八咫さんの映画レビュー・感想・評価

八咫

八咫

不思議の国の数学者(2022年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

さすが韓国映画だ。泣かせにきて見事泣く。

学問への勇気を伝えてくれる。
それだけで充分。

この設定を生かして韓国映画ならもっとコッテコテのことが出来ただろうけど、あえて余白を残したのかそれが不完全
>>続きを読む

エレファント(2003年製作の映画)

3.4

『ウトヤ島、7月22日』と同じ感想しか抱けない。
その日起きた出来事を淡々と描く手法。
感想を抱くことすら不謹慎だと感じる。
レビューを見なければ実際あった事件を元にした作品だとすら知らなかった。
>>続きを読む

トレイン・ミッション(2018年製作の映画)

3.4

知らず知らずのうちに同監督作品は三作目。
そもそも犯人側がプリンを探すことから始まってるんだけど、なんていうか舞台設定が微妙すぎる。
プリンは信頼できる警官に言われてあの電車に乗ったんだっけ…?そもそ
>>続きを読む

アンビュランス(2022年製作の映画)

3.5

トランスフォーマーの監督なんだ。観たことないけどタイトルだけ知ってるレベルで有名だよね。
普通に面白かった!何も考えず観れるし、凄いお金かけてるんだろうなっていうカーアクション、逃走車は救急車で中に急
>>続きを読む

東のエデン 劇場版 II Paradise Lost(2009年製作の映画)

1.0

なんだこれ〜〜!!
そもそもアニメ化の続編を映画にすること自体悪手だと思うのに、その映画が二部構成だなんて。しかもこの内容でしょ、アニオリにありがちな日本をよくするために云々系、ほんと無理あるって!ま
>>続きを読む

東のエデン 劇場版 I The King of Eden(2009年製作の映画)

2.0

まじで咲にイライラするしかない脚本に憤りを感じる。彼女はただ物語の速度の調整弁でしかないじゃん。これでいいのか?視聴者絶対フラストレーション溜まってるぞ。

しかもこれで終わらないし。
ここまで来たな
>>続きを読む

殺さない彼と死なない彼女(2019年製作の映画)

1.0

なんぞこれ????
ごめんなさい、意味がわからん。
評価が高いから全部観切れたけど、キャラ設定が無理あるし全然入り込めない。カタルシスもわからん。私が登場人物の年齢とは離れてるからだとも思えない。もし
>>続きを読む

ウインド・リバー(2017年製作の映画)

3.8

良い作品だった。
もっとがっつりめのミステリーなのかと思いきや、ではあるけど心が温まるし心の底から罪と犯人を憎む。
雪に閉ざされてしまう土地に追いやられた先住民の方達。そして失踪者すらカウントされない
>>続きを読む

亜人(2017年製作の映画)

1.0

何年か前にサブスクで見た気がするけどフィルマに記録してなかった。記録する時は次見た時と考えていたけど、ようやく観る気になったので今回記す。

やっぱりアニメ、漫画と比べると実写の演出の荒さはめちゃくち
>>続きを読む

ハッチング―孵化―(2022年製作の映画)

2.6

うーんビミョいな……。
作りが緩く稚拙な面がかなり見られる。
母親役の人が角度によるけど大好きなブリちゃんに見える瞬間があった。
真剣に見て評価するに値しない作品。
この設定、昔の少女向けホラー漫画で
>>続きを読む

劇場版メイドインアビス 深き魂の黎明(2020年製作の映画)

4.0

やばい、最後の方は泣きそうになってしまった。

黎明卿、鬼畜すぎるて。
良い感じ風に終わってるのもまた闇が深いと感じる。
アニメ2期楽しみます!
ボンドルドのCV、森川智之なのね。良い声すぎた。

>>続きを読む

あんのこと(2023年製作の映画)

3.1

うわーもう最悪。最悪だよ。
こういう不幸な境遇の人は福祉に繋いであげて、という感想しか抱けないんだけど福祉に繋がった先がこれだもんな。
本人がどれだけ努力しても、それまでの劣悪な環境から離れなければな
>>続きを読む

犯罪都市 THE ROUNDUP(2022年製作の映画)

4.1

ブックマークしてる映画が軒並みシリアスなものばかりで、どうしよう今観たい雰囲気じゃないと思っていたところにぴったりの映画でした。
しかもこの作品1作目でもないし、1作目はU-NEXTにないし、次の作品
>>続きを読む

僕たちは希望という名の列車に乗った(2018年製作の映画)

3.7

ドイツ史を全く知らず、それでもベルリンの壁はあまりにも有名。
これだから共産主義は嫌なんだよ。日本の共産党が最近にわかに自民党議員よりもまともなこと言う人が多いって理由で評価されてるキライがあるけど、
>>続きを読む

Winny(2023年製作の映画)

3.9

袴田事件が再審開始され地裁で無罪が出てから数日。
ずっと観てみたかった。
観れて良かった。
裁判へのプロセスはもっと柔軟であるべき。

彼が新聞社などへの告発を例に、情報提供者の秘匿性を担保した、って
>>続きを読む

ブラッド・ダイヤモンド(2006年製作の映画)

4.2

観れて良かった。夢中で観た。
ジュエリーに最近ハマった私は紛争ダイヤモンドの存在を知ってこの映画を観ずには通れないと思っていた。
シエラレオネが今は平和なこと、キンバリープロセスが導入されたこと。それ
>>続きを読む

