オスカー2部門受賞作品であり、大人気ブロードウェイ・ミュージカルの実写化。
前提として、私はクラシックなミュージカルがあまり得意ではないのですが、クオリティの高さには疑いの余地がなく、個人的にイマイ>>続きを読む
「阿部詩です。私だったらどうするだろう…」という予告編でお馴染みの本作。
『ノー・アザー・ランド』と同じく、敵対国であるイスラエル(『SKIN/スキン』の監督)とイランの共同監督作品です。
イラン側>>続きを読む
スティーブン・ソダーバーグ監督最新作。
ソダーバーグ監督といえば、26歳でカンヌ国際映画祭のパルムドールを受賞し、『トラフィック』や『エリン・ブロコビッチ』でオスカーを獲得。その後、「オーシャンズ」>>続きを読む
イスラエル軍による破壊行為と占領の現状を2023年10月までの4年間に渡り記録したドキュメンタリー。
アカデミー賞の長編ドキュメンタリー映画賞を受賞した本作ですが、前哨戦の各賞レースではあまり受賞し>>続きを読む
マッツ・ミケルセン主演の実話ベースのデンマーク映画。
いまやアンデルセン並みの知名度を誇るマッツ・ミケルセン。彼を初めて知ったのは『007 カジノ・ロワイヤル』だったと思います。強面ながらどこか哀愁を>>続きを読む
『メランコリック』の田中征爾監督による最新作。
『空気階段の踊り場』のヘビーリスナーとして、お二人が熱心に宣伝していたこともあり(先日の放送では、もぐらさんが「宣伝が足りん!」と怒っていましたが笑)>>続きを読む
第97回アカデミー賞10部門ノミネート作品
期待して鑑賞しましたが、率直に言うと、私には非常に苦手な作品でした。
※入場者特典は気が利いていて良かったです。
本作はインターミッションを挟み、前後半に>>続きを読む
MCU34作品目。
2024年は『デッドプール&ウルヴァリン』のみが公開予定となり、MCUの迷走が続いていることが改めて浮き彫りになりました。フェーズ4はまるで個人商店の集まりのようにまとまりがなく>>続きを読む
第77回カンヌ国際映画祭の審査員特別賞受賞作かつ、アカデミー賞国際長編映画賞ノミネート作品。
本作はイラン映画ですが、制作中に監督が逮捕されそうになり、国外へ逃亡して完成にこぎつけた経緯があります。>>続きを読む
オスカー脚本賞にノミネートされた作品。オスカー作品はできるだけ観賞したいと思っているので、本作も鑑賞しました。
物語は、ミュンヘンオリンピック開催中に発生した「黒い九月事件」を描いています。戦後の復>>続きを読む
ルーマニア映画作品。
ルーマニアと言えば、不勉強ながらチャウシェスクの独裁政権のイメージしか持ってないのですが、文春シネマの2024年ランキングでベストに入れている方が何人かおり、さらに事前にネタバレ>>続きを読む
北野武監督の最新作。
週末に掃除をしながら観ましたが、それでも十分に伝わる作品でした。
私は『空気階段の踊り場』のヘビーリスナーなので、北野武のビッグファンである鈴木もぐらさんが出演すると知り、公開>>続きを読む
アカデミー長編アニメ映画賞の最有力作品。
監督作『ヒックとドラゴン』は、ドリームワークス製作のアニメの中でも特に秀逸だった記憶があります。
ルピタ・ニョンゴとペドロ・パスカルの演技を楽しみにしていた>>続きを読む
坂元裕二脚本の映画としては、『花束みたいな恋をした』が私にとって完璧すぎた(あまりに刺さりすぎて、感想がまだ書けておりません)ため、本作には過度な期待を抱かないようにしていましたが、実際に観てみると、>>続きを読む
ジェシー・アイゼンバーグ監督作品。
"リアルペイン"=「面倒だ」と「本当の痛み」のダブルミーニングで、とても良いタイトルだと思います。
長編2作目にも関わらず、とても素晴らしい作品でした。
ちょうど>>続きを読む
ペドロ・アルモドバル監督の最新作にして、初の英語長編作品。
前々作『ペイン・アンド・グローリー』では自身の集大成的な作品を描き、前作『パラレル・マザーズ』では歴史と個人の関係を深く掘り下げ、「もう語>>続きを読む
吉田大八監督最新作。
原作ありきの映画化という意味では、かなり傑作打率の高い監督作品です。
キャッチーな面白さという点では、初期作の『パーマネント野ばら』や『桐島、部活やめるってよ』ほどのインパクト>>続きを読む
私はリアルタイムで『機動戦士ガンダムΖΖ』を観ていた世代で、後追いで"ファーストガンダム"や"Ζガンダム"、その後『逆襲のシャア』『F91』『ポケットの中の戦争』『08小隊』までを楽しんできており、ガ>>続きを読む
