多湖さんの映画レビュー・感想・評価

多湖

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イル・ポスティーノ 4K デジタル・リマスター版(1994年製作の映画)

4.5

■ めちゃくちゃ良かった。個人的に自身の経験と繋がりを感じるような内容でもあって、だからすごく、記憶に刻まれたような感じすら覚えたかもしれない。もしかしたら、私にとって忘れられない映画になるのかも。>>続きを読む

鑑定士と顔のない依頼人(2013年製作の映画)

5.0

■ この映画はおそらく2023年の1月の終わりにみた。定期的に頭に浮かんで思い返す時間がある作品なので、当時書いていた感想をこっちにも移行しようと思った。
なので以下は、自身が他所に残した内容をいくら
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劇場総集編ぼっち・ざ・ろっく! Re:Re:(2024年製作の映画)

5.0

■ 最高です。とにかく最高。人類に対し、前作~今作をみてほしい気持ちがあります。

■ 私の「あ、劇場版だけどアニメの総集編なんだ…」と思ったときに発生する感情を、格段に前向きなものに格上げすることを
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ラストマイル(2024年製作の映画)

5.0

■ 私は『アンナチュラル』が好き(『MIU404』は途中までみて止まってる)。それを好きだと思えるのは、人が何を想っていて、とか、何を大切にしていて、みたいな。その人を築く核、心を、ちゃんと大切に大切>>続きを読む

ホールドオーバーズ 置いてけぼりのホリディ(2023年製作の映画)

5.0

■ めちゃくちゃ良かった。最高だ。最高・最高・最高! 私はこうした映画を100万本みたい。毎年の冬にみようかな、とおもった…。ホリデーシーズンに。こんなに素敵な映画に出会えて嬉しいすぎる……。

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アイズ・オン・ユー(2023年製作の映画)

3.5

■ 実話ベースの作品みたい。女性と男性で、みた際に身に覚える嫌悪感に差がありそうなイメージ! 私はみていて嫌過ぎたし怖過ぎて疲れました。緊・張・感、、、。
始めからほぼ終わりまでその緊張感が持続し、終
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悪魔と夜ふかし(2023年製作の映画)

3.5

■ めっちゃ雑に書くなら、資本主義で人が死ぬ話でもある、と思った。自身がどうしてもそうした社会的傾向に忌避感を覚えてしまうたちなので、たとえばガスがかわいそうだったな… とかを思った。貨幣に道徳は負け>>続きを読む

モンキーマン(2024年製作の映画)

4.5

■ 公開を長らく楽しみにしていた映画です。物語のあらすじに惹かれたことと、そして、ジョーダン・ピールが強く評価し劇場公開に至ることになった、という経緯からなにか感じ取れるものがあったため。個人的に、本>>続きを読む

劇場総集編ぼっち・ざ・ろっく! Re:(2024年製作の映画)

5.0

■ 死ぬほど良かった。出会えて良かった作品です。
※ 06/21にみに行って、多忙(とレビューの難しさ)で書くのがずいぶん遅くなってしまった…。またみに行く予定、修正したい気持ちもあるからまた更新する
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時々、私は考える(2023年製作の映画)

3.5

■ 劇伴が印象的な映画だった。きっとそれも大いにあって、どことなくおとぎ話のような風合いだと感じたり、poetic に感じたりしたのだと思う。でもそれは、地に足がついていない話、ということを言いたいの>>続きを読む

デッドプール&ウルヴァリン(2024年製作の映画)

-

■ MARVEL作品の知識が私には無い。それでも『デッドプール』『デッドプール2』は面白くみることができた。今作にはウルヴァリンが登場することを初期情報の段階で知ったとき、今回は前知識がないと厳しいか>>続きを読む

PIG ピッグ(2021年製作の映画)

4.5

■ 今(※2024年7月時点)映画館で上映されている『クワイエット・プレイス:DAY 1』が良いらしいと聞き、そこから同監督:マイケル・サルノスキの作品をみたくなり鑑賞に至る。
結果、めちゃくちゃ良か
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男女残酷物語/サソリ決戦(1969年製作の映画)

