unbepissedさんの映画レビュー・感想・評価

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蜘蛛の瞳/修羅の狼 蜘蛛の瞳(1998年製作の映画)

3.9

黒沢清監督、「蛇の道」との二本撮りで、直接ではないが緩く続編。復讐を遂げた主人公のその後を描く。本題を終えてしまった後の話なので、正直ストーリー展開は薄く得意の長回しも時間稼ぎに見えてしまう。ただ、そ>>続きを読む

JAWS/ジョーズ(1975年製作の映画)

4.2

IMAXで鑑賞。当たり前ですが娯楽映画として最高、映画館で観れてよかった。ホラー、パニック、アクションとジャンルが変遷して楽しい。序盤姿見せず焦らされてからの、終盤のサメさん大活躍は否が応でも盛り上が>>続きを読む

劇映画 孤独のグルメ(2025年製作の映画)

4.0

映画化とは血迷ったかと思ったが、脚本監督がまさかの松重豊ということで鑑賞。そしてこれまた予想裏切る良い映画だった。

まず初っ端のパリのオニオンスープが美味そうすぎる。そのまま飯食べ続けるのかと思えば
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蛇の道(2024年製作の映画)

3.7

自身の98年版をフランスでリメイクという不思議な作品。オリジナル版の話がどこに行くか分からない雰囲気に比べ、本作はより復讐がテーマと分かりやすくなっていてる。自分は旧作の方が好みだけど、謎倉庫とか長回>>続きを読む

バック・トゥ・ザ・フューチャーPART3(1990年製作の映画)

3.8

三作目にもなると時代は西部劇へ。西部劇としては面白いけど、タイムスリップ要素が薄くドクの恋愛模様が多めで個人的にはそこはあまり興味ない(笑)ただ、最後の最後で映像的エキサイティングが爆発するので、結局>>続きを読む

バック・トゥ・ザ・フューチャー PART2(1989年製作の映画)

4.5

シリーズ内で一番好き。一作目の土台の中、複雑だけどわかりやすい脚本が最高。一作目のセリフ的な踏襲も多く上手いと思う。加えて、未来世界に対する当時の希望が感じられて面白い。(現実はあんなに面白いガジェッ>>続きを読む

バック・トゥ・ザ・フューチャー(1985年製作の映画)

4.4

改めて観てやはり激オモロ映画だった。とにかく脚本が面白過ぎて、以後ラフなタイムトラベル物を出せなくしてしまった感まである気がする(笑)特にオープニングが最高。展開を最後の最後まで詰めまくってるのに、ジ>>続きを読む

シビル・ウォー アメリカ最後の日(2024年製作の映画)

4.2

アメリカで内戦が起こった世界で、戦場カメラマン目線で話が進んでいく。内戦の原因を掘り下げ現実の情勢を暗示する話がメインかと思ってたが、ではなく戦争そのもの(フルメタルジャケット的)と、戦時下の狂気がテ>>続きを読む

レッド・ワン(2024年製作の映画)

2.5

サンタが誘拐される話。ブラックアダムとキャプテン・アメリカが出てる通り、アメコミ実写映画っぽい。アメコミ映画に食傷気味な今日この頃にCG満載の似た絵面で既視感、かつストーリーが何も機能しておらず面白く>>続きを読む

CURE キュア(1997年製作の映画)

4.5

黒沢清監督作品。黒沢ワールド炸裂で、色味とロケ地が素晴らしすぎる。カット割も長回しと細切りが巧みでのめり込んでいく。そして話は怖くて面白い。役所広司が何かに感ずく中盤のシーンと、うじきつよしの家のシー>>続きを読む

(1963年製作の映画)

4.4

ヒッチコックの動物パニック映画。とにかく鳥怖すぎる(笑)公園のシーンは屈指の鳥肌恐恐シーン。

正体(2024年製作の映画)

3.4

これを観て考えさせられたと言ってる人もいたのでそう思う人もいるんでしょう。

ターミネーター(1984年製作の映画)

4.0

ターミネーターってジェームズキャメロンやったんや!(笑) 素直に楽しい映画!シュワちゃんをAIロボットにしようという発想がもう面白い。特撮やストップモーションなど色々撮り方を工夫してるのも良い。やっぱ>>続きを読む

ルパン三世 カリオストロの城(1979年製作の映画)

4.5

アニメ映画としてやはり傑作。アニメーションがずっと面白く、いい意味で映像の取捨選択がされてて見やすい。札束放り投げやカーチェイスやパスタシーンなど名シーン豊富。説明を省きまくる台詞回しもテンポの良さに>>続きを読む

チャレンジャーズ(2023年製作の映画)

3.5

3人の男女のテニスを通じた恋愛映画。テニスと恋愛を掛けていたり、試合の撮り方が超変わった撮り方してたりそういうとこは楽しい。完全に子どもが話の蚊帳の外なのと、若干話の薄さを撮り方で補ってる感じが個人的>>続きを読む

ダーティハリー(1971年製作の映画)

3.6

クリントイーストウッド主演の現代版西部劇。中盤まで若干だるさはあるものの最後にお土産をくれる映画。

サマーフィルムにのって(2020年製作の映画)

3.6

時代劇が好きな女の子が文化祭で映画を作る話。SFも絡めてストーリーは面白いが、本筋の作った映画を最後まで観せない演出に違和感の残る作品。ただ、殺陣は見所あり!

