粗大さんの映画レビュー・感想・評価

粗大

粗大

エイリアン:ロムルス(2024年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

初エイリアン作品
1作目と二作目の間というのは聞いていた
初めてで思い入れも特にない身からすると、まあ普通かなという感じ
ゼノモーフが思ったよりでてきたり、基本主人公がとにかく頑張り続けるので粗めのエ
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キャドー湖の失踪(2024年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

複雑な伏線の繋げ方と感情、淡々とした暗めの雰囲気とノスタルジーを含んだ切なさを感じる作風は割と好きだった
映画として面白いかは別として
幼少期雨の時の休日を思い出す感じ

何も解決はしてないし種もわか
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行き止まりの世界に生まれて(2018年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

恵まれていない中でも歩き続けることによる変化と成長の体現

短いカットで移り変わっていきテンポがいいので時の流れとその変化がわかりやすい

音楽が良い
気持ちいい冷たさの冬、深夜の街中のような空気感、
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セキュリティ・チェック(2024年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

話題になっていたので見た
全体としては悪くなかったが、良くも悪くもありがちな展開で特に新鮮さもなかった
金曜ロードショーとかでやってそう
唯一新しいのは主人公がナメてた男が実は最強系ではなく、ほんとに
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ホールドオーバーズ 置いてけぼりのホリディ(2023年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

クリスマスシーズンに見たい作品
殺伐とした空気感と痛みを伴う現実をなぞりつつ不思議と休暇のゆったりとした空気感も漂わせる斬新な感覚があった

傷と痛みを持ちつつ報われるわけでもないが寄り添うことは出来
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ペルシャン・レッスン 戦場の教室(2020年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

中盤くらいまで割と設定の妙もあり、笑えたりおかしな部分もあっただけに最終盤の重さにくらった

実話とは思えないくらいには上手いつながりと結末があった
人名を創作単語に使うことによる収容所の記録、無実の
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アルゴ(2012年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

当初は波風も特になく、淡々とした史実ものかと思ったら、2日目作戦決行決定からの追い上げ、熱、緊張とカタルシスが急激に上がった

異国の言語に字幕をつけなかったり、目元のみを映す演出による緊迫感の演出は
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呪怨(1999年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

ビデオオリジナル版視聴
オムニバス形式なのは驚いたしテンポ感は良くなっていたのでみせ方としては面白かった
モノが出てくるまでの音楽や演出の恐怖の煽り方は良かったし、トシオくんの口から猫の鳴き声がするみ
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来る(2018年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

尖ったホラーとしては良作
変な終わり方やいきなりカッコいい描写放り込んできたり、怖さも人に振り切ってたりと原作とも普通のホラー映画とも違うという点では差別化は出来ているが、下手に替えたことでキャラの人
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一分間タイムマシン(2014年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

シュールでひねりもある
少ない時間の中、暇潰しくらいには楽しめた

一ページ小説みたいな感じ

つみきのいえ(2008年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

たった10分、かつ無声なのにぐっときた涙をこらえた作品
羊皮紙に炭か鉛筆で描いたようなスタイルが温かみと優しさ、ノスタルジーを加速させる

水に沈む塔状の家を1階層進むごとに回想される過去、家族との思
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ザ・ピーナッツバター・ファルコン(2019年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

自信と温かみを持つことの大切さ
日常の中の小規模な達成、幸せを再発見させてくれる傑作
出会う時期が違えば人生ベスト10とかに入っていたかもしれない
じんわりと良いなと、休日の午前中とかに見たいタイプ
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クレイヴン・ザ・ハンター(2024年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

SSU最終作にして一番か二番目くらいには良かった
アーロン・テイラー・ジョンソンの躍動を楽しむ作品

ストーリーやカタルシス面で言えば地味であっさり、特に引っかかるところもなく波少なめで終わった印象な
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GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊(1995年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

世界観としてはかなり良いし、台詞回しや設定も複雑で奥深い上に示唆の仕方も上手い
しかし、波がほぼなく規模としても映画作品というよりアニメの最終回程度といったような大きさに感じたためカタルシスはあまりな
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聖☆おにいさん THE MOVIE~ホーリーメンVS悪魔軍団~(2024年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

映画作品としてその完成度や面白さは褒められたものではないが嫌いにはなれないため、かなり愛も含め忖度した点数

聖☆おにいさん原作やドラマは好きなのでその映像化がまだ続いていたというのがとても嬉しかった
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アキラ AKIRA(1988年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

自分の癖がまだ固まりきっていない頃に見ていたら、生涯ベストになったかも知れない一作
そういう意味で惜しい
何度も観ることで味が出そう、次に観る機会があればベストリストに入るかもしれない

この時代と思
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マン・オブ・スティール(2013年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

粗、好き嫌い分かれそうな雰囲気は割とあるが個人的には嫌いになれない作品

役割を持たない赤子が神になる物語としては傑作に近いが、スーパーマンの人間性は十分に語れていなかったようにも思う、特にあの戦いの
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キャビン(2011年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

