独立運動から戦争か、今の日本では想像が出来ないけれど、切なすぎる内容。密偵という複雑に絡み合った関係性と裏切りとどんでん返しの構成には圧巻。ドラマ性と社会性を織り交ぜた見応えのある映画だった。
優しい映画。やむにやまれぬ事情があって子どもを捨てる…確かにそんなつらいこともあるんだろうな。
子どもの幸せを最優先に考える大人、そうでない人がいるのも確かだけれど、親になりたい願う人達もいる。ブロー>>続きを読む
幸せとは何なのか、世界は何で出来ているのか?経済や物質的な豊かさで見えなくなっている本当の価値ある人生を考えさせる映画でした。
能登杜氏の壮絶な酒との戦い。蔵に入ったら親の死に目にも会えず半年間蔵から出ないという凄まじさ。
本物の味は確かに繊細で澄んでいて至福の瞬間を覚えるものでした。こんなドキュメンタリーがあったのかと映画の>>続きを読む
終始陽気すぎるレバノンの人達。外圧や戦争の渦中でもアイデンティティであるワインを守り抜き、そして最後には笑顔で乾杯する。まさにカッコイイ生き方。
完全中立国が存在する為には並外れた外交では立ち行かない。ましてや中南米と言う社会主義国と民主主義国との間にあって、ややもするとすぐに武装国家に飲み込まれてしまいそうな小国コスタリカ。
それでも中立を貫>>続きを読む
大号泣です。自閉症の子どもへの誤解と偏見。それにも負けずに純粋な心で証人になろうとするジウ。出世の道が約束されながら、ある疑念に突き動かされ、被告人の弁護士でありながら迷いを隠せないスノ。
2人の交流>>続きを読む
なんとも終始苦しくなる内容です。
人は群れの心理の中で、何が正義か分からなくなってしまう瞬間があるのでしょうね。そして、熱狂は残酷な武器を作り上げてしまう。誰のせいでもない誤った方向性に囚われる恐ろし>>続きを読む
インド映画はとにかく長い。でも、その長さを感じさせないくらい面白かった!インド映画らしく突拍子もない設定が幾つもあるけれど、純粋に勧善懲悪や正義や愛、友情など分かりやすくて心地よい。そして、何より主人>>続きを読む
何度目かのレゲエブームで知ったボブ・マーリー。歌詞の意味も知らず、ただの流行りなのだと思っていたが、彼の生きた時代、国、内戦の最中で生きる人達の、心からの平和への渇望がこんなにも詰まっていたとは…36>>続きを読む
生きるために走り、戦地を逃れてもやはり生きるために走ったグオル・マリアル。彼はその後アイデンティティの為に戦いその為に走った。
そして今もなお同郷の人々に支持され、そして皆のために国の為に走り続けてい>>続きを読む
「寿」シネマで鑑賞
食を大事にすることは社会を豊かにすること。食にまつわる循環が地域社会を豊かにし繋がっていく。
ただエネルギーとして消費するのではなく、自分と地域を豊かにする食事のあり方を考えさせら>>続きを読む
「寿」シネマで鑑賞
とても素敵なドキュメンタリー。2人の考え方は少し違うが方向は同じ。 傷ついた人が癒されるために、ツツは「コンパッション」言い、ダライ・ラマは「幸せはスキル」だという。方法は違えど2>>続きを読む
面白い!痛快さは前作同様。
やはりヒーロー物は勧善懲悪が分かりやすくて良いなと思う。
昔風で言う冒険活劇的なエンタメ要素満載で素直に楽しめた♪
こんな映画を知らなかったなんて不覚。展開は荒いけれどアパルトヘイトという重たい人種問題、その根底にあるイギリス人に対するアフリカーナという白人同士の差別も扱っており、社会派映画としても観応えは十分だっ>>続きを読む
芥川賞作品なのでいつかは観たいと思っていたが、原作も読まないままやっと鑑賞。
多分原作はもっとえぐい感じなのではないかと想像するが、思ったほど醜悪さはなかった。
文学作品は内面的な描写が難しのだろうな>>続きを読む
ディカプリオの悪役ぶりが秀逸!
