されることも多い映画ですが、それぞれの登場人物が何の象徴なのかを
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パッチ・オブ・フォグ −偽りの友人−(2015年製作の映画)

4.4

このレビューはネタバレを含みます

作家のサンディと彼に付き纏うロバートを中心に進む物語です。
ロバートの演技が非常に上手で、友達を作ったことのない男の気持ち悪さ、執着の怖さがすごくよく表現されています。普通の映画であればストーカーに付
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ブエノスアイレス恋愛事情(2011年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

映像にかなりのこだわりを感じる映画です。
ブエノスアイレスという街のことをほとんど知らなかったので、画面を見ているだけでも旅行した気分になれるような映画でした。
決まった目標や分かりやすいストーリーは
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ラブ・アクチュアリー(2003年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

最後の30分に全ての力を注ぎ込んだような映画でした。
様々なカップルのストーリーが断続的に語られて、最後の最後まで彼らが交わることはありません。群像劇的手法を用いた似たような雰囲気の映画にはニューイヤ
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スイス・アーミー・マン(2016年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

不思議な寓話のような話でした。海外の短編集にはこういった類の話はよくあるのですが、映画では珍しいと思います。
表現力がとても優れた映画で、色んな何気ないシーンで心を揺さぶられます。
この映画のスタート
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ファイト・クラブ(1999年製作の映画)

4.9

このレビューはネタバレを含みます

名作の多いデヴィッド・フィンチャーの作品の中でも最高峰の作品だと思います。
カメラワークが秀逸で長い映画なのに飽きることもありません。
ストーリーがダイジェストのように感じられる人もいるかもしれません
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素敵なウソの恋まじない(2014年製作の映画)

2.8

このレビューはネタバレを含みます

「終わり良ければ全てよし」の映画でした。
音楽も美術もストーリーも全てロマンス映画であることを主張しますし、そのような映画として視聴するのは間違いないと思います。ですが演出を少し変えればサイコホラーで
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アンフレンデッド:ダークウェブ(2018年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

映画にどういったことを求めるのか、ということによって評価が分かれそうな映画だと思いました。
本作は全編MacOSの画面上が映し出されており、つまりラストシーン以外はずっとパソコン画面上で繰り広げられる
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真夜中のパリでヒャッハー!(2014年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

こちらが第1作目と知らずに世界の果てまでを先に見ました。
メインキャラクターがほぼ同じで構成もよく似たコメディなのですが、2作目では主人公たちが巻き込まれる形でストーリーが進んでいくのに対して、1作目
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世界の果てまでヒャッハー!(2015年製作の映画)

4.6

このレビューはネタバレを含みます

邦題を見ると安っぽいコメディ映画のように見えますが、かなりクオリティの高い映画です。
もちろん全編コメディではあるのですが、場面がコロコロ変わるので中だるみすることなく見ることができます。ストーリーの
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カメラを止めるな!(2017年製作の映画)

4.7

このレビューはネタバレを含みます

前情報全くなく見ましたが、上映当時人気があったことも分かる名作でした。
通常の作品であれば、冒頭の映画部分は番組でした、というところをどんでん返しとして使ってスタッフロール、となりそうなものですが、本
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キング・オブ・コメディ(1983年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

全編通して退屈な時間のない映画でした。時代を超えて今でも視聴されることの多い映画ということで、さすがという感じです。
途中まで主役のルパートがクレイジーな行動ばかり取るので、ヒヤヒヤしながら観ていまし
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EVA エヴァ(2011年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

ガチガチのSF映画というよりは、SFテイストのヒューマンドラマといった感じの映画です。
この映画で何より良いのは、人工知能のプログラムを行う際のインターフェースです。現在のプログラム言語が徐々に感覚的
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プール(2009年製作の映画)

3.1

タイの映像で目を楽しませてくれる映画でした。
ストーリーは気に入る人もいれば気に入らない人もいるだろうなあという、何というか純文学的な物語です。何かの事件が起きて、それを解決するようなエンタメ映画を求
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散歩する侵略者(2017年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

SF小説の分かりにくさをそのまま映像化したような作品で、個人的には好みでした。
ただ、概念を奪う宇宙人というわくわくするような設定がありながら、概念を奪うという行為そのものが相手に対する攻撃手段にしか
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