3.5

■ なんというか… 久しぶりに、この映画は、なんだ…、、、という言語化しがたい感覚に陥った作品だった。なんて書けばいいのか個人的にかなり難しい。キーボードの前で手が静止してしまう時間が長くある。
でも
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インサイド・ヘッド2(2024年製作の映画)

5.0

■ まず私が好きなピクサー映画の変遷について書きます。大昔は『ウォーリー』、昔に『トイ・ストーリー3』、そこから『ソウルフル・ワールド』に首位を譲り、そして今回の『インサイド・ヘッド2』が…、同率一位>>続きを読む

MEG ザ・モンスター(2018年製作の映画)

3.5

■ おそらくこの春に気づいてしまったのだけど、私はジェイソン・ステイサムが活躍する映画をみたことが、無い。しかし、人類がジェイソン・ステイサムを愛しているらしいことを、私はなんとなく感じ取っている。今>>続きを読む

マッドマックス:フュリオサ(2024年製作の映画)

4.5

■『マッドマックス 怒りのデス・ロード』がすごく好き。私にとってめちゃくちゃ勇気をもらえる映画で、この作品をみると、なにか奮い立つような体温の上昇さえ感じる。その「感じ」に、(当然ではあるのだけれど)>>続きを読む

関心領域(2023年製作の映画)

3.0

■ 映画っぽくない映画だなぁと思った…し、私はこの作品をあまり「映画」とは思ってないかも。物語はない、でも意図と目的はある。むしろ意図と目的ありきで誕生した作品なのでは? という想像がある。
常に作り
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ドライブアウェイ・ドールズ(2023年製作の映画)

4.0

※ 試写会で鑑賞する機会をいただき、ひと足早くみてきた! トークショー自体も楽しみにしていたので、お話を聴けて楽しかった…‪♡♡ なのでその話にも少し触れる。

■ ガールズのロードムービー、でもなん
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ゴジラxコング 新たなる帝国(2024年製作の映画)

4.0

■ 活劇!暴れん坊ゴジ&コング マジ景気サイコー映画だった 私はバブルを知らないが、バブルってこんな感じですか?! みたいな謎の想像が起こった 地球規模でヤンキーが抗争起こすとこうなるのか…❕❕ みた>>続きを読む

海がきこえる(1993年製作の映画)

5.0

■ ジブリ作品の中で一番好きかもしれない映画。少し前までは「一番好き」だった。んだけど、『君たちはどう生きるか』をみてすごく好きな作品だと感じた。それから『海がきこえる』は一番好き、かもしれない映画に>>続きを読む

パスト ライブス/再会(2023年製作の映画)

5.0

■ 個人的な2024年のベストになりうる映画でした。
私はラブストーリーが苦手です。世の中にあるあらゆる恋愛コンテンツに、かなり苦手意識を抱いている。なんだかみていてしんどくなるから、みれないしみよう
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ソウルフル・ワールド(2020年製作の映画)

5.0

■ 実はこの映画をみたのは二度目だ。最初の鑑賞は配信された当時で、だからかなり前ではある。けれど、それでも劇伴の良さ、そして画面いっぱいに映った銀杏のこがね色が美しかったこと…その二つが私の記憶の中に>>続きを読む

ゴースト・トロピック(2019年製作の映画)

3.5

■ 「個の内側と外側」みたいな、見えない線があったように感じた映画だ。
たとえば、人肌のようなあたたかみを感じるインテリアをした部屋の風景。窓の外からは町の様々な音が聴こえてくる。鳥の鳴く声も、人々の
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デヴィッド・ホームズ 生き残った男の子(2023年製作の映画)

5.0

■ 以前から気になっており、ついに鑑賞。私は彼の人を知らず、該当の事件も知らなかった。たまたまSNSで誰かのこのドキュメンタリーの感想を読み、そこから興味を持って…という流れだ。
結果、観ることができ
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アメリカン・フィクション(2023年製作の映画)

