あくびさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

あくび

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ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

4.5

人生を生きる上で、向き合いたくない現実や厄介な自分の心と、必要な時にしっかり向き合わないと、どこかでもっと辛い気持ちで向き合わざるを得なくなる。ただ、人間は孤独だからこそ、その時に寄り添い合える共鳴す>>続きを読む

オールド(2021年製作の映画)

2.4

このレビューはネタバレを含みます

まあまあ楽しめたけど、期待が強すぎて肩透かしくらった感じ。とりあえずメインの家族以外はどんどん死んでくけど、うーん、ここでこんなふうに死ぬか…ってなんか腑に落ちなかったり、支配人の甥っ子からの手紙、は>>続きを読む

まったく同じ3人の他人/同じ遺伝子の3人の他人(2018年製作の映画)

4.0

興味深いドキュメンタリー。
良い意味でも悪い意味でも、アメリカの凄さを感じた。
多くの人は、人間は自分の力で人生を切り拓いて生きていると考え、その実感もあるだろうと予想するが、もしもすべてが遺伝子で生
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さがす(2022年製作の映画)

4.8

すごい映画。傑作。
空白に続き、伊東蒼が良すぎる。佐藤二朗のすごさにも震えた。
ついに日本映画もここまで来たかというくらい。俳優陣もすごいし、片山監督がとにかくすごいんだと思う。岬の兄妹もとっても良か
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はるヲうるひと(2020年製作の映画)

1.7

俳優が監督する作品ってなんでこうも意味不明な感情爆発演出になるのか。止めたらいいのに。話もなんだかな〜…薄い、浅い。

ドント・ルック・アップ(2021年製作の映画)

3.5

予想と違う展開で面白かった。シニカルなコメディ。ジェニファー・ローレンス良かった。

横道世之介(2013年製作の映画)

3.6

ほっこり温かい気持ちになれる。沖田監督の作品って、どれも笑えたりちょっと温かい気持ちになる小ネタがあって好き。
吉高由里子がすっごい良かった。他の俳優陣は平常運転でみんな素晴らしいけど、吉高由里子に関
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SKIN 短編(2018年製作の映画)

3.5

アメリカの底辺白人の描写がリアル。差別の構造的な問題は、国が変わっても一緒なんだな…と。なんだかんだと自分より「下」って誰かの事を思いたいっていう、人間という生き物の習性なんだと思う。だからこそ、そん>>続きを読む

空白(2021年製作の映画)

3.8

吉田恵輔の作品は相変わらず人の心の奥底を掘り起こすのがうまいと思った。
クズなマスコミ、そのクズなマスコミの垂れ流す情報を1ミリも疑わずに正義の名のもと嫌がらせするアホな市民、善意と正義をふりかざして
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浅草キッド(2021年製作の映画)

3.8

めちゃくちゃ良い話だし、俳優陣すっごい良かったけど、現代のたけしを特殊メイクで本人に寄せるのは如何なものか。柳楽優弥の芝居で十分「タケシ」なんだから、役者の力をもっと信じてあのままの「タケシ」を老けさ>>続きを読む

エッシャー通りの赤いポスト(2020年製作の映画)

4.8

めちゃくちゃ傑作。面白すぎてワクワクが止まらなかった。園子温が帰ってきたー!!と叫びたくなった。ずっとこの世界にいたい、映画が終わらないでほしいと神に祈るぐらい。
俳優陣もすっごい良かった。藤丸千と黒
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子供はわかってあげない(2020年製作の映画)

4.4

「夏休み中の数日間の子供の成長もの」ってなんでこんなに名作ぞろいなんだろうか。この作品も素晴らしかった。
ところどころの小ネタも面白かったし、俳優陣も最高。下手な役者と演出だったらこうはいかなかったで
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バウンス ko GALS(1997年製作の映画)

4.2

名作。当時すごい話題になってたけど、20年以上たっても色褪せない。KAMIKAZE TAXIからの役所広司、ミッキーカーチス、地味に片岡礼子も出てて痺れる。桃井かおりも素晴らしい。
今の若い人にも響く
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生きちゃった(2020年製作の映画)

3.9

やっぱり仲野太賀が素晴らしい。若葉竜也と大島優子も良かった。大島優子はAKB時代からは想像できない、くた
びれたおばちゃん感が絶妙に良かった。
すれ違いやちょっとした誤解が積み重なると、一つ一つはささ
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ボクたちはみんな大人になれなかった(2021年製作の映画)

2.2

懐古厨すぎる。不惑をすぎたオジジやオババの懐古話は仲間内でひっそりやりましょう。とはいっても、シネマライズの天使の涙とスワロウテイル、ラフォーレ1階のナイスクラップは胸熱だった。胸熱だけど、映画で延々>>続きを読む

フリー・ガイ(2021年製作の映画)

3.9

想像以上に良かった。ストーリー展開もきちんとしてるし、ヒューマン要素もある上でエンタメ性も高い。
タイカ・ワイティティが相変わらず良かった。
不惑をすぎた私にはマライアのfantasyもめちゃくちゃ懐
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ねじ式(1998年製作の映画)

