行川野火さんの映画レビュー・感想・評価

行川野火

行川野火

アット・ザ・ベンチ(2024年製作の映画)

4.0

豪華キャスト。一つのベンチの上で繰り広げられる会話劇。
2話は笑えた。この話だけなぜか観たことある、、どこで観たのだろう?
3話はお姉ちゃんの気持ちが感動。感情的な演技は引き込まれるな〜
4話の予想外
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グラディエーターII 英雄を呼ぶ声(2024年製作の映画)

4.2

戦闘シーンが前作同様最高の出来。即興のチームをまとめ上げ戦いに勝つのが最高。あっという間の2時間半。前作を思い出すシーンが多くて興奮した。
気色悪さと憎たらしさを兼ね備えた兄弟皇帝もキャラクターとして
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十一人の賊軍(2024年製作の映画)

3.8

仲野太賀さんと本山力さんの殺陣が迫力あって素晴らしかった。
家老の家を守るための苦悩と生きるために必死な姿が沁みる。刀を抜かず銃を抜くとこは武士道を捨てた卑怯さと時代の変化が見えて良シーン。

憐れみの3章(2024年製作の映画)

4.0

奇妙で気色悪い話なのに笑えるとこもある。けどおれの知ってるコメディではないこれはホラーー!まずコメディの定義は何?とか考えながら観た。
観ている時の情緒が安定しない、世界観がぶっ飛びすぎてて恐ろしい。
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スターリングラード(2000年製作の映画)

3.6

ソ連側目線のスターリングラード。
輸送列車を降りれば目の前はすでに戦場。序盤から画面に没入した。
序盤の5人抜き?狙撃シーンがカッコよかった。
スナイパー戦らしい静寂の中に響く1発の銃声と駆引きが良い
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スターリングラード(1993年製作の映画)

3.8

ドイツ目線のスターリングラード。
戦死、凍死、餓死、英雄の話ではなくただ戦争のリアルを映していた。
寒さの良いところと暑い砂漠を思い出しながら散るシーンが泣ける。。

ヒート(1995年製作の映画)

4.0

銃の扱いが犯罪者と警察で区別されてるのが素晴らしい。
家では仕事の話はしたくないヴィンセントと、全てを分かち合いたい妻との会話、ぶっ刺さった。
警察と泥棒という関係なのにお互いに楽しんでいるように見え
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ダンケルク(2017年製作の映画)

4.0

ダンケルクからどう脱出するか。と観る側に投げかけているようなはじまり方。
防波堤、海、空と時間を分け、それが全て繋がるのがノーラン監督ぽくてよかった。
空からは戦闘機が、海ではUボート魚雷が、陸からも
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シビル・ウォー アメリカ最後の日(2024年製作の映画)

4.8

衝撃や狂気の連続。
命が躍動するようなロードムービー。
登場人物全員がザ・アメリカ人🇺🇸てな感じの思想でおもしろかった。
現代戦なのもあってリアルがなんとなく分かるからか、本物の戦場にいるような感覚に
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あんのこと(2023年製作の映画)

3.8

どんよりとした暗い部屋や天気、なかなか良い方向に向かない人生...というか、杏は楽しいという感情すら味わったことが無いのではと思った。鬱が積み重なる。
やっと手にした自分の時間や努力が全て無に帰すよう
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ナミビアの砂漠(2024年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

無気力に生きる現代の若者
他人に興味がない。仕事なんてクビになろうがどうでもいい。生きてる理由なんてない、だけど死にたくもない。目標も無くただだらだらと過ごす毎日。ノーパンしゃぶしゃぶ。
めちゃめちゃ
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キングダム 大将軍の帰還(2024年製作の映画)

4.0

シリーズ通して原作に忠実で良い実写化だと思う。
王騎と龐煖の一騎打ちは迫力◎
草刈正雄さんは真田昌幸にしか見えない😌

東京カウボーイ(2023年製作の映画)

4.2

東京のサラリーマンがカウボーイに。
日本社会とは違うモンタナの土地、人との関わり方、主人公の変わり様がとても面白かった。郷に入れば郷に従えとはこのことだと思った。副社長彼女との話も良い。
焦点の絞られ
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違国日記(2023年製作の映画)

3.2

がっきーは普段の生活もあーいう雰囲気な感じがして好き。
早瀬憩さん演技いいね。

パリ、テキサス(1984年製作の映画)

3.6

午前十時の映画祭にて🎦

砂漠を1人歩く男。その男の過去に何があったのか、、段々と謎が明かされていくのがよかった。
トラヴィスとハンターが一緒に帰るシーンほっこりする。
35mmフィルムで撮られたホー
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碁盤斬り(2024年製作の映画)

3.6

先が読めてしまう単純なストーリーではあるからこそ、一人一人の演技が際立っていた。
草薙格之進の髭面浪人感がかっこよかった。

悪は存在しない(2023年製作の映画)

4.6

雄大な自然が清々しいハズなのに、不気味さ不穏さを感じる音楽と映像。
濱口監督の会話劇は頭一つ抜けてて好き。演技のない喋りのトーンが一定な感じが特に。
車中での2人の会話が良かった。
自然に善も悪もない
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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