シャッター アイランド(2009年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

退屈は退屈だなんだけど、全てがわかってからのディカプリオの演技が凄すぎて、満足感は高い。
個人的な好きなマーク・ラファロが出てきて嬉しい。

不気味だと思ってた所長?もまともな人だし、全てが一人称視点
>>続きを読む

落下の解剖学(2023年製作の映画)

2.1

つまらなかった……
ジャケットも素敵だしよく名前聞くしで観てみたかったけど、もう退屈すぎて。
アマプラをテレビで観ると倍速視聴できないから余計つらい。それでも直近で観た映画も一倍速で観て問題なかったか
>>続きを読む

最後まで行く(2023年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

父が15分ほど観ていたところで合流。
久しぶりに1倍速で観たわ。人とツッコミ入れながら観ると苦じゃないのは発見。
途中、尾田が二番目の鍵を開けられないシーンを彼が閉じ込められていると勘違いして映画が終
>>続きを読む

アメリ(2001年製作の映画)

3.9

あまりにも有名なジャケットで教養として観なければいけないだろうと思っていた作品。
主役のオドレイ・トトゥはダ・ヴィンチ・コードにも出てたのね。どこかで観たと思ったら。
あの畳み掛ける感じとか邦画っぽい
>>続きを読む

オーシャンズ8(2017年製作の映画)

3.8

ジュエリー沼にハマりつつある私は色石の知識を伝えるYouTubeでこの映画を紹介されたことがキッカケで視聴。
煌びやかな宝石たちは観てるだけで夢のような心地になる。正直好みのデザインではなかったけどメ
>>続きを読む

英雄の証明(2021年製作の映画)

3.5

もう悪い方、悪い方にしか行かない。転げ落ちていくように。
もう一回女性を張り紙で探せばよかったんじゃないかな、とか、確かにああいう場面で女性の住所とか携帯番号とか聞かないような、とか聞いたとしても嘘の
>>続きを読む

赦し(2022年製作の映画)

1.0

結末ありきのご都合映画。超凡作。
遺族の被害者本人へ対する愛情をもっと見せることもできたし、加害者の醜さをもっと見せることもできたはず。
なのにそれを全く感じられなかったのは演技と演出の下手さだと思う
>>続きを読む

聖☆おにいさん 第Ⅱ紀(2019年製作の映画)

1.0

流し見用。弟子とか早く出てくればいいのに。ずっと2人は飽きた。しかし染谷顔がいい。

ロストケア(2023年製作の映画)

-

評価をつけてもいいのか。
心臓がばくばくいう。

親を殺さずに済む方法、それは親との適切な距離なのではないか。長澤まさみが母親を殺さずに済んでいることがこの答えだと。

ユンヒへ(2019年製作の映画)

4.0

やばい。本当にやばい。素敵すぎる。観れてよかった。心の底から。

昨日からの日韓シスターフッドのxでの盛り上がりでこちらが紹介されていたからfilmarksでも上の方に来ていたし、でもその前からずっと
>>続きを読む

KCIA 南山の部長たち(2018年製作の映画)

4.4

すごい。くるものがあった。
朴正煕があんなに暴君なのに、よく朴槿恵政権が誕生したなと驚き。最近のタイ首相も最年少で女性だけど元首相の次女ということで新鮮さはなくあまり評価されてないとか。日本も総裁選で
>>続きを読む

花様年華 4Kレストア版(2000年製作の映画)

4.5

物語というよりも、映像がもう本当に美しくそれだけで満足。
写し方といい、マギー・チャンの何度も変わるチャイナドレスといい。
その時代の香港の街並みが映し出されることは少なかったけど、その時代に生きてい
>>続きを読む

アポカリプト(2006年製作の映画)

4.0

すごい……なんて終わり方なの。
圧巻。見事。
その雰囲気を味わいたいならベストではないか。

本当にあった時代をベースにしているとのことで、世界史やっとけばよかったなとしみじみ思う。
ちょっとマヤ文明
>>続きを読む

トランス・ワールド(2011年製作の映画)

3.0

xで「記憶を消して、もう一度観たい傑作映画」との触れ込みだったけど終盤のチープさが絶妙すぎて、ストーリーはいいけどめちゃくちゃがっかりした。全てがチープに思えるし説得力ないなあ。

ウトヤ島、7月22日(2018年製作の映画)

1.0

このレビューはネタバレを含みます

評価するのも如何なのかとすら思う。
実話ベースであるがゆえにあの主人公のラストをどうしてそうした、と。

この映画を撮った意味は?
ただの事件の再現Vなだけだ。
被害者遺族はこれを観てどう思うのか。
>>続きを読む

aftersun/アフターサン(2022年製作の映画)

3.9

ずっと見ていられる心地の良い映画。
それが死の不穏さに支えられているとしても。
クィアの文脈として捉えている人もいるが、私は私の捉え方としてこの映画が映すものだけを観たい。


脚本 4
美術 4
>>続きを読む

奈落のマイホーム(2020年製作の映画)

3.0

なんだこれ??
普通に人は死ぬしシリアスであるべきなのに、コメディ要素がメインでバランスが全然取れてない。
導入も長いしなんだかな、な映画。
逆に韓国作品なのに駄作な感じが珍しい。


脚本
美術
>>続きを読む

エリート・スクワッド(2007年製作の映画)

3.8

行政が全く機能していないのが恐ろしい。
とにかく観ればわかる。
日本もここまで分かりやすくないだけで、大なり小なり変わらない部分はあるだろうな。


脚本 3.5
美術 3.5
演技 3.5
演出 4
>>続きを読む