やわらかさんの映画レビュー・感想・評価

やわらか

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ロボット・ドリームズ(2023年製作の映画)

4.5

人との出会いや別れをとてもリアルに描いた作品。

ある意味、人生をある程度歩んでいた人の方がより味わい深さを感じると思う。


温かい絵柄ながらも、人生の出会いや別れ、内気だからこその溶け込めないリア
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聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア(2017年製作の映画)

2.7

報復という誰もが持つ権利をフィクション内のルールとして、やったらやりかえされるというのを抽象的に描いた作品。

カメラのアングルも特徴的で、音楽も削ぎ落とすしており、演者の芝居も生々しくより日常的な演
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落下の解剖学(2023年製作の映画)

2.7

人は見たいモノを望んで見ているというのをとても感じた。
推理モノというよりは、その先の視聴者も踏まえたどう物事を見るかといったところまで話を展開していたのはとても見応えがあった。

それと愛犬の演技、
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ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(2019年製作の映画)

2.8

事前知識が必要ではあるものの描きたいものはある意味シンプルに感じる作品

ただ、日本的価値観だと理解しづらいものではあるので、人によってはかなり評価が変わりそうではある。

イノセンツ(2021年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

子供の純粋で無垢な部分を美しい団地の中で描いていた作品。

子供たちそれぞれに求めているものがあり、それを特殊能力というスパイスが入ることによって、スリラーのような展開に話が進んでいく。

最後のシー
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ハプニング(2008年製作の映画)

2.8

シャマランらしいかと言われると難しいが、とにかく過激なシーンの絵作りが強烈なモノが多い印象だった。

間延びするシーンであえてそういったシーンが挟まることで、退屈にさせないような工夫を感じられた。
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回路(2000年製作の映画)

2.7

当時この内容をやっていたと考えるとかなり考え深い。
現代の社会を生きていると、かなり共感できる部分がある。

みなに幸あれ(2023年製作の映画)

2.4

現代社会のメタファーを感じることができる作品ではあるものの、予想がつきやすい内容だった。

ボーはおそれている(2023年製作の映画)

3.2

現実と虚構の境目が序盤から既にわからなくなり、悪夢をずっと見ているような気分になった。

カットがとても特徴的かつ、色味もよくシーンとしても何がしたいかは分かりやすいことが多いものの、シーンがかなり継
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黄龍の村(2021年製作の映画)

2.5

思ってたのと違っていい意味で裏切られた作品。

舞台や衣装などがわりと現代的で低予算感はありつつも、それがいい意味でリアリティを増していた。

事前情報はない方が確かに楽しめる作品だと思う。

シン・ウルトラマン(2022年製作の映画)

1.8

自分には合わなかった。

物語に入りきれないのは造形されすぎたキャラクターと専門用語の羅列で現実味を感じられなかった。
そのわりに現実味の高い舞台設定なのでより気になってしまった。

カットは独特に感
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花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)

3.4

現代の若者の解像度の高さにまず驚いた。

カットで伝える部分はあえて少なくして、映画としてはわかりやすい形になっているものの有村架純の魅力が伝わるカットも多い。

作品としては、日本人にしかわからない
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哭声 コクソン(2016年製作の映画)

3.0

記録用
信仰心を問うテーマに、一度見たら確かめたくてまた見たくなるような作品。

来る(2018年製作の映画)

2.9

ホラーというより、エンタメに舵を切っているような作品だった。

不気味なシーンはあるものの、それよりも癖のあるキャラクターや他にはない派手でおかしな除霊シーンなど見ていて飽きなかった。

ホラーという
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シックス・センス(1999年製作の映画)

3.3

記憶用。
前情報を知らずに見れたことに感謝。
子供を映すカットがとても神秘的で良かった。

アス(2019年製作の映画)

3.4

日本人が見てもあまりピンとこないが、アメリカの背景を知るとメタファーやもう1人の自分たちのことを理解できる作品。
最後のシーンはとても好み。

インセプション(2010年製作の映画)

3.2

最後のシーンはよく思い出す作品。
映像は魅せ方を模索して、飽きないような絵作りはとてもよかった。
ただ、シナリオ自体がやや遠回しに感じてしまった。

LAMB/ラム(2021年製作の映画)

