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人の成長、特に、子供から大人への成長について考えた。
人を成長させる一番大きなものは経験からの学びだと思う。特に子供は、沢山の初めての経験をし、そこから多くのことを学び吸収する。子供の学びで重要なこと>>続きを読む
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この映画を以下のように解釈すれば面白いと思った。
映画は1989年に公開。ソ連では、1985年にゴルバチョフが党書記長に就任。1987年にペレストロイカが提起されているので、この映画はこの思潮の中で作>>続きを読む
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キリコは水商売の女で、店での客の扱い方はそれほど描かれていないが、付き合う男のとコミュニケーションは、率直で分かりやすくまともだ。村石と西川はそれぞれそんなキリコに魅せられ、自分を変えていく。
村石は>>続きを読む
振り返ってみれば、昔の2時間ドラマ風の設定で、話の核となるどんでん返しも、途中で頭をよぎってはいた。それでも、この映画は私を物語に引きずり込むパワーを持っていた。俳優陣の演技の力のような気がする。最後>>続きを読む
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気になる点が沢山あって、入っていくのが難しかった。それを列挙する。
ニキータが警察で尋問を受けているとき、ニキータは鉛筆を貸してと言った。それで、尋問する刑事を刺すのかなと思ったらその通りだった。私の>>続きを読む
前作で、、人間世界に広く開放されてしまった恐竜と人間が共存する世界を描いているが、それが中心ではなく、巨大で凶悪な野望の成就に邁進するバイシン社と、それを阻止しようとする科学者たちの姿が描かれている。>>続きを読む
人間が行うDNA操作という科学技術が人間の欲というガソリンが注ぎ込まれることによって暴走する。暴走を具体的に言うと、それを行った結果が、それを予測しきれなかった、もしくは、それに対して準備し切れていな>>続きを読む
兄弟の成長と兄弟愛、ビジネスに偏重したクレアの心のバランスの回復、オーウェンとブルーの生き物の種を越えた心の通い合いなど、1作目に近いテーマ性を回復した。
前作「ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク」には無かった、子供と父母の関係が描かれ、特に命がけで子供と妻を守る父の姿は悪くなかった。しかし、その描きは類型的であった。
前作はパニック・アクションというエンターテインメント性を有しながら、生きた恐竜との出会いという夢の実現、人間の愚かさ、科学者の業、生命の逞しさ、登場人物それぞれの成長など深いところに思いが至る作品だっ>>続きを読む
殺人、焼身自殺、憑依、霊媒師、除霊等々、ホラーを構成する要素は満載で、ドキュメンタリータッチでの表現が、禍々しさを高めている。血にまみれるようなシーンはほぼ無いが、心理的な気持ち悪さは強烈だった。
何度も観た映画だが、昨日行った福井県立恐竜博物館に刺激され観直してみた。すると、今までは、パニック・アドベンチャー映画としてしか観ていなかったこの映画の何か深いところまで理解できたような気がした。
ア>>続きを読む
公彦と貴一郎の加速度的に過熱する対抗心のぶつかり合いは馬鹿馬鹿しくも面白い。
ブリジット・バルドーをフィーチャーしてこの路線で売ろうとした映画なのだろう。それなり。
自分が歳をとりこの映画のアンドレのように病に倒れ、それまでのようなに暮らしていくことが出来なくなったとき、自分は何を選択するんだろうか。猛烈な苦痛が続いたり、身動きも出来ず、ただ、天井を見つめるだけの>>続きを読む
思春期のほんの入り口にいる少女の嵐のような混乱を描いている。人はこのような時期を苦しみながら経て成長するんだろうと思う。しかし、この映画はその手前で終っていて物足りない。
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主人公デイヴィッドの父ピーターという人間は、とても複雑な構造で出来上がっているようだ。彼がどのように育ってきたかの情報は少ないが、二つ大きなことがある。一つは、彼が幼少の頃、自分の小遣いを貯めて買った>>続きを読む
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佐和子は他者や社会に対してぎこちなく生きている。自分を低く評価することで落ち着いていられるようでもあるが、その評価が的を射ていないので、いろいろなスタンスがおかしい。付き合っている健一の娘加世子はは5>>続きを読む
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登場人物それぞれの12年間はとても感慨深い。
描かれた12年間で、決定的な悲劇や、躍り上がるような歓喜はない。しかし、その間の彼らの暮らしは平坦でもなければ平凡でもない。そうなってしまう要因は、オリビ>>続きを読む
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この映画の謎解きは、終盤に急加速するまでは、この映画の本筋かどうかすら妖しい進み方しかしない。また、仕掛けられた謎とその結末はある意味ありふれていて斬新さはない。しかし、リスベット複雑なパーソナリティ>>続きを読む
