思いの外オリジナルの『サランドラ』の要素に忠実かつ、残虐シーンや緊張感増しで面白かった。
被害者家族の「悪い人たちじゃないんだけど、自業自得な振る舞いもあるよなー」な具合と、やり過ぎ奇形一族の攻防が清>>続きを読む
人と人との触れ合いと優しさに溢れたいい作品ですね。この映画の虜になった人が多いのもよく分かります。
夫婦関係が破綻した2人の女性が、それぞれ自分らしさを取り戻していく過程が素敵です。寂れたバグダッド・>>続きを読む
実はウェス・アンダーソン監督作は初視聴。毛嫌いしてるわけではなく、なんか色々タイミングが合わず・・・。
で、結果としてこれいい映画ですね。「編集長が休止したため、廃刊が決まった雑誌の最終号の記事の映>>続きを読む
偶然の出会い、そして対峙する2人の会話から想像が広がる3つの物語。
物語はどれも、対話の中から生まれるそれぞれの思いやりや関係のひりつきが、とても愛おしくも悲しい。この感じは純文学小説を読んでるかの様>>続きを読む
見る立場で感じ方は色々だろうけど、自分としてはこの親を批判的にしか見ることかできない。
娘の為と言いながら、結局その娘の寿命を縮める様な行為が、世間に顔向けできるものなのかと思う。
言い方は悪いが、こ>>続きを読む
これは男女の愛憎劇なのか、ブロマンスなのか…。
正直言って「なんだこれ」な部分もあるんだけど、見てる間はずっと物語にのめり込んでしまったのも事実。
愛も友情も性欲もひっくるめて、テニス試合の真剣勝負に>>続きを読む
苦しみの渦中にいる人に絶妙な距離感で寄り添う、そんな作品ですね。
PMSを患う藤沢がイライラを爆発させるシーンは、かなりギョッとさせられるのだけど、きっと大袈裟ではないんだろうな。いつそうなるか予測>>続きを読む
監督のレア・フェネールは、初監督作の『愛について、ある土曜日の面会室』が好きで、新作となる今作は見てみたかったもの。初上映時には都合がつかなくて、再上映があって良かった。
新人助産師を通して産科病棟>>続きを読む
演出に菊池宣秀が復帰の劇場版。かつての演出時代を思わせる、人の執着と呪術にフォーカスした展開は雰囲気がよく、新ディレクターの一ノ瀬マキの主観ショットを交えた演出も新鮮。
だが肝心のビデオ映像のインパ>>続きを読む
スラッシャー映画としては普通に面白いのだが、『ハロウィン』シリーズとして見ると微妙な一作。序盤のローリーVSマイケルの戦いとその後のネット中継パートが乖離してしまっているし。元々別のホラー映画企画だっ>>続きを読む
トミー役の人どっかで見た覚えが…と思ったら、『アントマン』のポール・ラッドでしたか。
結局マイケルの行動原理って何だっけ…?
マイヤーズ家最後の1人を殺す…にしては行き当たりばったりすぎるし、あと謎>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
M・ナイト・シャマラン監督なので見る前は身構えてしまっていたが、見終わってみたら割と真っ当にサスペンスしていた作品。良きパパでいる、娘にコンサートを楽しませる、正体がバレずに逃げ出す、を同時にしなけれ>>続きを読む
日本ではVHSでしかリリースされていない名作として評判は聞いていた作品。この度Blu-ray化されたので視聴。
他の奴らにはワンパンでキメる不良が主人公に対してだけ決闘で挑むのは何故?とか、不良側の意>>続きを読む
76分という短い上映時間なので展開もスピーディー。開始5分で殺人なのでストレスなし。死体の上でピザ食ったり、冷蔵庫の死体に気付きません、なくだりとかバカバカしさが良し。スラッシャー映画のテンプレをきっ>>続きを読む
ダリオ・アルジェント監督とアーシア・アルジェント主演の親娘タッグ。
アーシアは2000年代以降のゴスっぽいイメージがあったので、拒食症の幸薄な役は新鮮ですね。
ひたすら首切断シーンの連続。病的でもある>>続きを読む
話は王道のスパイアクションもの。普通に面白いです。
今では主役級のチェ・ミンシクやソン・ガンホが脇役で出てるがなんと豪華だな。
ハン・ソッキュ繋がりで『カル』を見直したくなってきた。
ダリア・ニコロディが追い詰められる様子をただただ見るだけの映画。ラスト含めて結構胸くそ悪いです。
ギレルモ・デル・トロ監督が『インフェルノ』のホットドッグ屋のおっさんの殺人シーンを絶賛していた。信者だな。
このレビューはネタバレを含みます
