【徹底比較】扇風機のおすすめ人気ランキング【風の強さが最強なのは？2025年1月】

ひとくちに「扇風機」といっても、羽根の見えるリビング扇風機や羽根が見えないタワーファン（羽根なし扇風機）から、首掛け扇風機・ハンディファン・卓上扇風機などの小型扇風機まで、種類はさまざまです。

羽根なしのタワーファンと羽根のついたリビング扇風機で涼しさ（＝風の強さ）を比べたところ、タワーファンの涼しさは物足りない結果になりました。しっかり涼しい風を感じたいのであれば、強力なリビング扇風機がおすすめです。

また、近年では外出先や学校、オフィスでも使いやすい小型の扇風機も注目を集めています。

首掛け扇風機はハンズフリーで使えて、なかには首元に冷却プレートがついているものもあります。若干の重みはあるものの、外出時や家事をするときのながら使いに適しているでしょう。

卓上扇風機は机に固定できるのでデスクワーク中に最適。首掛け扇風機のように屋外でも使えて、デスクワーク中にも置ける、両者のよいとこどりをしているのがハンディファン。風量が強く静かな商品が多いので、小型の扇風機を探している人はまず候補に入れてもよいでしょう。

なお、本コンテンツでは羽根のあるリビング扇風機を紹介しています。そのほかの種類が気になる人は、以下のコンテンツを参考にしてください。

マイベストで検証した結果、1m離れた距離ではどの商品も風量があり、しっかりと涼しさを感じられるとわかりました。

一方、商品によって差がついたのは、5m地点での風の強さ。検証の結果、バルミューダとドウシシャのKamomefanの商品がより遠くまで風を届けられることがわかりました。

 風の動きをスモークで確認すると、この2メーカーの商品は濃い渦を巻いて、遠くまで風が届いているのがはっきりと確認できます。

その次に遠くまで風を届けられたのは、アイリスオーヤマ、日立、duuxの商品でした。 

サーキュレーターのような使い方でエアコンの風を部屋全体に届けたい人や広い部屋で使いたい人は、バルミューダとドウシシャのKamomefanを選ぶとよいでしょう。

ランキング内に各商品の風量を画像でまとめているので、気になる人は参考にしてくださいね。

近年、扇風機メーカーは扇風機の羽根へのこだわりを強めています。今回の検証では、心地よい風を吹かせる扇風機は羽根の枚数が多く分厚いものが多いことがわかりました。

扇風機の風を可視化させた画像を並べると、左の7枚羽根は体全体を包み込む風であるのに対し、右の5枚羽根はまだらで不安定な風が吹いていることがわかります。

心地よい風が吹く扇風機の羽根の特徴を、より深く見てみましょう。風の心地よさが高く評価されたシャープの「PJ-R3DS」は、アサギマダラ蝶の羽根の構造からヒントを得ており、風量を高めながらもやわらかい風が吹くような形を採用しています。

そのほかにも、カモメの翼からヒントを得たドウシシャのKamomefanや、羽根の厚さやカーブの角度を計算したシロカの音声操作サーキュレーター扇風機など、高級機メーカーは羽根に工夫を凝らし風の心地よさで高く評価されるものが多くありました。

反対に、低価格のリビングファンの多くは薄い5枚羽根を使用しているため、一部だけに冷たい風が当たる傾向があります。扇風機を選ぶ際は、羽根の枚数や厚みも確認してくださいね。

就寝時に扇風機を使いたい人におすすめなのが、DCモーターを搭載した商品です。マイベスト社内の防音室で稼動音を計測したところ、DCモーターとACモーターとで明らかに音の大きさに違いが出ました。 

夏の電気代を抑えたい人も、ここまで紹介しているDCモーターを搭載したモデルがおすすめ。DCモーターの1日あたりの電気代は平均10円程度なのに対し、ACモーターは25円程度と2.5倍近くかかります。

24時間の稼動を1年に2か月ごとに5年間継続して使用した場合、DCモーターは2,700円、ACモーターは7,800円と5,100円もの差が出るとわかりました。

 DCモーター搭載モデルのなかでも、Kamomefan+cのLivingシリーズは1日わずか4.5円、Liteシリーズは6.0円とさらに電気代を抑えられます。

バルミューダの商品も8.4円と安く優秀。同社とも本体価格は高めですが、遠くまで風を飛ばせるうえに、静かで電気代が安いため、価格に見合った価値は十分ありそうです。

 長期的に使うほど差が広がるため、夏の電気代を最小限に抑えたいなら、ドウシシャのKamomefan +cシリーズやバルミューダの扇風機がおすすめです。

ランキングでは1日あたりの電気代を紹介しているので、省エネの扇風機が知りたい人はチェックしてくださいね。

部屋干しをする際は、左右の自動首振り機能がある扇風機を選ぶとよいでしょう。また、扇風機の首を斜め上に向けられるかどうかも部屋干しには重要なポイントになります。

左右に自動で首振りをして上下の角度を自由に調整できる商品であれば、部屋干しの衣類を広範囲に乾燥させられるでしょう。

ただし、扇風機よりもサーキュレーターのほうが洗濯物の真下から送風できるため、スペースを取らずに部屋干しできます。脱衣所のような狭い場所で使うのであれば、サーキュレーターのほうが向いているでしょう。

さらに、生乾き臭を防ぐためには、除湿機で確実に水分を飛ばすのが一番の方法といえます。

リモコンつきの扇風機を選ぶ際は、リモコンをしまうスペースがあるかどうかを確認することをおすすめします。