うめさんの映画レビュー・感想・評価

うめ

うめ

インサイド・ヘッド2(2024年製作の映画)

3.7

自分らしさを追い求めて

成長したライリーの脳内にやって来る
シンパイ
ダリー
イイナー
ハズカシ
新たな感情だったが
思いやるあまり暴走してしまい
長年を共にした感情達は駆け巡る

言いたいものは伝
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赤い闇 スターリンの冷たい大地で(2019年製作の映画)

3.8

スターリンの資金はどこから
そんな疑問は一笑にふされ
ヒトラーにインタビューしたという経歴も
もはや過去のもの
しかし
真実を知るために
単独で乗り込んだ彼を待っていたのは
ソ連の内部の底の見えない
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ビーキーパー(2024年製作の映画)

4.0

新年映画一発目にして
劇場一発目は…
ステイサムの兄貴っす!!

田舎でひっそりと蜂と共に生きる男
しかし
恩人の悲劇が眠っていた怒りを呼び戻す

これよ
これ
兄貴に期待されているのはこれ
とんでも
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いつかの君にもわかること(2020年製作の映画)

4.2

望むのはたった一つ

あの笑顔を守る

それだけなのに

だからなのか

心は散り散りになり

頭の中はぐちゃぐちゃのまま

でも

選ばなきゃいけない

彼の幸せを

どんなに苦しくて

どんなに寂
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THE KILLER/暗殺者(2022年製作の映画)

3.8

旅行に行く妻の友人から娘を預かったが
今時の女子高生に忍び寄る魔の手
隠された本性は溢れ出す


もはや驚きはない
実はヤバい奴だった系ではあるものの
さすがは韓国バイオレンス
残酷な描写も意外と消費
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わたしは最悪。(2021年製作の映画)

4.1

行きたい場所も定まらず

運命の相手にも確信はなく

過去に辿った道もあやふやなら

未来の姿なんで想像もつかない

それなのに

新しい居心地の良さを求め

気がつけば

この身体は

この心は
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イビルアイ(2022年製作の映画)

2.5

謎の病に苦しむ妹
両親が最後にすがったのは田舎で暮らす
母方の祖母だった
2人取り残された姉妹を恐怖がのみこんでいく


………ビミョ〜〜
スコアもそれなりだし
当たりの予感があったんですけど
完全な
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劇場版 SPY×FAMILY CODE: White(2023年製作の映画)

3.8

上がったハードルは見事に越えた

オリジナルの劇場版にある
無理くりな設定だったり
あまりに違う世界観だったり
そんなありがちな落とし穴など
WITとClover Worksという
超絶な合わせ技で軽
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レッド・ワン(2024年製作の映画)

4.0

仕事が忙しかったのもあったのか
再びの体調不良も重なり
映画もアニメも酒もしばらく自粛
やっと回復してきた今
時期的にコレ一択でしょう!


いや〜予告を見た時はくだらない映画の匂いしかしなかったんで
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朝鮮名探偵2 失われた島の秘密(2015年製作の映画)

3.5

新たな陰謀に立ち向かう名探偵

1作目もユルユルな作りだったけど…
2作目は輪をかけて適当だな〜
島流しにされてるところから始まるが
なんでそんな目にあっているのか?
どうしてオ・ダルスが一緒にいるの
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ブラックライト(2021年製作の映画)

3.5

リーアム・ニーソンって
もう完全にイメージできちゃってるじゃないですか?

いつも今回は違うかもって思うんですけど…
あ〜やっぱりかって出来栄え笑
今回もそんな感じです
もうコレでいいだろ的な雑な作
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朝鮮名探偵 トリカブトの秘密(2010年製作の映画)

3.6

殿下の命を受け名探偵(?)が裏で暗躍する国賊を追う

ミステリー
コメディ
アクション
バランスが良いとも言えるし
どれも薄味とも言える
それも主人公のキャラがやや弱いからかな
程よく良い人で
程よく
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フローズン(2010年製作の映画)

3.7

これでもかってほどのタイミングの悪さによって
リフトにとり残されてしまった幼馴染の男2人とその彼女1人
夜の深まりと共に極寒はやってくる

先日見た「プー」の悪夢を振り払うべく
これはヒリヒリするだろ
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プー あくまのくまさん(2023年製作の映画)

2.0

負けるかもしれない
それでも戦うべき時が男にはある…


はい!
惨敗です笑
プーとピグレットに襲われる
クリストファーと若者達
世の中にたくさんB級ホラーってあるけど
評価される作品には芯があるんで
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イップ・マン 完結(2019年製作の映画)

4.0

とうとう完結

ブルース・リーの誘いもあり
息子を留学させる為にサンフランシスコを訪れたイップマン
しかし
中華総会の推薦状が必要なうえに
アメリカ軍の一部に目の敵にされていて…

もはや社会派な匂い
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正体(2024年製作の映画)

4.0

たった一つの思いを胸に

男は隠れながら

その瞬間を窺う


藤井直人のエンタメ力よ
はっきり言って
手垢のついたような話だし
やや強引なところも見受けられる
ありきたりな設定も否めない
だけど
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イップ・マン 継承(2015年製作の映画)

3.9

武館の経営も軌道に乗り
落ち着いた生活を送るイップマン家族だったが
無法地帯となり始めた香港の悪党ども
そして
思いもよらぬ苦難が訪れる


ここまでの2作に比べると
ウェットというかドラマチックな作
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イップ・マン 葉問(2010年製作の映画)

4.0

香港に逃れたイップマン一家
戦争が終わったとはいえ
今度は西洋の魔の手が忍び寄る

これは熱い
何が熱いって御大サモハンですよ!
あの体型から繰り出される拳
家族や弟子に向ける眼
存在感が半端ない
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イップ・マン 序章(2008年製作の映画)

