ビリー・ワイルダー初めて見ました。よくできた話だ!女優おばさんも執事=トップヲタもママ活男も気が狂ってる。三谷幸喜はこれを見てるに違いないし、戸田恵子あたりに演技を完コピさせてそう。
「痛いおばさん>>続きを読む
母親を失った本当に内気な女の子が、ゆっくり心を開いていく様を描いた映画。物語を追う系の話ではない。たぶん構造としては”去年マリエンバートで”に近いと思う。心の迷宮から抜出すにはどうしたら良いか?を考え>>続きを読む
女上司って難しいよね。この映画がどうというより、部下との関係について考えさせられた。年が近い部下も年上の部下も異性の部下も、あと部下の経歴覚えてたほうがいいこととかも、いろいろ思い当たることがあった。>>続きを読む
絵作りにデシーカの力量が感じられる。女が男を探しに出る旅の道中とか、雪の中を歩く様子と旗のイメージが重なる箇所とか。
振り回されるのはいつも民衆で、政治側の事情は描かれない。だから、なんだか分からな>>続きを読む
うーん、、こういうことをやりたいなら演劇なのかも。せっかく映画なのだから、ループのたびに少しずつ気がふれていくような描き方とかもできたと思う。
ループの原因だったタイム〜の話も、ちょっと突然すぎるかな>>続きを読む
芸術を散りばめながら、ある種の娯楽のようなものを肯定している。たぶん、ゴダールは正統派映画のあり方を茶化したのだと思う。くそダサいようなことをわざとやって、白々しい顔でかっこいいでしょって言ってくる捻>>続きを読む
初ヴィスコンティ。死んでいたおじさんのもとに、うるさい家族が転がり込んできて、(嫌々ながら)家族との交流をするうちに、おじさんが2度目の人生を生きる話。
若い娘を通して青春を感じたり、世話をするうち>>続きを読む
オリヴェイラの作品は家路だけ見たことがありました。移動ショットが少ないひと昔まえ風の撮り方。
前提条件が違っていたら、お話になりませんよね。仕事でもお付き合いでもそれは同じ。終わり方はスカッとした。>>続きを読む
半分くらいまで見て、なんかB級映画っぽいな?と思って、そこから先の展開で確信に変わった。…音の世界でBLOW-UPをやろうとしたところまでは良かったんだよ!
後半〜ラストまでの流れが馬鹿で好き(タラン>>続きを読む
有名作だから見てみました。なんだろう、僕らの7日間戦争の元なんだろうなこれは。見なくても別に良かったのかもしれないな。
カメラワークとか、映画のポスターとか、いろいろな意味でデザインセンス抜群の映画だった。
男を振り回してる(自覚ない)人ってこんな感じなのかも。あまり人のことを考えない美女が命を狙われる話。
このレビューはネタバレを含みます
社会派の映画に対してこんなこと言うのは不謹慎かもしれないけれど、面白かったです。シシー・スペイセクは素晴らしい女優だな、、とあらためて。息子の死を知った後の領事館のシーンで、父の一人称視点が初めて映る>>続きを読む
そういうシーンは一切出てこないんだけどずっとえっちぃ雰囲気が続く映画。弁当箱から写り、尻から腰。細い路地をすれ違うたびに惹かれる気持ちも分からなくもないような、、そんな感じ。
監督は、これを撮ってる>>続きを読む
奇跡が重なってできたすごい映画。
・サブジアンという人物が存在したこと
・キアロスタミがこの小さな事件を見つけたこと
・承認欲求とは
・マフマルバフに付けたマイクの音声がきちんと録れなかったこと
・序>>続きを読む
トリュフォーっぽさ薄めな気がするが、原作は尊重しつつ、監督なりに「本」や文化と向き合うことについての考察が入っていたと思う。
文字に残すのがダメで、漫画はいいのか、とか。近未来ではヒトがより動物的な>>続きを読む
おもしろかったー!
