地球に落ちて来たタカアキさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

地球に落ちて来たタカアキ

地球に落ちて来たタカアキ

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バリー・リンドン(1975年製作の映画)

3.7

18世紀の成り上がりと凋落の物語。
キューブリックの作品ということで身構えて観ていましたが、予想に反してかなりストレートな内容。シンプルに面白かった。

でも、キューブリック愛が深い故に、どうしても実
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ガープの世界(1982年製作の映画)

4.3

予想をはるかに超えてくる面白さ!映像もストーリー展開も最高。テーマ曲の「When I'm Sixty-Four」もバチッとハマってました。
アーヴィングの原作は戦後のアメリカ文学にありがちな猥雑極まり
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コンタクト(1997年製作の映画)

3.8

超面白い!!
エンターテイメント性まる出し!!この手のSF大好き!
北海道基地でのジョディー・フォスターの浴衣姿も拝めて、とても有り難みのある作品。

鳩の翼(1997年製作の映画)

3.7

お金で幸せは買えないが、幸せであるにはお金は必要…みたいな内容。
三者三様に愛情の示し方が違うのですが、お金が絡んでくるためとても歪になってしまう。
そこそこ面白かった。
ヴェニスのシーンがとても美し
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ゴッド・ヘルプ・ザ・ガール(2014年製作の映画)

3.6

ベルセバって感じ!
嫌いじゃないんだけど、ずっとは聴いていられないんだよね。どーしても。

映画はふつうに面白かった。テッパンの旅立ち系音楽青春映画!
とても平和だし、ロケーションも素敵だし、イヴ役の
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チャンス(1979年製作の映画)

3.5

聖人のような無垢な主人公が自然に任せて生きることで、複雑に絡み合った現代社会を皮肉る、ボタン掛け違い系社会風刺コメディ。
衝撃のラストシーン!そして、なにやらメッセージありげのエンドロールNG集!
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ベニスに死す(1971年製作の映画)

4.3

トーマス・マンの原作は美や芸術についての考察が多く、全く画が浮かんでこない面白みのない作品。
それにに対し、美しい映像と音楽で見事な心理描写。回想シーンも効果的に葛藤や煩悶を表現してます!
主人公のモ
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家族の肖像(1974年製作の映画)

4.1

孤独を愛する老知識人が、突如隣人のドタバタに巻き込まれ、擬似的な家族ゲームが始まる。
それぞれの思想や立場で対立があり、ストーリーも面白いが、映像が素晴らしい。荘重な装飾など中世的な雰囲気が素敵です!
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ルートヴィヒ 完全復元版(1972年製作の映画)

4.3

壮麗で優美な宮中超大作。心を奪われる圧倒的なスケール感!!
ストーリー云々よりも雅やかな映像体験に酔いしれる4時間。
最高です!!

異邦人 デジタル復元版(1967年製作の映画)

3.9

カミュの代表作的中編のほぼ完璧な映像化…ヘンテコな水着以外!?
大ネタを大御所が映像化する贅沢な2時間。
無関心、無信仰という理性的な生き方が、教義主義的な社会の中で翻弄される不条理作品。
アルジェの
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5時から7時までのクレオ(1961年製作の映画)

4.2

とりとめもない2時間の行動をほぼ平行して追いかけていく映画。この時代にしてはかなり実験的。
カメラワークも音楽も素晴らしくカッコいい!
しかし、夏のパリは日が長いですね。

レニングラード・カウボーイズ、モーゼに会う(1994年製作の映画)

3.0

ウラジミール再降臨!ツンドラへの復路。再び地獄のロードが始まる。
アメリカ行きほどのパワーは感じられなかった。音楽にも前作ほどのインパクトはないものの、ロックンロールナンバーの「ギニワッチ(仮)」は名
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浮き雲(1996年製作の映画)

3.8

わかりやすいオーソドックスな困難が次から次へと降りかかる。
胃が締め付けられる思いで、ヒヤヒヤしながら観てましたが、最期はほっこり。
女性の強さにはいつも助けられますね。

レニングラード・カウボーイズ・ゴー・アメリカ(1989年製作の映画)

3.7

田舎もん大所帯バンドがメキシコを目指すロード・ムービー。
アメリカの音楽を吸収しながら、音楽性に幅のあるポスト・パンクバンドへと成長するストーリー。かなりクール!
そして、シュールな画も最高!!