タランティーノ作品らしく最後はかなりのドンパチ。だれが監督だったかすぐにわかる。
アメリカではフーヴァー寄りだと言う事で評価が低かったような気がするが、確かに、史実での執拗な権力保持にまつわる諜報活動が、弱い男フーヴァーの保身ための必然のような描き方になっていて、そんなにナイーブで>>続きを読む
偏見と自我の塊のようなロン。
自身がHIVに感染し、徐々に同じく余命宣告を受けて苦しむ人々と気持ちが一体化し、やがて偏見は無くなり、むしろマイノリティや効果の薄い新薬に苦しむ患者に私財をなげうっても加>>続きを読む
面白かった!このシリーズは外れなしだなと思う。
それだけトム・クルーズ始めスタッフの面々は力入れてるんだろうな。
しかし、続編に繋がるとは壮大な。
次回作は初期の頃のようなコンピューター(今回はAIか>>続きを読む
主人公が高齢だからなのか、淡々と静かに物語が進んでいく。
倒れた兄に会いに行く。ただそれだけのストーリー。
旅の挫折を何度となく味わっても、自分の力で行くことに固執する。
そこにはどんな思いがあるの>>続きを読む
ストーリー自体は犬神家のオマージュっぽく、ハラハラ・ドキドキするも推理小説よろしく、先の読める展開とテンポの良さで、まぁ普通の映画かなと。
しかし、やはりここは田村作品。
巧みな言葉選びとウンチクが炸>>続きを読む
スピルバーグが人種問題に重きを置く理由が分かりました。
感受性豊かで、周囲に恵まれ順風満帆に過ごした少年時代。
対象的に差別の的にされ不遇な時期を過ごす青年期。このコントラストが内面に与えたもの、そし>>続きを読む
エルヴィスの時代背景や思想、取巻きの金銭感覚と商品と化したエルヴィスへの常軌を逸した人権感覚の崩壊。知らなかったことだらけ。
それだけでも驚きだったけれど、エルヴィスの音楽に対する情熱や時代に抗ってで>>続きを読む
これはなかなか素敵な映画ですね。
ロバート・デ・ニーロだし、まぁいつでも観れるか、などと思いつつ今頃観ましたが(笑)
今の時代にはそぐわないことも多い内容ですが、ロバート・デ・ニーロ演じるベンの繊細な>>続きを読む
なぜこの映画を観たいリストに入れたのか?
多分賞を取っていたり、ストーリーや設定を文章で書かれたら、そそられるものがあったのかも知れない。
しかし、分かりにくい…後から思えば様々な事を皮肉ったり揶揄し>>続きを読む
懐かしい曲が満載。バブルの絶頂期だったか。
バブルでなくても幼馴染とのバカをやって楽しく過ごした日々はきっと誰しもあるのでは。
大人になるとそれぞれの生き方が待っている。成功する者、そうでない者、幸せ>>続きを読む
なんの映画だったか…サイレントからトーキーに変わる頃の映画があったような…
その時代は分からないけれど、当時の映画業界では悲喜交交だったのがよく分かる。
映画と時代、映画史の1ページは人類の進歩の歴史>>続きを読む
凄まじい映画。ビジュアル的に食わず嫌いだったが、主人公は、グロテスクな外見とは違ってインテリで本当は物静かな男。
死に直面しては読んでいた「白鯨」についてのエッセイ。死にそうなら救急車だというのに、な>>続きを読む
終始何となく不穏な空気が流れる。父親と娘は互いに愛し合っているが、やはり気まずい空気感になることだってある。それは、思春期を迎えた子供と深い闇を隠し持っている父親だからなおさら。
しかし、親子の絆は>>続きを読む
なんちゅう映画だ!ハチャメチャ過ぎて意味が分からん。最後までよく分からん。
でも、テンポの良さと繰り返すアクションの中で徐々に設定が理解出来るようになっている。
そして、ハチャメチャSFカンフー映画な>>続きを読む
「野火」を観たので塚本晋也監督の原点とも言える「鉄男」を鑑賞。
当時は観たかったがなんだか怖いなという印象で後回しにしたままだった。
内容は観ても良くわからないまま、どうなっちゃうんだ!?という好奇心>>続きを読む