かっちょいいヤクザ抜けおばさんが子供を守るとてもエンタメ映画。男の子の成長物語でもある。
レオンのもとになったとは言うけれど、こちらの方が一枚上手ですかね。(似ている映画でレオンが>>続きを読む
震災が起きた町の現在の姿を映しているだけで既に二重の要素を持っている。来訪者による伝聞という要素も、過去との重ね合わせだ。そう考えると未来を想定した朗読は蛇足ではないか。
序盤からどんだけカットあるのよって思った。
アンティークショップ兼自宅の構造が複雑(カーテンで区切られていたり)で、その部屋をさまざまな角度で撮っている。あらゆるところに使う物/使わない物/売り物/生>>続きを読む
ジュールとジムが、悪魔的な欲望の化身と向き合う話。
話をジム中心で考えると、麻薬とか宗教とかそういう欲望的なものから抜け出そうとするけれどダメだった人みたいな話に見える。囚われて死ぬことになる。>>続きを読む
よくできた落語みたい!
ちょっと馬鹿にしててすみませんでした。地上1階から爆破されたらその上が無事なわけがないとかもはやどうでもいいことですね。
髪の毛を抜く老婆は登場しません。内容は芥川龍之介の「藪の中」なのだそう。(そちらの原作は未読で視聴)
一つの事件について、多襄丸(三船)と女(京マチ子)と夫(森雅之)と第三者(志村喬)それぞれの視点>>続きを読む
台湾という国の無意識をどう描くか、、ということ。次男やっぱり死んでたんだとか。台湾の歴史の隠喩がいろいろありそう。主人公が喋れず、アイデンティティが他者によってしか確立されないということも、たぶん意味>>続きを読む
市民は誰もが「街がよりよくなる」ことを感覚的に願っている。市長はそうした希望を言語化する存在であり、「文化会館」は表出されたひとつだった。
市長の言語化の対抗馬として、教師の言語化が置かれている。言>>続きを読む
マグロと噴火が生命を感じさせる。それと、島にこんな美人が住んでるわけがないだろっていう、いかにもわざとらしいアンバランスな絵作り。
この島では、衣服を直すためのミシンは、男を誘惑する娼婦の家にしかな>>続きを読む
無敵時代のジュリエット・ビノシュ主演。岩井俊二が参考にしてそう。
楽譜を指でなぞると音が変化する効果は、いかにもテレビドラマっぽい演出で笑ってしまう。オリビエが気持ち悪いのはご愛嬌。
テーマごとに>>続きを読む
前半、召使いの女性が訪問者の股間に注目してしまうところからの→ダッシュ→鏡→持ち場に戻る→やっぱり股間見ちゃう→ダッシュ→ガス吸って自殺未遂→男が助ける→スカート捲り上げる、、、までの流れがほんといい>>続きを読む
レイダースに及ばないかな、、と。あのバカさが良かったのに。全方位に配慮しながら一歩つまらなくなってしまった感じ。躊躇なく人を殺す考古学者がまた見たかった。トロッコアクションとワニぐるぐるは良かった。
かなり実験色強い映画。昼顔の最後みたいな感じが延々と続く、、そんな悪夢のようなコメディ。(どこからどこまでが夢なんだろ)
夢の中でだれかが見ていた夢をみた・・・というところが面白かった。差別主義の自>>続きを読む
素晴らしい映画音楽が全部もってく第一作目。黄金のおみこしにしか見えない。
これにしてもジュラシックパークにしても、映画ができたことで考古学や古生物学に光を当たったことは確かなので、スピルバーグの功績>>続きを読む
男は何かを見たかもしれないが、見ていないのかもしれない。
女が執拗に写真を求めたのは不倫がバレないようにするためだったのかもしれないし、引き伸ばしすぎたモノクロ写真は死体に見えないし、ライブ会場で放り>>続きを読む