非常に評判高い本作。1月はバタバタしていたので、やっと新年初映画館となりました。
とはいえ、「鑑賞した」というよりも「体感した」と表現するほうがしっくりくる作品でした。
本作のアクションデザインに携>>続きを読む
今週末から何年かぶりに海外旅行に行くので映画館に通う暇がなく、また、年末年始にはYouTubeで横浜流星さんが『ラ・ラ・ランド』のオープニングテーマをバックに「朝が楽しくなってきた」と言う、あまりにも>>続きを読む
新年初の映画(配信)としては、景気の良い(人が多く死ぬ事もあり)大味なストーリーで楽しめたのではないでしょうか。
軽快なテンポ感とわかりやすい設定が、気軽な映画鑑賞にぴったりでした。
クリスマスを舞>>続きを読む
年末にもう一度『ソウルの春』を見返したくなり、朝からキネカ大森に向かいましたが、まさかの満席で、しかも自分の2人前で完売。気を取り直して、趣が180度違う本作を鑑賞することにしました。
SSU(ソニ>>続きを読む
仕事納めの日、納会も出席せずに本作を、先行上映にて鑑賞しました。
韓国映画特有のヒリヒリとした緊張感は存分に味わえますし、ラストの良い意味での呆気なさも秀逸でした。
しかし、本作のテーマである「倫理>>続きを読む
おそらく今年最後の劇場鑑賞作品となりました。
※今年個人的に良かった作品をベストムービーとして更新しましたので、物凄く時間のある方はぜひご確認ください。
劇中の主人公が度々言及するトッド・ソロンズ作>>続きを読む
近所の映画館で鑑賞しましたが満席で、内容から類する意味において、流石武蔵野市だなと思いました。
"型破り"な教師が新たに赴任してくるという物語は『いまを生きる』を連想させましたが、本作は事実を基にし>>続きを読む
まさかのバリージェンキンス最新作。
オリジナルのディズニーアニメは観ていますが、前作にあたる“超実写版”のジョン・ファヴロー監督作品は未鑑賞です。
今回は吹き替えの評判も上々でしたが、個人的に『レベル>>続きを読む
大巨匠であるクリント・イーストウッドが手がけた最新作。
配信スルーという形になったことに対して、怒りに似た感情が湧いてしまいます。アメリカでもオスカー向けの形式的な公開に留まり、わずか2週間程度しか劇>>続きを読む
久しぶりにミア・ワシコウスカをスクリーンで観ました。
物語は富裕層の子女が集うエリート全寮制校に、意識の高い新任の栄養学教師が赴任し、生徒たちが次第にその思想に感化されていく――という内容です。>>続きを読む
いきなり関係ないのですが、CHAGE and ASKAの往年の名曲「太陽と埃の中で」が、鑑賞中ずっと頭の中で流れていました。
2022年にベルリン映画祭で金熊賞に輝いた本作。大きく括れば、カタルーニ>>続きを読む
『胸騒ぎ』のリメイクというより、リブートと表現する方がしっくりくる、ブラムハウス印の作品。
オリジナルの『胸騒ぎ』は北欧特有の陰鬱さや不穏な空気感が魅力的で、個人的にも大いに楽しんだ作品だっただけに>>続きを読む
2本観る予定の間に時間が空いてしまい、タイミングが合ったので本作を鑑賞しました。事前情報は「『パラダイス・ナウ』の監督が手がけた作品」ということだけでした。
『パラダイス・ナウ』と同様に、本作もパレ>>続きを読む
非常に話題沸騰?な本作。
2日前に朝イチの回を予約しようと思ったところ、既にほぼ満席でビックリしました(案の定、当日劇場は満員でした)!
本作『どうすればよかったか?』というのは「どうすればよかった>>続きを読む
いつも聴いているポッドキャスト『映画雑談』で「今年ベスト!」と絶賛されていたので、気になって鑑賞しました。
本作はミステリーとして宣伝されていますが、実際にはとてもヒューマンドラマ寄りの作品で、最高>>続きを読む
予告編で気になって鑑賞。
自閉症を抱える少年と、仕事に追われて息子に向き合えなかった父親がサッカー観戦を通じて心を通わせる実話を基にした物語です。
息子のブンデスリーガの推しチームを実際に観戦して探>>続きを読む
ジェフニコルズ監督作。
映画評論家の宇野維正さん曰く、映画とは"編集と撮影"だと事あるごとに言われてますが、私もその考えには賛同で、この映画はまさにその本質を体現した“映画的”な作品であり、至福の11>>続きを読む
アリ・アッバシ監督最新作。
先行上映にて鑑賞しました。
予想に反して、とても恐ろしい映画で、感想としては「関心領域」に似た感覚を持ちました。
大統領選が終わった今のタイミングでは、この物語がバッドエ>>続きを読む