ランボー・シリーズをちゃんと観たのはこれが初めて。
大きく二つの点が気に入らないので、私がこの映画をもう一度観ることはないと思う。
一つ目。あまりにも一に肉体がちぎれ飛びすぎ。ある意味これがリアルなの>>続きを読む
大友克洋の「童夢」との共通点が多い映画だった。
「童夢」にも屈折した感情や背景を抱えている人物が何人か登場したが、この「イノセンツ」もそうだった。
アナは自閉症で言葉を話すことが出来ない。しかし、父母>>続きを読む
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物語は三つの軸で進行する。
一つは、数十万の連合軍の兵士たちがドイツ軍に包囲されたダンケルクの浜から脱出しようとする話。これを観て、私は芥川龍之介の「蜘蛛の糸」を思い出した。ここでは誰もが自分が生残る>>続きを読む
中盤以降、「ダイ・ハード」と比較して観てしまった。この場合の「ダイ・ハード」は、もちろん、シリーズ1作目のことだ。これは、当たり前で、ダイ・ハードシリーズの2作目以降は1作目の焼き直しだからだ。
「ダ>>続きを読む
松田優作以外の俳優たちの演技が不味い。村川透監督はTVドラマ向きなんじゃないかと思う。映画作品としては観るべきものはないけれど、松田優作の格好良さを見ることはできる。それだけ。
映画の創成期を支えた人たちに多くの女性がいて、その中でもアリス・ギイが大きな役割を果たしていたことが語られている。
リュミエール兄弟が映画を発明し、人々はそれを目にしたが、その時点では、映画は鑑賞する>>続きを読む
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私はこの「スタートレック」の3部作の所感をフロンティアというキーワードもとに記してみた。興味があれば「スター・トレック」の私のレヴューを読んでみて欲しい。
「スター・トレック BEYOND」でエンター>>続きを読む
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私はこの「スタートレック」の3部作の所感をフロンティアというキーワードもとに記してみた。興味があれば「スター・トレック」の私のレヴューを読んでみて欲しい。
「スター・トレック イントゥ・ダークネス」で>>続きを読む
「スター・トレック」「スター・トレック イントゥ・ダークネス」「スター・トレック BEYOND」を通して観て、まず思ったのは、アメリカらしい映画だな、ということだった。何がアメリカらしいかというと、フ>>続きを読む
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ヒッチコックはサスペンス映画について、次のように語っていたという。
テーブルの下に爆弾が仕掛けられていて、登場人物も、その映画を観る観客もそれを知らない。それが爆発する。これは、ショックによるプライズ>>続きを読む
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この映画は、サスペンスとしてはいくつかの綻びが見られる。
ギャヴィン・エルスターの犯罪は、多分にスコティの選択にその成否がかかっている。まず、スコティがギャヴィンの依頼を受けるかどうか。ギャヴィンは最>>続きを読む
本当のドキュメンタリーだと期待して観たが、多分そうではないだろう。
私が期待したのは、ヒッチコックの人間像、そこから生まれる映画に対する姿勢、拘り。個人的、社会的な出来事や思潮などからの影響。彼が映画>>続きを読む
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主人公の風(フー)は、純粋な人間ではない。肉体の一部を機械化したものか、あるいは、脳以外を機械化したアンドロイドか、もしくは、実在した人の心をプログラムされたロボットなのか。そのような存在の風には使命>>続きを読む
巨匠の域に入って久しいクリント・イーストウッドの監督デビュー作。ジャンルとしては分かりやすいサイコスリラー。今、観てしまうと非常に類型的な映画で、展開は、よく言えばこぢんまりまとまっているが、悪く言え>>続きを読む
ホイットニー・ヒューストンが不世出のシンガーであることは疑いようもない。1985年のデビューアルバムの大ヒットから始まる彼女のキャリアは、この映画が公開された1992年それは絶頂に達した。その前年、ス>>続きを読む
The Beatlesは音楽に革命を起こした。
この映画をある程度まで見たとき、一旦、自分にこんな思いが沸き起こった。私が7才の時に彼らは既に解散していたが、音楽に本格的に親しんでいった中学生時代、私>>続きを読む
設定や登場するキャラクターや起こるイベントに説得力を持たせるための努力や創意工夫を放棄している映画。考えてみればそれは当たり前で、ゲームというのは、プレーヤーが、何の必然性も無いルールやキャラクターの>>続きを読む
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冒頭の8分30秒、何かを象徴しているであろういくつかのシーンが続く。中でも、大きな惑星に衝突して飲み込まれる地球。これがこの映画の大前提となる設定を説明している。
第1部 ジャスティン。
題名である「>>続きを読む
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ベネットは、エリートが入る全寮制の学校の中で自治会のトップを目指すべくその道を歩んでいる。自治会のトップは、外交官の中でも選りすぐりのエリートの道を進むことが約束されている。ベネットはそれが自分の進む>>続きを読む