3.0

つげ義春ファンとしては、漫画の方が世界観に入り込めると思う。オムニバスのつなぎ方がいまいち。浅野忠信ともっきり屋のつぐみはよかった。ねじ式も良いんだけど、うる星やつらのオマージュ作品の方がねじ式の映像>>続きを読む

くれなずめ(2021年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

やっぱり男の友情って憧れる。
最後にみんなが集まった時をやり直すシーン、すごく良かった。

怪獣総進撃(1968年製作の映画)

3.0

怪獣たちの競演は圧巻。ミニラの「とりあえず出てる」感。「怪獣ランド」はジュラシックパークの前身?と勝手に胸熱。

キングス・オブ・サマー(2013年製作の映画)

3.8

男同士の友情にはいつも憧れる。
病院で髭をそるジョーは1ヶ月前とは違う男の顔になっていた。

ヒメアノ〜ル(2016年製作の映画)

4.0

最後、号泣してしまって、なんでこの映画で?と自分でも不思議だったが、古谷実だからだと気がついた。ムロツヨシがオアシス。

あの頃。(2021年製作の映画)

3.6

太賀が良すぎる。この映画ではアイドルオタクが題材だけど、オタクというかサブカルの面白さが滲み出てて面白かった。

シンデレラ(2021年製作の映画)

2.0

時代に合ったシンデレラの物語、ってことなんだろうけど、ウーマンリブやフェミニズム、LGBTとか、イデオロギー満載な感じで息苦しい。エンタメぐらい、そんなの気にしないで楽しみたいんだけど…

ミナリ(2020年製作の映画)

3.3

おばあちゃんのミナリがアメリカの自然のなかで芽吹く様は、異国の地で奮闘する移民たちの姿に重なる。
いろんな事があっても、何かしらが人生の助けになって、人は生きていけるものだ。

ホテルローヤル(2020年製作の映画)

1.2

このレビューはネタバレを含みます

ラブホテルを舞台にした群像劇で、一つ一つのエピソードはまずまず「良い話」とか「切ない話」みたいな事なんだけど、すべてが浅い。ムダな裸もいらないし。
出演してる俳優陣が本来は素晴らしい役者さんたちばかり
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いとみち(2020年製作の映画)

3.2

駒井蓮、すごく良い。表現力が素晴らしい。
映画自体は高校生の成長もので、いわゆる「ええ話」って感じだが、ちょこちょこ変なフェミ臭がする台詞があってゲンナリ…あと、台詞の津軽弁は空気感だすには良いけど、
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MR 医薬情報担当者 secondstage 処方ミス(2012年製作の映画)

1.1

ストーリー展開は無茶苦茶というか妄想、台詞・俳優陣の芝居・演出、すべてにムダしかないが、その一つ一つに心が揺さぶられた。ある意味色々な感情が引き出された作品。エンディングの主題歌「MIYUKI」はエン>>続きを読む

島々清しゃ(2016年製作の映画)

2.0

主演の子役はすごい表現力ある。
安藤サクラを筆頭に、好きな俳優がたくさん出てるにも関わらず、なんかみんなビミョーだった…話もよい話だと思うけど、ここまでつまらなくなるもんなのかとびっくり。
沖縄の離島
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少年の君(2019年製作の映画)

4.0

中国のいじめ問題にフォーカスした作品。本編前後にいじめに関するメッセージや中国でのいじめ問題への取り組み・法改正などの紹介映像が入ってて、ちょっと啓発映画っぽかったが、本編は素晴らしかった。
主演の2
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アイネクライネナハトムジーク(2019年製作の映画)

2.4

群像劇の人物像とか関係性・繋がりの描き方、エピソードは伊坂幸太郎原作って事で納得。小説は未読だけど、この作品は小説の方が良さそうな予感…
演出のせいなのか、他の作品では良い俳優さんだと思っていた人たち
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ホモ・サピエンスの涙(2019年製作の映画)

4.2

ロイ・アンダーソンの世界に没入できる作品。美しき動く絵画のスケッチブックを堪能した。

ライフ・イズ・ビューティフル(1997年製作の映画)

4.2

両親の出会いから結婚までの楽しく賑やかな前半にも、じわじわとせまる全体主義の不穏な空気が描かれていた。それを笑い飛ばしたお父さんの愛情あふれるキャラクターが、全編を通して貫かれていて、この映画を観た人>>続きを読む

ドクター・スリープ(2019年製作の映画)

3.5

シャイニングファンにとっては、後半のホテルに行ってからの展開はたまらないものがあると思う。特にバーのシーン。
ストーリーはシャイニングよりサスペンス要素もあって、シャイニング未見の人も楽しめそうだけど
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恐怖人形(2019年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

B級ですらない、Fランクレベルの空気が堪らなくツボだった。人形が襲ってくるシーンの躍動感と人形の足元は必見。アタック・オブ・ザ・キラートマトを彷彿とさせる。傑作です。
黒沢あすかは大好きな女優だけど、
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東京リベンジャーズ(2021年製作の映画)

3.0

あの漫画をよくここまで上手くまとめたなと思った。北村匠海のタケミチは合わないんじゃないかと老婆心でやきもきしていたが、意外とはまっていた。山田裕貴のドラケンは素晴らしい。吉沢亮観賞ツールにもなるかと思>>続きを読む