バロン(1989年製作の映画)

3.1

韋駄天に小人に怪力男。サーカス団のようなごきげんなファンタジー。かなりクセ強め。
ギリアムらしいぶっ飛んだ内容で、観ていて幸せになれる映画ですが、期待しすぎた分、ちょっと物足りなさも感じちゃう。

アンダー・ザ・シルバーレイク(2018年製作の映画)

3.1

オカルティックな陰謀論ものにナイトメア系のホラー要素。
設定自体は好きな類ですしワクワクしながら観ていたのですが、しりつぼみ感が否めずちょっとガッカリ。
しかし、随所に散りばめられたエロ要素もあり、飽
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恋愛適齢期(2003年製作の映画)

4.2

すごくオシャレで素敵な気持ちになれる王道ロマコメ。
素直で不器用な大人達がたまらなく愛おしい。ジャック・ニコルソンもダイアン・キートンも深みがあってとても素敵!
そして、キアヌ・リーヴスがちょっと可哀
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恋はデジャ・ブ(1993年製作の映画)

3.5

ごきげんなタイムループ・ラブコメディ。
公開当時に、まだ擦り尽されていない新鮮さを持って観れてたら最高にノレたろうな!
Xmasに恋人とテレビで観たい映画🎄

ファイブ・イージー・ピーセス(1970年製作の映画)

3.7

反骨的で厭世的なアメリカン・ニューシネマの骨頂。ジャック・ニコルソン大好き。
息の詰まるような人間関係や社会のしがらみからの逃避。人間に汚されていない美しい世界を目指す。
ラストのシーンは痺れる!

美しい星(2017年製作の映画)

3.3

だいぶコメディ色強め。設定を少し変えて2時間尺にうまくまとめてきた感じ。これはこれで面白かった。橋本愛が美しすぎる!

原作は「異色のSF小説」として紹介されがちですが、人類の功罪に痛烈な三島節でメス
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ウォーリアー(2011年製作の映画)

3.8

シンプルに面白かった!
王道のトーナメントもの。
格闘シーンがめちゃくちゃリアルで、凄い臨場感!

オンリー・ザ・ブレイブ(2017年製作の映画)

4.0

実話ベース胸熱系映画。漢臭がスゴい!!
使命感と思い遣りに溢れ、死と隣合わせの仕事でありながら、笑いが絶えない素晴らしいチーム!そして、ワルガキ更生系のテッパンのストーリー。
山火事よりも熱すぎる!!

ハクソー・リッジ(2016年製作の映画)

3.7

戦争ものはあまり観ない上に、沖縄戦をアメリカ側から観るというハードな設定。戦闘シーンはかなりキツイ。
しかし、極限状態でも信仰と信念を貫き、命を救う姿には胸を打つものがありました。

ベルファスト(2021年製作の映画)

4.2

めちゃくちゃいい映画。
惨劇の悲惨さよりも、家族や住民の絆や暖かさがあとに残る作品。
じいちゃんとばあちゃんの言葉が深い!!
そして、お母さん美人すぎ。

荒野にて(2017年製作の映画)

4.0

とても良かった。
動物って言葉が通じない分、心で通じ合うんですよね。
叔母さんを探すためのロードムービーなんだけど、唯一の友達の馬を助けたいっていう少年の純粋な優しさに心を打たれました。
動物モノって
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スキャンダル(2019年製作の映画)

3.1

久しぶりの実話モノ社会派映画。
痛快で面白いんだけど、観ていて複雑な気持ち。エロ目線厳禁のガチな映画。

それでもあえて言わせてほしい!
シャーリーズ・セロンみたいなツンツンした女、俺ぁ大好きだねぇ!
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ラヴィ・シャンカール/わが魂の詩・ラーガ(1971年製作の映画)

3.8

フェラ・クティ、ボブ・マーリーときたらこの人も観ておかねばということで観賞。誰が登録したのか?謎の一番乗り!!

歴代インド最高の音楽家にして偉大な精神的指導者、ラヴィ・シャンカール魂のドキュメンタリ
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ボブ・マーリー ルーツ・オブ・レジェンド(2012年製作の映画)

4.3

フェラ・クティと双璧の自由の戦士。
70年代最重要人物の一人。唯一のオフィシャルドキュメンタリー!!
怒りと嘆きと優しさに満ちたメッセージに終始心を揺さぶられました。こんな凄いアーティスト、今後出てこ
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母なる証明(2009年製作の映画)

4.3

完全にやられた。ポン・ジュノ作品面白すぎる!
『殺人の追憶』と同様に全く無駄がなく、目が離せなない展開に完全に引き込まれました。伏線とラストも流石としか言えない。至高のエンターテインメント作品!!
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殺人の追憶(2003年製作の映画)

4.5

めちゃくちゃ面白かった。
実話ベースの未解決事件ものは観た後にモヤモヤが残りがちですが、最初からラストまでテンションMAX!終り方も最高!!

イカとクジラ(2005年製作の映画)

3.6

観ていてキツい内容ですが、コメディ要素があるぶん、マリッジストーリーよりは楽しく観れました。

世界で最も売れた2枚組アルバム。ピンク・フロイドのそこそこ有名な曲なのですが、意外とバレないのが笑えた。

ミスター・ノーバディ(2009年製作の映画)

4.5

未来に取り残させた老人、不可逆的な宇宙の法則に仮説を唱える科学者、人生の岐路で空想する少年。複数の視点によるメタフィクション的な進行と、枝分かれした異なる人生をパラレルワールド的に展開するストーリー。>>続きを読む

四畳半タイムマシンブルース(2022年製作の映画)

3.6

荒唐無稽で不条理でありながら、きっちりと着地してくる森見作品。
今回も綺麗に着地したものの、荒唐無稽な無頼さがもう少し欲しかった。
やはり、ど深夜アニメくらいがちょうどいいのだろうか?

しかし、現代
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