百万両さんの映画レビュー・感想・評価

百万両

百万両

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ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア(1997年製作の映画)

3.1

ルトガー・ハウアーが貫禄たっぷり。
製作側が気を使ってるのがよく出てる。
ちょっとストーリーはから騒ぎ過ぎでご都合主義的だがラストはよかった。

はたらく細胞(2024年製作の映画)

3.7

思ったより面白かった!
こどもが病気と過になると年のせいもあって涙腺がすぐゆるむ(笑)
まあそもそも芦田愛菜の演技が非常によかった・・・
ただ割とメインキャラクターが次々死んでいく、、
その死に方がま
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チャーリー・ウィルソンズ・ウォー(2007年製作の映画)

3.5

コメディとしてよく出来てる、けど思想的にかなり右寄り。
フィリップ・シーモア・ホフマンが快演

キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン(2023年製作の映画)

3.9

見応えあった。
重厚な勧善懲悪。
リリークラッドストーンも凛として良かったけど捜査官役のジェシー・プレモンスが絶妙なキャスティング!

TENET テネット(2020年製作の映画)

3.8

ノーランは七人の侍よろしく超豪華な娯楽大作を作り出そうとしたのではないか?
その片鱗は感じられたし実際面白かった。

侍タイムスリッパー(2023年製作の映画)

4.5

とんでもない傑作(笑)
B級ベンチャー映画だと思ってみたら度肝を抜かれた。
邦画のお決まりシリーズの大作なんて足下にも及ばないのはもちろん、そのへんに転がってるハリウッド大作なんかより遥かによくできて
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箱男(2024年製作の映画)

3.4

石井岳龍って石井聰亙なのね…
そういえば「石井さん」特有の疾走感あるシーンか随所に見られたが今回はそれらの多くがやや独走に失してしまった気がする。
セリフが饒舌になりがちな割に、箱の中に入る意味、我々
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Chime(2024年製作の映画)

4.1

怖、なんじゃこりゃ、一体何を見せてくれてんねん(笑)
なんとも不気味極まりない、間違いなく巨匠黒沢清の代表作に数えられるだろう一本だと思う。
個人的には『CURE』の続編、
「あの刑事」のその後の光景
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関心領域(2023年製作の映画)

3.6

この映画が終始一貫訴えようとしているのは「彼ら」が我々と変わらない普通の市民だったのだということ。
収容所の中の惨状を具体的に描かなかったのも、それを描いてしまうとこのストーリーが「あの事件」に限定さ
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あんのこと(2023年製作の映画)

3.8

究極の親ガチャボロ負けの悲劇・・・
彼女の場合はコロナの影響や数々の不運も重なっているんで一概に制度の問題とも言い切れないが、懸命に生きようとする一人の子供が次々に心を折られて救われない様は一人の親と
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キツツキと雨(2011年製作の映画)

4.5

5、6回は見てるが何度見ても素晴らしい。
というか今回が一番感動したかも。
小栗旬演じるコウイチの成長ぶりも感動的だし、役所広司が二人のコウイチ対して見せる「父親」の眼差しもなんとも暖かくて感動的。
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ジャーマン+雨(2006年製作の映画)

3.5

絶妙の間とか音楽の入れ方など非凡なセンスを感じる。
表現重視でストーリーやや後回しだったりチープな部分も確かにあるけど興味深い佳作

ポトフ 美食家と料理人(2023年製作の映画)

3.9

料理は芸術だというが料理という芸術が映画という芸術と見事に相乗効果をなしている。
食に少しでも興味のある人はあのめくるめく調理シーンに惹き込まれて時間を忘れるのではないだろうか…
この映画は大きく3つ
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男はつらいよ 寅次郎物語(1987年製作の映画)

3.6

シリーズのアイデンティティである人情、笑い、ペーソスの魅力をいかんなくまき散らしながら、今回は一見相いれないようにも見える「人は何で生きるのか?」という哲学的なテーマを寅に突きつけている。
なぜ秀吉と
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悪は存在しない(2023年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

濱口竜介らしい淡々としながらも瑞々しい展開が心地よく続いた、、、が、あのラスト・・・
高橋を「堕とし」たのは見せたくないものがあったから。あの状況から考えるとその「見せたくない物」とはハナのスピリチュ
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パターソン(2016年製作の映画)

3.4

判で押したような一日というが、いくら同じように見えても朱肉の乗りやら、角度やら、カスレ具合やら実は同じ判などふたつとない。
繰り返しのように見えて、へこんだりため息つきながら、ちょっとしたことから勇気
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マイ・インターン(2015年製作の映画)

3.3

面白かったけど空回り感が否めない。
アン・ハサウェイの芝居とかデ・ニーロの「空き巣」エピソードとか「ブレーキ」かけちゃってる気がする。
デ・ニーロのキャラももう少し過去を考えてちょっとどんでん返しして
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プラダを着た悪魔(2006年製作の映画)