3.9

ずっと見ようと温めていたのを
とうとう一気見スタート

裕福な家庭に育ち
武術の達人でもあり
美しい妻と可愛い息子を持つ
それなのに驕ることもなく
大谷翔平か!ってくらい非の打ち所がない
そんなイップ
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青年の椅子(1962年製作の映画)

3.8

九州から転勤してきた熱血社員の奮闘記
しっかり者の先輩美人タイピスト
取引先の麗しい令嬢
酒乱の別の取り引き先の社長
尊敬する上司と頼れる同志を交え
腹黒い上司の陰謀との対決に挑む

「青年から夢をと
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ONE PIECE FAN LETTER(2024年製作の映画)

4.0

麦わらの一味の再集結の時

シャボンディで起きていた小さな事件

“ナミ”に憧れた少女が

ファンレターを渡す

ただ

それだけの為に

走り

戦い

そして

叫ぶ

それがこんなにも胸を締め付
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3時10分、決断のとき(2007年製作の映画)

4.1

報われぬ人生に抗う牧場主

縛られず人生を謳歌するならず者

護送する時の中で

少しずつ過去の苦しみ

抱えてきた思いは混ざり合い

何ともいえぬ形になっていく

そして

列車の時間はやってくる
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グラディエーターII 英雄を呼ぶ声(2024年製作の映画)

4.0

IMAXの映像はど迫力
懐かしいキャラが嬉しいし
デンゼルの恐ろしい微笑みも健在
面白かった
でも
残念ながら1には及ばない

まず
合わなかった点
ちょっと派手なエンタメに振り過ぎ
最初に戦うあの動
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侍タイムスリッパー(2023年製作の映画)

4.2

もう劇場では無理かと諦めていたが…
なんといつの間にやら最寄りのシネコンでやっていた!
感謝感謝

もう通な皆さんが語り尽くしてらっしゃいますので内容は割愛
とにかく
時代劇愛に震える!!!
私も亡き
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王様の事件手帖(2017年製作の映画)

3.7

実権を持たないながら賢い王と
実力はあるが新人の官吏
デコボココンビが宮廷に渦巻く陰謀に立ち向かう

安定感のある韓国の歴史物
そこにアクションとミステリーを混ぜ
隠し味にコメディを少々
誰もが楽しめ
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蛇イチゴ(2003年製作の映画)

3.8

何とか騙し

静かに耐え

常識に縛られ

見えないところで

軋んできた家は

祖父の死と

長男の帰りで

一瞬のうちに崩れ落ちる

それと共に吹き出す

それぞれの負の感情

そんな苦しく辛い話
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ディア・ドクター(2009年製作の映画)

3.8

お金の為だったとしても

助けたい思いだったとしても

その行動を認めてもらうには

確かな一線があって

それを越えてしまえば

世の中はもう真っ直ぐには見てくれない

でも

心に線は引けない
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夢売るふたり(2012年製作の映画)

3.8

やっと掴んだ

小さな夢は

あっという間に燃え尽きて

残ったのは

ささやかなプライドだけ

そんな2人が

夢を売る

でも

それが少しずつだけど

ズレを生み出していく



なんと言っても
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永い言い訳(2016年製作の映画)

4.2

前触れもなく

足元は崩れ落ち

悲しいのか

寂しいのか

悔しいのか

言葉はおろか

自分の心さえ

形にならず

ただ

流されるままに

もしかしたらと

詰め込んではみたものの

穴の底か
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コーヒーが冷めないうちに(2018年製作の映画)

3.5

田舎の友達との飲み会二連荘のダメージ
「ラストマイル」の塚原監督
Filmarksのスコアもなかなか
軽く楽しむつもりで見てみたのですが…
う〜ん
それを差し引いても
悪くはないけど物足りない
原作が
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ジョン・ウィリアムズ/伝説の映画音楽(2024年製作の映画)

-

映画を見る人なら

知らない人はいない

ジョン・ウィリアムズ

実際の映像と共に語られる

生い立ちから築いたキャリア

家族への曲への思い

そして

スピルバーグ

ルーカス

j.j.エイブラ
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ハンナとその姉妹(1986年製作の映画)

3.8

久しぶりのウディ・アレン

不安定な幸せの中の長女
女優になる夢に悩む次女
美しさが波乱を呼ぶ三女

元夫
パートナー
各々が秘めた悩みと欲望
みんなやってる事は褒められないのに
なんでしょうかね
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こちらあみ子(2022年製作の映画)

-

空気が読めなくて

自分の気持ちに正直で

思った言葉でそのまま話す

だから

学校でも

家庭でも

見えない壁に隔てられ

彼女の呼びかけは

どこにも届かない

エンジン音と

クリクリボウズ
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十一人の賊軍(2024年製作の映画)

3.7

大好きな白石監督だし
メインキャストも最高だし
愛する時代劇とくれば
見に行かない選択はない
だが…
不完全燃焼
芸人を使うのもいい
都合の良い展開もいい
でも
私が見たかった白石監督の時代劇ではない
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犬部!(2021年製作の映画)

3.8

殺処分されてしまう動物を救う為
獣医大で結成された“犬部”
それぞれの思いで選んだ道を経て
また一つになる時はやってくる


こんなの…
泣いてしまう!
犬好きだったら号泣ものです😭

獣医を目指す人
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カモン カモン(2021年製作の映画)

3.6

子供らしくいる事の難しさ

世界は複雑になっていき

情報は過剰に溢れ

考えなければ

ただ生きるのさえままならない

そんな中で叫ばれる

コミュニケーションの必要性

確かに

苦しむ子供に寄り
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