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組織のボスの馬鹿息子が虎の尾を踏むというあまりにも偶然で類型的な物語の切っ掛け。しかも、その馬鹿息子のボスはかつてのジョン・ウィックのクライアントという出来すぎの話。足を洗った元殺し屋なら、可能な限り>>続きを読む
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まずは「偶然と想像」という題名に拘って考察してみたい。
第1話「魔法(よりもっと不確か)」。
この話での「偶然」は二つ。一つは、つぐみが芽衣子の元の恋人和明と出会い、惹かれ合っていることと、それを、芽>>続きを読む
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主人公榛村大和は自分の人生を自分で設計しその通りに進めてきたようだが、一体、どこまでが逆算されていたのか考えてみたい。
彼は監禁した高校生に逃げられ結果警察に逮捕される。彼は裁判で、高校生に逃亡を許し>>続きを読む
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私が引っかかったところがいくつかある。
なぜ、フィンリー・ハートはクオンティニュアムを再起動させるためにこんなに込み入った仕掛けをする必要があったのだろうということ。自分や自分の側近が直接再起動のため>>続きを読む
仕事に意義を見つけ、それに取り組めることの幸せ。
同じ意義を感じお互いを補い合うことが出来る仲間がいることの幸せ。
お互いを思いやり支え合うことが出来るパートナーがいることの幸せ。
こんなことに満ちた>>続きを読む
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アイヒマンはホロコーストを主導したナチスの幹部であり、法の下であればどんな形であれ、裁判で裁かれ死刑に処されるこが当然だったのであろう。しかし、その死刑をどのように行い、そのあとをどのように片付けるか>>続きを読む
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この映画は、痛快なこの実話を題材としたことで成功の半分は約束されたようなもののような気がする。エリンは全力で正義を行い人を救うことで自己実現し、自身や家族を生活の苦境から脱出させ、更に、それ以上に大き>>続きを読む
法の裏付けで強力な権限を持っている警察が、独りよがりのこれくらいの軽さで法を破ってしまえるなら、その世の中はかなり暗いと思う。法を守りながら、別の方法で仲間を助けるドラマにならなかったのか。腹落ちしな>>続きを読む
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この映画の主要な4人の登場人物を分析してみる。
まず、大きく二つのタイプに分かれる。
一つは、自分のエゴを通すタイプで、これは岡本良介と綾。良介は自分の欲しいものをとことん求める。一方、綾は自分の決め>>続きを読む
私がこの映画で注目するのは、里子の母蔦枝の里子に対する態度だ。
もちろん、背景として考えなければならないのは、そこが太平洋戦争終戦直前の東京だということだろう。多くの若い男たちは戦争にとられ、子供たち>>続きを読む
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この映画は、私が思うミュージカル映画の美点を非常に高いレベルで備えていた。
まずその一つ、ストレートな身も蓋もない明け透けな言葉のぶつけ合いが、音楽に乗ることで、美しく、楽しく、胸躍るものになっている>>続きを読む
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エヴリンは雑誌記者になる夢を持っていたが、今は、DVシェルターを運営している。夫と息子のジギーの3人で暮らしている。恐らく、アメリカの社会では中の中くらいの暮らし。
彼女の内面を分析するとこんな感じで>>続きを読む
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映画の終盤に、PCのディスプレイに映画の脚本が映されているシーンがある。つまり、この映画は劇中劇の構成をとっており、今まで私が観てきたこの映画は、観たままに捉えていいのか、もしくは、映画の中のシナリオ>>続きを読む
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結局、ローラの言うことは、その名前すら当てにならない、ということで、最後に全てが鑑賞者の「お好きなように」と投げられてしまった映画だった。私はローラは殺し屋で、歌手の男はその依頼者かと思っていたがその>>続きを読む
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この映画は、男性の少年から青年にかけての性欲の発露の無邪気さと、男からは最上の性の対象として、女から強い妬み憎しみの対象として見られそれに翻弄された女マレーナを描いている。前者は少年漫画的な世界で、少>>続きを読む