4.0

■ 私は、「わかりやすさ」という利点にかなりの難しさを感じていて、何か一定以上に複雑なことがらを「わかりやすく」まとめることにはリスクが伴うように感じている。「感じている」であって、だから具体的にすら>>続きを読む

大室家 dear sisters(2024年製作の映画)

4.0

■ ①『大室家』は未読。『ゆるゆり』はアニメに関しては全て視聴済み、かつ好きである。②大室櫻子は好きなキャラクターである。③加藤英美里さんの声に救いを感じてしまう。以上3点の背景から、安心と平和を摂取>>続きを読む

宝くじの不時着 1等当選くじが飛んでいきました(2022年製作の映画)

4.0

■ 純粋な楽しさと面白さがある映画。なんか疲れたな~~でもなんか映画をみたいな~~、みたいなときにチョイスができる一本だった(「字幕監修:松尾スズキ」の表記からもそれがイメージできるのかも?)。

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君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

5.0

■ 幼いころからジブリ作品には触れていた。『となりのトトロ』『魔女の宅急便』あたりは少なくとも4回以上はみているし、他にもたくさん。『耳をすませば』『もののけ姫』『紅の豚』『千と千尋の神隠し』『ハウル>>続きを読む

バグダッド・カフェ<ニュー・ディレクターズ・カット版>(1987年製作の映画)

4.0

(昨年末に鑑賞)
■ 前半:腰を下ろした椅子に縮こまって座り、息をひそめながら、ひっそり・そっと、見守るような鑑賞。
後半:気づいたらソファにゆったり・深く腰を下ろしていて、リラックスしながら、おだや
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劇場版 SPY×FAMILY CODE: White(2023年製作の映画)

3.0

(昨年末に鑑賞)
■ あ、そういえば『SPY×FAMILY』はジャンプ作品でしたね…と思い起こされる映画になっていた(これは私以外にも思った人いると思う)。

■ ヨルさん、格好よかったです。好きだ~
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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

5.0

■ 個人的2024年のベストがもうこれかもしれない、というほどの感動があった。本当によかった、この作品を観ることができてうれしかった。観てからしばらく、ずっとずっとこの映画のことを考えていた! こうし>>続きを読む

ファースト・カウ(2019年製作の映画)

3.5

■ …おや。みたいな。「そうなんだ…」みたいな仄かな哀愁を捉えてしまう始まり方と、「あ、ここで終わるのか…」というどこか置いてきぼりにもされるような終わり方。でもちゃんと、人間の息吹がそこには描かれて>>続きを読む

ボーはおそれている(2023年製作の映画)

4.0

■ 12/18のジャパンプレミアにて鑑賞。アリ・アスター監督の作品は『ミッドサマー』のみ鑑賞したことがある。監督の作品を好き、と言うよりは、インタビュー記事か何か(忘れてしまった…)を読んだことをきっ>>続きを読む

ぼくは君たちを憎まないことにした(2022年製作の映画)

4.0

■ 今年みた中で一番辛くなった映画だと思うし、一番泣いた映画だった。
(※その線で言うと『CLOSE/クロース』も思い浮かぶのだけれど…、私の中では何かが違うようだった。想像のしやすさ…?もあるのかも
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ゴーストワールド(2001年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

■ ずいぶん現実的な結末に感じられたから、逆に意表をつかれた。最後に残った“似た者”としてイーニドが認識したのは、来ることのないバスをずっと待っていた老人。しかし、彼も「もうこの町を去る」のだというよ>>続きを読む

ノートルダムの鐘(1996年製作の映画)

4.5

■ まだ小さい子どもだった頃、『ノートルダムの鐘』のビデオを買ってもらった。だから私は幼いときにこの映画をみている。かすみがかった記憶の中、主人公がキツい扱いを受けること――たとえばトマトを顔や身体に>>続きを読む