3.5

まずカメラを止めたカットが多く、なおかつ画面は全体的に淡いブルーの背景を多用してこの物語の作品の雰囲気をより暗くしている。
それにも関わらず、シチュエーションが恐ろしく良く背景が綺麗すぎてそのギャップ
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M3GAN/ミーガン(2023年製作の映画)

3.1

怖くはないが、近未来こんなことがありそうといった内容と、現代的な問題を上手くテーマに掛け合わしており、ただのキャラクターホラーとは言えない作品だった。

ミーガンというキャラクターが不気味ながらもどこ
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NOPE/ノープ(2022年製作の映画)

3.4

不気味で他にはない奇妙な映画。

舞台のシチュエーションもよく、それに合ったカットも多く見ていて飽きない。

内容はどんでん返しがあるというよりは、他にはない体験ができるといった方向性を持っていて、時
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ドラゴン・タトゥーの女(2011年製作の映画)

3.3

推理パートもいいが、何より2人の関係性がとても好み。
切り取られたカットも惹かれるものが多くて、場転も多い中でも全く違和感のないカットの繋がりが多く、映像としてもとても楽しめる作品でひた。

MEN 同じ顔の男たち(2022年製作の映画)

2.6

A24っぽい宗教観とホラーを混ぜ合わせたような作品。説明などはあえてせずに、暗喩で内容を表現していることが多すぎるため初見では面白さがわかりづらそうではある。
とにかく人を選びそうな作品。

aftersun/アフターサン(2022年製作の映画)

4.5

映画は見終わっていい体験だったで終わるものもあれば、その映画を思い出してシーンの意味をキャラクターの心情を自分なりの解釈で考えて作品をより形づけていくものがあると思う。

この映画はまさに後者にふさわ
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カモン カモン(2021年製作の映画)

3.4

映像が白黒なこともあり、色数が少ないことで役者の表情がとても変わりやすく、合わせてカットのどこを見て良いの分かりやすく感じた。

作品としては本音を話すことは難しいということを一貫して感じた。

叔父
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機動戦士ガンダムSEED FREEDOM(2024年製作の映画)

2.9

このレビューはネタバレを含みます

ファンに向けたファンサービスの詰まったエンタメ映画といった印象。

細かいところなどは一旦考えずに迫力ある映像や各キャラクターの見せ場を大画面で見ることができて、とても楽しめた。

ただ、結局終わり方
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エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

4.0

映像表現が混沌としていて見ていて飽きない画面作りと、テンポ感にもかなり意識をしているのかスピード感のある場面転換が多く、そこについていけるかで評価が分かれそうには感じました。

また、エヴリンというキ
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スマイル(2022年製作の映画)

2.6

予告がピークでした。
ジャンプスケアがわりと効果的ではなかったり、怖がらせたい要素が刺さりづらかったりしました。
怖さを溜める演出などは良かったです。

正欲(2023年製作の映画)

3.6

多様性という言葉を使って寄り添おうとする世の中はとても独りよがりだと感じながら生きていました。
本当に多様性を求めている人たちがまるで見えていないとも同時に感じていました。

この正欲という物語も多様
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ジョーカー(2019年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

ジョーカーのオリジンストーリーとしては隙がなく、演技力の高さもあって、ジョーカーに感情移入せざるを得ない映画体験となっていた。

ジョーカーはあくまでヴィランであり、悪であることには変わりないのだが、
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ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3(2023年製作の映画)

4.2

ガーディアンズオブギャラクシーを追っていて、本当に良かったと思える作品でした。

始まりは今までとは違い賑やかというよりは悲壮感のある雰囲気を感じましたが、キャラクターが今まで積み上げたものを存分に活
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名探偵コナン 黒鉄の魚影(サブマリン)(2023年製作の映画)

3.2

特殊なシチュエーションと豪華な登場キャラクターでコナンの映画らしく楽しかったです。
ただ、豪華な登場キャラクターのせいか、やや一人一人の活躍が薄味に感じるところがあったり、映画ではよくある派手な演出が
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