4.1

もう20年経つのか(笑)
私はファッションに疎いので余計そうなのかもしれないが、全く色褪せない面白さ!
アン・ハサウェイはまだなんかアイドルが映画出てる感じだけどとてもカワイイ。
スタンリー・トゥッチ
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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

3.8

その結果として一体現地で何が起こったかを少しは知っている日本人の一人として終始心がざわざわした。
ただそれぞれ色々な感想があるだろうが個人的にはこの作品におけるフレーム、バランスの中で最大限の核兵器批
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カラオケ行こ!(2024年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

コミック原作のせいか設定など多少無理筋なところもあるがさすがは山下敦弘、圧倒的な演出力とセンスで映画として描ききっている。
原作か野木さんかわからないが「キレイなもんしかあかんかったらこの街は全滅や」
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コーダ あいのうた(2021年製作の映画)

3.4

最初は紋切り型の設定演出だとちょっと思ったが後半になるにつれて盛り上がっていった。
その大きな要素は「手話」
手話同士の会話はあたかもラップやダンスのよう。また主人公が歌の素晴らしさを問われたシーンで
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(2023年製作の映画)

4.2

いや~すごい映画だった…
『福田村事件』とここ数年の双璧をなす衝撃的な映画。
宮沢りえの夫婦を事件と対象させることによって誰も観たがらない隠蔽された世界と現世をつなぐことに一定の成功を収めている。
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あの夏、いちばん静かな海。(1991年製作の映画)

3.3

主演の二人についてなるべく「演技」による感情表現を排した演出がサイレント映画を観ているよう。
ぐだぐだ分かり切った事を何から何まで説明文ないと気がすまない今の映画と対照的。
海へ初めて二人でボード持っ
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もう頬づえはつかない(1979年製作の映画)

3.3

桃井かおりのクセ炸裂な映画だったが男優も良かった。
奥田瑛二はカッコいいし、森本レオの胡散臭い自分勝手な人たらしぶりもいいキャラだった。
しかし個人的には何と言っても伊丹十三!
高見沢をして辞書の「飄
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Kids Return キッズ・リターン(1996年製作の映画)

4.1

常にストーリーが転がっていく。テンポが良くて、時折横道にそれる事はあっても、大方は極限まで余計な説明が省かれていて見ていて無駄がない。作品の空気は一貫してヒリヒリしていて、かつ瑞々しい。
くねくね曲が
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(2023年製作の映画)

3.3

シーンごとの斬新さや小噺は面白いが、それが作品全体を通した起承転結の大きなメカニズムにつながっていない。
村重が冒頭から非常に重要なキャラクターとしてしきりに出てくるが、彼が本能寺の変の解釈にとってど
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(1985年製作の映画)

4.3

公開の時含め何度も見たけど久しぶりに見たら圧倒的に凄かった…
昔は説教臭いのがやや鼻についたが、今の御時世に鑑みると「人を殺さずにはいられないのが人間だ」という丹後の「説教」がいちいち心に響く。三郎の
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梟ーフクロウー(2022年製作の映画)

3.5

悪くはない。
撮影や照明はいい感じ。ストーリーもそれなりにまあまあなんだけど、全体的に全てが、まあまあ=いま一つ。いや、いま1.5くらいな感じ。
面白いには面白いが、何と言うかよく出来た2時間サスペン
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ダークシティ(1998年製作の映画)

3.8

音楽やカメラワークや美術、VFXなど全身外連味たっぷりの王道SF。
色々突っ込みどころもあるけどそのギリギリをついて「ギリギリアウト」みたいな所がまた良い(笑)
ジェニファー・コネリーがこの時既に20
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今日から俺は!! 劇場版(2020年製作の映画)

3.3

まあ芸達者のキャラクターが炸裂し続けて面白かった。
シソンヌ…「コワイ!幽霊が出る!」
吉田鋼太郎…「さーせん、おかしいです…」(笑)
だけど何と言っても一番テンション上がったのがサトシと相良の再登場
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CUBE(1997年製作の映画)

3.5

久しぶりに見たがあの独特の閉塞感はリアリティがあり再度見ても良かった。
ただ密室劇で肝ともいえる人間関係、ドラマ、セリフがやや時によってチグハグだった印象。

PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

4.1

役所広司目当てに行ったんだけど作品としても素晴らしい出来だった・・・
「人生とは」という根源的な問いを突き付けられた感じ。
残りの人生どう生きるのかという一定の焦燥感と同時に、今の人生こそ幸せなんじゃ
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レディ・プレイヤー1(2018年製作の映画)

3.5

SFとしてよくできていたと思うが、まあストーリーとしては王道のドラゴンボール。
しかしとにかく驚いたのが劇中「あの映画」のシーンを忠実に再現していたこと。音楽はもちろんのこと、キャラクターやデザイン、
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