"群衆"における人生のすべて。何ら特別ではない特別な瞬間達に泣く。食器棚の扉が腕に当たって痛がるところ一生忘れないと思う。この"特別"は小津へと繋がる。何度も観たいし、みんなで観たい。
これが"私の人生の全て"であると言わんばかりのブルース・ベイリー『All My Life』へのオマージュ。
カラフルにデザインされた世界。対して生々しいティルダ・スウィントンの身体。手のしわ。歯。全てを燃やして先に進む。そうしないと先に進めないから。強い。AirPods電話良い。
映画に最も適した物語と言えるのではないか。可笑しく哀しい永遠の時間旅行。冒頭でショットとピアノがゆるやかに繋がり、もう間違いない。しかもグレングールド。ありがとう。本当に最高で笑ってしまうシーンが書き>>続きを読む
戦争孤児は写真の中、ポスターの中にいるフィクションのような存在。戦争はなかった、とでも言うように世界は進んでいく。忘れるなという死者と孤児の念が少年の髪を緑にする。しかし"緑色の髪の少年"は社会におい>>続きを読む
『ロボットドリームズ』にもあった映画の奇跡、すなわち時間と空間を超越した運動(位置)と感情のシンクロがクロスカッティングで起こる。壊された窓、開けられた窓から差し込む光。暴力で育った男が暴力を手放す。>>続きを読む
大傑作。歴史とともに流れていく2人の生涯。哀しみと喜び、不安と祈りの瞬間を素晴らしいショットが捉えている。それらはあまりに速い時の流れにも霞むことなく心に残る。
フォードベスト級!
https://youtu.be/WJMK5Eb0WBs?si=qRceRW0NvjRHF_Sv
オールタイムベスト。最高のラブコメ。笑って泣ける。良い人生は思いやりとユーモアで作られる。デアゴスティーニシステムで歯医者になる。
革命映画。俺たちは生まれながらに彼等の奴隷である。サングラスかけるかけないの喧嘩が長過ぎる。"サングラスをかける"がいかに難しいかということ。
多摩川の底にある穴は地底世界に繋がっていて、そこには脳が発達した爬虫類、恐竜人が文明を築いている。どうしても人間中心主義、植民地支配的な優劣の思想がよぎる。
家を揺れる木々の影が覆う。"無謀な瞬間"の静寂と速度の不安。非日常が加速していくのに家族の日常を普通に継続するタフネス。生活を投げ出さない。一生懸命。男は牧師に向いていた。無償の愛を持っていたから。
大乱闘良過ぎる。凄まじい画面。これみよがしでないラストショットの品性。
https://youtu.be/xmne4T5JjSQ?si=r0GlcNCpusCd6Ou5
ガビーだけがこちらを見ている。愛の罪と罰。人もカメラも良く動く。回転する。疾走する。車椅子が落ちる。車と船の移動切り返し、電車のディゾルブシーン凄まじい。「わたしは成功を手に入れたそうです。でもとても>>続きを読む
デパートの売り上げを強盗する。「10分だけ待って。一生のお願い。」に本当の切実さがあって泣いた。お弁当でさらに泣いた。美し過ぎる。このシーン一生忘れないと思う。虚構と現実のあわいにあるような撮影も本当>>続きを読む
ロボットが労働力として人間を奴隷にしに来る。人間はロボットを下に見ているし、ロボットは人間を下に見ている。その先にある未来を、ドラえもんとのび太、リルルとしずかちゃんが示している。
映画内映画でのしずかちゃんの演出が感情的で面白い。しずかちゃんの感情(涙)がずっと印象的。感動する。ポスタービジュアルかっこいい。
魔界潜入を一度断るところが良い。もしもボックスはパラレルワールドを生成すると明言される。「頼むぞ名投手!」がアツい。ズームアウトして宇宙で終わる。どんなことでも起こり得るということ。なげやり感のあるア>>続きを読む
無情な食事。しかし静かに響く音色と静寂は敬意を込めた追悼であると感じる。
爆速。『ヒズガールフライデー』ぐらい速い。ショットもキマりまくる。止め画。画面内画面。芝山努のドラえもん全部見る。しずかちゃんはサイコパスなので「夢みたい」しか言わないし、車と恋愛するし、自ら地底人に>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
ずっと不純なテニスをやってる。もうこれはテニスへの冒涜だろ…と思ってたんだけど、最後の最後に純粋なテニス。コートには肉体と技術しか持ち込めないんですよ。ゼンデイヤも思わず咆哮。テクノ流して変な話変な映>>続きを読む