全てが斬新なメタホラー良作
ポップコーンムービーとしてもかなり良さそう
テンポ感は普通だけどジャンル変化や視点変化で見やすい

映画や都市伝説とかのクリーチャーの宝庫
2回目だけどあんま覚えてない、ネ
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ホワイトバード はじまりのワンダー(2024年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

予想を超えてこない感じではあったが綺麗にまとまった良作
ワンダーから続く人への愛や想いが生み出す奇跡、全く気づかれないような人の小さな親切をテーマにしたメッセージ性は変わらず良かった

ジュリアン孫は
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ウエスト・サイド物語(1961年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

テーマ性として置かれた環境で作られる差別や偏見の深化と連鎖する憎しみだということもあってカタルシスはないし見終わった後も気分悪い
伝えるという意味では名作なんだろう

時代、人種、環境様々な価値観の違
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イエスタデイ(2019年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

2回目
集団視聴

ヘル・レイザー(1987年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

つまらないと聞いていた割にはそこまで酷くなかった
悪趣味系映画の中でも悪くない方
勿論、造形や構想などはやはり独自性を兼ね備えた一級品
チャチさは時代的に仕方ないがデザイン性の宝庫、セノバイトは言うま
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ポゼッサー(2020年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

別に真新しくはないが面白い設定
淡々として乾き粒立っている画面も癖になる、
冷たく寒さを覚えるような無感情と美しさの混在が旅先のノスタルジーを思い出させた
主役の表情も

ストーリーラインはかなりシン
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移動都市/モータル・エンジン(2018年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

世界観の基礎構想やセットは良いのにここまでワクワクしないのも珍しい
あらゆる点において足りていないか惜しい

キャラクターもほとんど印象に残らず魅力的でない
ストーリーラインもふわっとしていてどこに向
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君を想い、バスに乗る(2021年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

余白が多く波もないのでエンターテイメント性はない
人生の痛みと自身の思うようにいかない意図しない他者の動きを感じさせる流れを感じた

イギリス特有の寒色系の画面、淋しく乾いた空気感の中に独特のノスタル
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サイコ・ゴアマン(2020年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

倫理観、常識ゼロの異色の特撮系シュール・コメディ
ガールミーツモンスター、残酷さと裏腹にコメディ色強めのタッチやモンスターのギャップの言動など、定番の要素は含まりつつ、予想以上に高クオリティの特撮や味
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メン・イン・ブラック3(2012年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

多分金曜ロードショーとかも含め、一番見てるMIB作品
グリフィンの印象が強い

ほんの僅かな動きが未来を変え奇跡を生み出すというグリフィンの見方が良い

完璧とは言えないけど、自分の人生の時代感も含め
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夜明けのすべて(2024年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

人と関わり合う中で変わっていく尊さを改めて感じた
生きていく中で誰もが何かを抱えている
月並みなテーマではあるが、静かに淡々と、また嫌な部分、知らなければ不快に思ったり傷つけ合う面も臆さず描いているの
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テリファー 聖夜の悪夢(2024年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

もうアートがホラーキャラクターとして不動の地位を確立してきたと感じる
正直、ストーリー性としては2の方が良かったし興奮という意味の残虐シーンはそこまでなかったけど
また悪魔系が絡んできてしまったのはや
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ラブ・アクチュアリー 4Kデジタルリマスター(2003年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

映画館で見られて良かった
クリスマスの愛と奇跡の映画としてはかなり良いが、ドンピシャには刺さらなかった
この人数の群像劇としてはかなりまとまっていて見やすかったものの、特に最後にかけて成功した人、恋や
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メン・イン・ブラック2(2002年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

面白い良作で世界観を楽しみ、再び2人に会えると言う点では文句ないが、作品としての完成度は1には劣る
ただその分気軽に見られる、夜家で適当にチャンネル回していたら見たいくらいの丁度良さはある

やっぱ最
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アングリースクワッド 公務員と7人の詐欺師(2024年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

久々にストレートにガツンと面白い邦画が見られた
痛快で爽快
気持ちいい鑑後感

やや無理のあるトリックや大げさなキャラ付けも逆にいい外連味になっており、ジャンクフード的な楽しさを感じた

映画館で見ら
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インターステラー(2014年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

インセプションに次いでノーラン作品で好きになった
映画館で見られたという点では1番かも
圧巻の迫力と人間ドラマ
複雑な語り口ではあるものの、テネットよりは理解しやすかった
理論的にどうかということは置
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ロード・オブ・ザ・リング/旅の仲間〈スペシャル・エクステンデッド・エディション〉(2001年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

映画館でエクステンデッドバージョンで見られて良かった
映画館で見たものの中では1番長く、そうでなくてもジャスティス・リーグスナイダーズカットに次ぎ2位くらいの上映時間には驚いた

これぞ現代ファンタジ
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あの頃輝いていたけれど(2022年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

ありきたりでストーリーの予想もつくけど、こんなんでいいんだよなという感じ
やっぱり子どもが成長してそれに影響された大人も変わるストーリーに弱い

自閉症などの要素はそこまで強くない

音楽も似た系統が
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