4.0

穏やかな気持ちでは観れないが、、
他国との開発競争とその過程はテンポ良く、発明者科学者側の政治戦争ドラマとして面白かった。
実験成功後の人々の歓喜が、人間の恐ろしさと愚かさをこれでもかと表現されていた
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機動戦士ガンダムSEED FREEDOM(2024年製作の映画)

3.0

恋愛要素とお笑い入れすぎてて、思ってたのと違う‼︎状態。もっと重厚なのを期待してしまっていた。。2時間の尺じゃ無理か。
お祭りだからと言われればそれまで。
戦闘シーンは映像作り込まれてて良かった。

ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦(2024年製作の映画)

5.0

友達、好敵手。もう一回がない試合。
わくわくとドキドキ。そして泣けた😭
日向飛びすぎ‼︎
大満足‼︎

2024.03.24 映画館にて

ミステリー・トレイン(1989年製作の映画)

3.8

若かりし永瀬正敏演じるジュンの、ギンギンにかっこつけてるくせに英語喋れないとことか知識浅そうな感じが絶妙にダサくて好き。ジュンにそっくりな友人いるー。
メンフィスの殺風景な街にスーツケースを持って歩く
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レザボア・ドッグス デジタルリマスター版(1992年製作の映画)

4.4

このレビューはネタバレを含みます

映画館で観れる喜び。
ブロンドが切り落とした耳に喋りかけるのサイコ感ハンパなくて好き。

フットルース(1984年製作の映画)

3.4

アメリカらしい青春映画。
ケヴィンベーコン
かっこいいい
良い音楽とダンス🕺
ケニーロギンスのフットルースは誰もが聴いたことあるやつ!

すばらしき世界(2021年製作の映画)

3.6

「自分のような人間を頼りにしてくれる人がいるなら鉄砲玉にでもなる」
「力があるから暴力で解決してしまう」
劣等感の裏返しでしかないがそれがこの男の生き方だし、それで食べていける時代なのもあっただろう。
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PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

5.0

今年初映画館🍿

平山という無口男の日常を映しているだけなのに、何故か観ているだけで幸福な気持ちになる。
平山の過去に何があったのか、しっかりとは描かれないけど想像して考えた。。

朝目覚めてからの支
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ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア(1997年製作の映画)

4.8

バディロードムービー。
ずっとおもしろかった。
あれだけ銃をぶっ放して誰にも当たらないの最高にコメディで好き。
余命僅かの2人は楽観的だけど儚さもあって、、切なく苦しいシーンが所々にあり心に沁みる。。
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アンタッチャブル(1987年製作の映画)

4.0

ロバートデニーロの圧倒的悪役権力者感。
正反対のエリオットとマローンの師弟関係がいいね。
樽から漏れているウイスキーを飲むシーンと手段を選ばない拷問シーン好き。

ミツバチのささやき(1973年製作の映画)

3.4

午前十時の映画祭にて。

難解すぎた。帰って色々と調べて当時のスペイン情勢を知り、やっとなんとなく理解できた。
上映中はこれホラー映画なのか?と思いながら終始震えて観た😨(ホラー観れない人)

アンダーグラウンド(1995年製作の映画)

4.0

悲劇と喜劇。終盤にかけておもしろさとぶっ刺さるシーンが連続する。
初めて地上にでたイヴァンの姿がかわいいくも虚しい。
「地下に帰りたい」というセリフが切なすぎる。

ナポレオン(2023年製作の映画)

4.0

最近世界史にも興味が湧いてきて、勉強してたから丁度良いタイミングだった。
戦いの内容も大体はイメージ通りだし大迫力な戦闘シーン。衣装やセットの雰囲気もバッチリ⭕️
偉大ではあるが普通の人間だったボナパ
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(2023年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

めちゃくちゃ楽しみにしていた作品、まさかの笑いに極振り😂北野武作品観たことないから良い意味で裏切られた感覚。
色々雑な感じと歴史に抱くロマンをバッサリ切り捨てられた感じがおもしろかった。いや、これが武
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愛にイナズマ(2023年製作の映画)

4.4

お話にならないプロデューサーと助監督。理不尽な世の中に苛立つ。
人間はみんな演技して生きているんだよ、みたいなセリフ刺さった。
バーでの花子と正夫の会話が一周回ってロマンチック🥰
花子と家族に生きるエ
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バカ塗りの娘(2023年製作の映画)

4.0

田舎の静かさと北国らしく涼し気な空気感。
漆を塗る音、研ぐ音が心地良い。
「やり続けること」じいちゃんの話感動した。

主演の堀田真由さん、宮沢りえさん味があって和な雰囲気が似合う。大河とか時代劇作品
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アンダーカレント(2023年製作の映画)

3.6

今泉監督の絶妙な空気感は少なく大人で深い話だった。まだまだ感じ取れてないことがいっぱいありそう。

自分は悟のような人間だと思った。
自分から少しずつでも、正直な気持ちで心を開いていけば、相手も何か変
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アナログ(2023年製作の映画)

5.0

笑えて泣けて良すぎた。
映画でロスを感じることなんてあまり無いのに、寂しさをすごく感じている。もう少しこの作品に触れておきたいというような寂しさ。

携帯が無いからこそ会えた時の喜び、会えなかったとき
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