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オットーは父と同じ名前だ。
彼は出会って間もないソーニャに、自分は機械が好きだ、という。なぜかというと、父が機械技師で父とずっと機械の話をしていたからだという。母を早く無くしたオットーは父の影響を強く>>続きを読む
類型的なサメのパニック映画にSDGsか人命かみたいな葛藤を無理矢理持ち込んだ。また、「コロナの次はSDGsか」と厄介事としてこの二つを並べてSDGsを皮肉っている。
主人公は探知機のレーダーを見てない>>続きを読む
大統領とその周辺の政府の最高幹部たちが凄まじい重圧の中で、更に追い込まれ、しかし、その中で最善に向って知恵を絞り、最後には少ない可能性に賭ける。そのような姿が描かれている。オドネルがもう会えなくなるか>>続きを読む
バイオレンスや章立てなどの作風から、タランティーノが絡んでいるのではと思いながら観ていたが、関係無かったみたいだ。タランティーノに比べて、本格的なバイオレンスが始まるまでの助走は短く、派手なシーンが序>>続きを読む
この類いの映画ではよくあるパターンなのだろう。取り立てて語るべきことはない。
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このGANTZの第2部で自分が追いかけたのは、当たり前に、GANTZの正体、その目的、星人と地球人の関係だ。第1部の終盤で星人は、GANTZの戦士たちに、先に仕掛けてきたのはお前たちだ。我々はお前たち>>続きを読む
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「GANTZ」2部作の第1部。
私がこの第1部で囚われていたのは、一度死んだものが再生することがあり得るとして、それは、その人にとって望ましいことなのか、ということだ。仏教の輪廻転生は、死んでも何度も>>続きを読む
「ブレードランナー」を思い出してしまうこの映画。未来都市の描き方、同じキャストの使用、うどんの屋台に対する中華の屋台など、そうさせる要素が散りばめられている。これはパクリではなく、「ブレードランナー」>>続きを読む
山ちゃんこと祐太と祐介の兄弟はクズの父親に捨てられ、別々に育つ。
祐太は善良な家族に育てられ気の置けない人たちが暮らす地域に溶け込む。しかし、そのためにはいつも笑顔を作って、人々に無償の奉仕をし続け>>続きを読む
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この映画の面白さを表現するには、あまり旨い表現とは言えないが、鑑賞中に思ったことを素直に表現させてもらう。
この映画はドラッカーのマネジメントの教材にすべきだと思った。
ベン・ブラッドリーは一貫してワ>>続きを読む
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セルロイドクローゼットとは、フィルム保管場所と偏見や差別から身を守るための逃げ場所という意味らしい。
注意しなくてはいけないのは、これはUSAでのお話だということだ。USAという国の歴史は建国から25>>続きを読む
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この映画を鑑賞するときに排除しなければならないのは史実への拘りだ。その点、この映画は、各登場人物が誰なのかということを字幕で示さなかったり、主人公の二人がお互いの名を呼ぶ場面が一つもなかったり、鑑賞者>>続きを読む
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仏教の思想が世界観のベースになっているが、捉え方は、ポップでライト。それにロックをぶつけているがその必然性は感じなかった。でも、音楽そのものは良かった。特に、Charの出演には痺れた。年老いた手塚さん>>続きを読む
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この映画で考えさせられたこと。
過去の記憶を失うとどういうことになるのか。自分を知っていてくれる人たちが自分の周りにいる環境であれば、自分は何者かという問に対して正しい答えを聞くことができる。それにす>>続きを読む
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それなりに怖がらせてくれるけど、何故か深いものは感じない。ヒョヌが実の子の殺人をを疑うことと、実は自分もそうしてくれることを望んでいたことをもっと深く描けていれば、私は楽しめたと思う。
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ロレッタは、自分は必ずしも神の存在を信じていないけど、いることを望むとジョーに話し、その上で、今、ここが天国だと言った。これは、ロレッタが、自分の人生が天国のように素晴らしい、そう思いたい、という意味>>続きを読む
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アンリが、仕事場のランチで他の同僚がわきあいあいとする中、一人別の席で黙々と食べている姿は、彼が他者との関係性を上手く結べないでいることを示している。母国フランスで上手く過ごせなかったことが彼をそうし>>続きを読む