インターステラー(2014年製作の映画)

4.8

10周年ということで改めてIMAXで観ました。やっぱり最高でした(笑)

話は綺麗すぎる節はあるものの、宇宙の壮大さと人生や家族など人間の想いを、対比させつつ両方最高級に両立できているのが良い。23年
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ロボット・ドリームズ(2023年製作の映画)

3.6

ハードル上げ過ぎてしまったか、、。良いシーン多いし音楽も良いし日常の切り取り具合がすごく良いし。一方、話が個人的には割と普通で(チャゼルの映画で観たな…)想像の範囲内。「繋がり」を描くにしても、ロボッ>>続きを読む

ドロップ(2008年製作の映画)

2.9

品川祐初監督作品。初監督とは思えない仕上がり(特にアクション)。がしかし、暴力に対する落とし前が無さすぎることや一名犬死がいることなどなど話がひじょーーに薄くて軽い。そして関東弁ツッコミがくどすぎて辛>>続きを読む

ハプニング(2008年製作の映画)

4.2

シャマラン監督。急に何故か人が自殺しはじめるパニックもの。消化不良な人も多そうだけど、個人的にはすごく好き。主人公目線で全体感が分かりづらいストーリーだが、個人が把握できる範囲に限定してる規模感で良か>>続きを読む

レンタネコ(2011年製作の映画)

1.2

自分がターゲット層でないのは重々承知で観たけどエグい脚本。

猫をレンタルして寂しい人を温めていくオムニバス形式の話。動物を人間都合で扱う精神が根本的に嫌い。そもそもこのレンタルは保健所的に良いのだろ
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駅馬車(1939年製作の映画)

3.8

ジョンフォードの名作西部劇。目的地にみんなで向かう一直線のストーリーだが、昔の映画なので当時の常識や時代背景が微妙に分からないのが少し残念。だけど、アパッチ隊とのホースチェイスシーンはマジで超凄い。今>>続きを読む

グラディエーター(2000年製作の映画)

4.0

剣闘士のリベンジストーリー。自分自身あの時代の知識が乏しいけど、なんかすごく再現度が高そう(笑)話は王道だが、ラストに何故だか不意に感動してしまってる自分がいた。

蛇の道(1998年製作の映画)

4.5

黒沢節って感じの映画。冒頭から雰囲気や世界観が仕上がってて観てて気持ちいい。長回しと端折るシーンのバランスが巧みな気がする。哀川翔の営む塾が、チョコプラ的な意味不明さで面白い(笑)

踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望(2012年製作の映画)

3.1

途中までは良かった!ドラマから続く、現場と本庁の問題点に切り込むという点でラストに相応しいとも思う。ただし!いかんせん本筋の顛末が酷すぎる。問題点も散逸的だし、謎解きがもう、、。青島は、走り続ければ解>>続きを読む

リボルバー・リリー(2023年製作の映画)

2.7

なかなか厳しい作品だった。アクション映画のはずだが、アクションのクオリティが、、。多数に立ち向かう少数というシーンが多いのだが、何故多数に勝ててるか意味不明。陸軍の能力が低すぎるだけに見える。

虎の尾を踏む男達(1945年製作の映画)

3.8

黒澤明映画。歌舞伎の「勧進帳」がベースで、音楽や口調が歌舞伎風。弁慶のセリフ半分くらい何言ってるか分からない(笑)が、話として普通に面白いし、古き日本の渋さが滲む作品だった。

踊る大捜査線 THE MOVIE 3 ヤツらを解放せよ!(2010年製作の映画)

1.5

な、なんなんだこの映画は!何もかもがめちゃくちゃだ!意味不明なところが多すぎて、拳銃獲られた時点で??だったが、新建屋に閉じ込められたところで目眩がし(スカンク!?🦨)、青島が素手で防犯扉壊し始めたと>>続きを読む

スカーフェイス(1983年製作の映画)

4.4

デ・パルマ&パチーノの重厚な座組に見合う、重厚なストーリーと絵作り。映画!って感じ。アルパチーノの演技凄まじく、すごい俳優は落ちこぼれた姿が上手いのかもしれない。BGMの使い方も印象的。ラストの銃撃戦>>続きを読む

容疑者 室井慎次(2005年製作の映画)

3.0

アーバンな本編に比べ、新宿のアングラ感とか変な捜査本部とか沖縄とか雪とかルックは映画的で良かった!が雰囲気暗すぎる(笑)話も深みがなく、室井何にもしてないし、室井昔話何も本筋に効いてこないし、犯人浅過>>続きを読む

交渉人 真下正義(2005年製作の映画)

3.9

スピンオフものとして、良い規模感と雰囲気でかなり良かった(でかい規模感の映画が嫌いなのかも)。地下の真下と走り回る木島で分かりやすいし、お仕事職人映画として本編と一線を画すトーンが良かった。クリスマス>>続きを読む

サイン(2002年製作の映画)

3.7

宇宙人襲来ものだけど、ひと家族の中だけの話に終始してて心地よい規模感だった。メルギブ、ホアキンと名優の共演。奇抜な設定に、家族のええ話という個人的に結構好きなシャマラン感の映画だった。

踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!(2003年製作の映画)

2.8

映画は売上と質の高さは相関しないこともあるという良い例。とかく第一に沖田管理官が酷すぎる。あまりにも一面的で救いのない女性となってしまっており、この映画を作ってるおっさん達の偏見が滲んでるように見える>>続きを読む

踊る大捜査線 THE MOVIE 湾岸署史上最悪の3日間!(1998年製作の映画)

3.7

ドラマ映画として結構面白かった。勿論、気になるとこはあるけどドラマなんで細かい事は飲み込める。三つの事件のドタバタ過労感は楽しいし(事件個別で見るとしょぼいけど)、ギャグ要素もツッコミや間のバランス良>>続きを読む

見えざる手のある風景(2023年製作の映画)

3.5

知能が人間より完全に高い四角の蟹みたいな宇宙人に支配された世界。合理的な宇宙人たちには理解できない「アート」というものに人間の特異性を感じる作品。少年の描く絵が結構良い。宇宙人のコミュニケーション方法>>続きを読む