「有り得るかもしれない近未来」という、ディストピアSFにありがちな感想を切実に思ってしまう一作。劇中で終始鳴り響く、乾いた銃声の音がずっと耳に残る。アメリカ本土で戦争が日常となってしまった恐ろしさが伝>>続きを読む
認知症の老婆のただの奇行か、介護疲れの娘の策略か、と色々勘繰って見ていると、予想外の展開が次々と待っているので飽きずに見ていられる。
坑道の中での少女に対する老婆の行為は、恐怖というより笑ってしまいま>>続きを読む
コメディ映画としてすこぶる面白い。ヒットするのも納得の出来です。何より作り手側の時代劇愛がひしひしと伝わってくるのが好ましいですね。
高坂を演じる山口馬木也氏の演技もこの作品の大きな魅力のひとつ。シ>>続きを読む
自分が知っている常識や倫理からは、少しずつ逸脱した人々が織りなす3つの物語。シュールで悲惨な展開が続くが、クスッと笑えるところもあって、とっつき難いと思いきやすごく面白い。
支配される者、妻を取り戻>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
前作で持たざる者のカリスマとなってしまったジョーカー。彼の本性を暴き立てただの哀れな狂人として終止符を打つ続編。この展開はまあ妥当ではあるが、こういう話をわざわざジョーカーでやる意味は…?とも思ってし>>続きを読む
エキセントリックな殺し屋博覧会。
やはり見所は髙石あかり、伊澤彩織のJKコンビか。それ以外の殺し屋や教師と生徒といった登場人物もキャラクターが立っていたものの、あっさり退場してしまうのが残念。
各人が>>続きを読む
調べたら、主要な登場人物のモデルになった連中は尽く逮捕されてるのね。全員悪人じゃねーか。
他人を食い物にする主人公像には憧れは感じないが、彼の言動には見ているとついつい引き込まれてしまう。3時間見入>>続きを読む
アクションというのはロジカルに組み立てられていて、それを再現する演者には求められる難易度が高いのだと分かる。
クオリティをとるか演者の体力をとるか…というせめぎ合い。その結果が「ナイスデイズ」の出来映>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
転売業で稼ぐ今時の若者が、そのしっぺ返しを食らうスリラー映画……と最初は見ていました。後半のガンアクション展開には良くも悪くも面食らいます。
利益を生むことより転売自体が目的となってしまっている主人>>続きを読む
前2作の出来と地上波ドラマの勢いで上がりきった期待値のハードルを軽々と越えてきましたね。
アクションパートはマシマシで。でも見ていて疲れることなく、寧ろもっと見たいと思わせる。まひろvs冬村のバトル>>続きを読む
伝説のカルト映画、とのことだが見て納得の出来。ミイラの襲撃に緊張感の欠片もないとか、衝撃のラスト…というか、ただ投げ放しなだけじゃないかとか、いろいろあるけど。最初からB級映画を楽しむつもりでいたので>>続きを読む
チェストバスターが腹を食い破って出てくるシーンを見て甦るトラウマ。自分はなんでお金を払ってまでこんなものを・・・。
内容は手堅く、大事なところは外さない。2時間たっぷり恐怖と共に楽しませていただきまし>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
実話怪談の元祖『新耳袋』に、金縛りにあった男が「死んだ奴より生きてる人間の方が強い!」と叫んで霊を撃退する話があったが、まさにそれを地で行くような映画。
前半のサユリによる一家全滅パートはさすがに怖>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
高齢者向けの風俗というとセンシティブな題材に思えるが、アート映画的な撮り方や役者の演技もあって、見ていて性の生々しい感じはあまり受けなかった。
茶飲友達を経営するマナ。孤独な老人のセーフネットを謳い>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
夏休みにプール掃除を行うこととなった補修組とそれに付き合う水泳部員たち。4人の女子高生の悩みや心の葛藤が描かれる。
ココロがメイクに拘るきっかけは、野球部のマネージャーの面接に落ちたことだろう。自分>>続きを読む
ありふれた生活の延長線上に突如として凶行が発生する。きっかけは主人公にもチャイムの音が聴こえてしまったからか?日常風景に忍び寄る得体の知れない何かと不快感を、自然音、生活音、騒音、無音・・・と音で表現>>続きを読む