俺は前作を愛の探し方を間違えている、と思ったけど、今作も信じ方を間違えている、と思った。この解釈が間違っていたら、面白いですね。
動きとかショット数は少ないけど含意には富んでいると思う。でも宗教って>>続きを読む
結構前に観た。
観客の視点、主人公の視点、相手の視点、はスクリーンの枠と窓枠を介して交わる、という映画の根本的な構造を上手くドラマに昇華した短編。アフターサンと構造は同じ。
ショーン・ベイカーっぽいけど彼の下積みと同じ頃か。光源を直視するカメラまで似てる。
これ嘘だけどベッカムはサッカーのメタファー。
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画が本当に上手いですよこの人…
抵抗三部作の最後として、ついに戦争の後の話になる。一つの時代の終わり。自由のために戦った結果、行き場を見失う。ずっと占領され束縛されていた、その傷跡はこうとしても残る>>続きを読む
伝記映画で一人の人生を切り取るにあたって、何故このシーンが長くてこのシーンが短いのか、というのがめちゃくちゃ不可解。そこ説明してその説明しないんだ、と思うところが多い。
あと苦労の描き方が相当浅い。>>続きを読む
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またもや腕の光る長回しから始まり、本来ならモブキャラになる隊列の名前や出自を出して、「これから死んでいくのだ」というナレーション。戦後10年そこらでPTSD必至の反戦映画。
下水道に入り「迷路のよう>>続きを読む
言葉遣いがややこしすぎて頭に入らなかった。中盤の映像がかっこいいのと、他のヌーヴェル・ヴァーグ勢の初期作品とは全然違う、原作があるからか。
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1932年でこれ相当すごいぞ。しかもトーキー。
人間と、人間につくられた獣人、どちらが獣か。
まずエドワードが島に着いたときに、獣人をはっきりと「人」と呼んだのが面白い。邦題で「獣人」とされる位に見>>続きを読む
ヴァージン・スーサイズっぽくね?イタい思春期の子供と、女性をおよそ神格化するような視線、思春期の一つが終わるまでを、大人が懐古するように語られる。
今んところヌーヴェルヴァーグはトリュフォーの映像が>>続きを読む
マンブルコアの先駆けみたいな映画。フェミニスト視点を持ちながら若者のよくある鬱憤をツラツラと喋る。短編の時と同じで作り手が伝えたいことを言うためにキャラクターが配置され、行動し、直接喋る。時折クロース>>続きを読む
最初クレジット被せるの勿体無いくらいの良く出来た長回し。前二つの短編からは信じられないくらい画が綺麗。螺旋階段なんかポゼッション?にこんなシーン無かったっけ?
戦後もいろいろ大変だったポーランド、1>>続きを読む
序盤でこれどうオチつけるんだろう…と思い、中盤でああそっちの方向か…と思い、後半でそれ以上のことはないのか…と思った。
ポゼッションとかブルードで良いだろ!(公開はこれが一番先ですね)
階段のシーン>>続きを読む
なんかウォンカーワイが好きそうな女
あんまり好きじゃない、この男も。
キャラとカメラが自由に動き回るのは良い。
貫通しようとすんな
アイデンティティクライシスをここまで説明したのが凄い。まあ一つの考え方、という風に受け取ったけど。
医者が考察をベラベラと喋るのは正直ダルいんだけど、もう撮影とか美術とか顔使わ>>続きを読む
やっぱり子供の撮り方が上手い。皆がやったことあるでお馴染みのグルグルカーテンから始まる。
ケン・ローチ作品やトレインスポッティングと並ぶイギリスの低所得者層の話。川を挟むクロスカッティングや、散乱す>>続きを読む
前2作がもう基礎的な部分から無茶苦茶だったので、今作が初っ端から映像がちゃんとしてて安心した。
まあまだ何か会話が話を進めるための会話すぎて不自然なところが微妙だったりするし、問題提起に関しては、家>>続きを読む
『乱暴者を求む』よりも遥かに殴られ方が面白い。変な声出てるのも面白い。相手が爆笑するシーンも面白い。
普通に面白いコメディだった。企業にボコされたりもしてややディストピア風の社会描写。コーエン兄弟ちょくちょくウェス・アンダーソンを思い出すようなプロダクションデザインするんだよな。バービーとか今のコーポ>>続きを読む
イマジナリーラインをガン無視してまでのドリーからのドアップ、これから勢いでバトルでも始まるんじゃないかという程のエスカレートの速い緊張感。これでも前作よりドリー減ったんですけどね…ここぞというところで>>続きを読む
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これは何も得るものがない…
一応Pseudo-documentary というドキュメンタリーに見せかけたフィクションらしい。ジャンル名が与えられている通り、そこまで珍しいものではない。その構造をポルノ>>続きを読む
最後の台詞で全部意図を説明したな。説明ありがとう。まあその上で普通に感想書くけど、個人的なフラストレーションを爆発させるのをそのまま映画にするのは制作として芸が無いなとは思う。ずっと説得力はないけど、>>続きを読む
マティ・ディオプは短編前2作も観たけどずっと微妙だなあ。前作なんか劣化版セリーヌ・シアマで監督の味すら無かった。
今作は多少は面白くなった。きれいなショットもあるんだけど、でもいまいちテンポの悪さに意>>続きを読む
ジャック・リヴェット、人がくっついたり離れたりするのを撮りたいんだろうね。それがチェスに例えられた感じがある。部屋の中の人物感の距離が大きく変わる動きはジャック・リヴェットっぽい。
今んところ鏡が皆>>続きを読む
思考を巡らせる以前に興味が湧くところまで行かなかった。サウンドから先に作られたと言われればヌーヴェルヴァーグ意識はハイハイとなる。濱口ドラゴン介もそうだったわな。
個人的にはこういう音の使い方ってD>>続きを読む
Filmarksに未掲載のデビュー作・Small Deathsと次作 Kill the Dayも観た。こちらは3作目。
Small Deaths はジェーン・カンピオンの Passionless M>>続きを読む
女性主人公だけど遠くから見つめるカメラからこの女性のキャラが監督のフェチの具現化に見える。絶対に許すんだろうな。
本当にそのまま人生のメタファーなんだが、こんなメタファー尽くしで寓話的なのにちゃんと面白いね。説法的な印象はなくて、オチの鋭さとか、シンプルに面白い。てか砂だけでこんなに深堀りできちゃうんだな…
セ>>続きを読む
前作がコーエンぽくないと思った自分の目は間違って無かったか…てかこれ本当に前作でスタジオにやりたいことをやらせてもらえなかったからこのストーリーなんじゃねとか思っちゃうけど。
「お前は話を聞かないか>>続きを読む
初期成瀬、親子の愛の話が多くて良いね。しかし轢かれる率の高さよ。叫ぶセリフのタイトルカードの出し方のトゲトゲ吹き出し感。唐突の「破産──」には笑ってしまった。
ドリーの多用は成瀬スタイルだがちょ>>続きを読む
こういうのを見ると映像はコミュニケーションツールだという軸を持っておいた方が良いと思う。映像の語りが難しい映画と、映像の語りが投げやりな映画の明確な差をつけられる方がいい。子ども目線なのはわかるけど、>>続きを読む
ジャームッシュ辺りのニューヨークアンダーグラウンド勢が揃ってる事実は面白いけども、それイコール作品の面白さには直結しないです。まあそれでもフェミニスト映画の歴史の一つとしては覚えておきたい。
女性が>>続きを読む