585gと軽量コンパクトなモバイルモニター、VisionOwl モバイルモニター 14インチ。ネット上では「軽くて薄くて持ち運びしやすい」「スタンドがしっかりしている」と評判ですが、実際に口コミどおりなのか気になりますよね。
今回はその実力を確かめるため、以下の6つの観点で検証した結果をふまえたレビューをご紹介します。
さらに、各メーカーの新商品や売れ筋上位など人気のモバイルモニターとも比較。検証したからこそわかった、本当のよい点・気になる点を詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行いましたので、モバイルモニター選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
テレビ・プロジェクターなどの映像家電や、ノートパソコンやプリンターなど家電全般の比較・コンテンツ制作を経験し、家電チームのマネージャーに就任。キャリブレーションソフトを用いたテレビ・プロジェクターの画質測定を設計したり、ノートパソコンのベンチマークテストに取り組んだりしてきた。「ユーザーにとってベストな選択体験を提供する」ことを心がけて、コンテンツ制作を行っている。
すべての検証は
マイベストが行っています
良い
気になる
VisionOwl モバイルモニター 14インチは、出先で気軽に使えるモバイルモニターを探している人にぴったりです。画面サイズ14インチ・重量585gと軽量で持ち運びやすいのが魅力。比較した商品には15インチと大きく、重量1,000gを超えるものもあるなか、カバンなどに入れやすく移動時の負担が少なめです。「軽くて薄くて持ち運びしやすい」との評判にも頷けます。
キックスタンド型で設置も簡単です。角度は無段階に調整できるので、見やすいように合わせられます。スタンドの安定感も申し分ありません。端子は背面にあるのでケーブルが散らばりにくく、Type-Cケーブル1本でPC・Switchと接続可能。40Wでのパススルー充電に対応しているので、PCなどへ給電しながら使えます。
周囲の明るさを問わず画面を見やすいのもよい点です。輝度は最大267.63・最小10.16cd/m2と、調整幅が広め。ノングレアパネルなので、映り込みも気になりません。また、比較したなかには色域がBT.2020比で30%前後しかないものもあったのに対し、62.46%カバーとPCモニター並みに色鮮やか。ただし色の正確さはいまひとつだったので、違和感を覚えるなら色温度を調整しましょう。
スピーカーの性能もよく、臨場感のあるサウンドが広がります。迫力は控えめながら音の奥行きや強弱が感じられ、没入感がありました。音数が増えるシーンや高音の表現は少し苦手でしたが、基本的にはクリアで聞き取りやすい音質です。仕事用としてはもちろん、ゲーム用としても活躍しますよ。
Amazonでの価格はおよそ15,000円(※2025年1月時点)と、比較したなかでは手に取りやすい価格帯です。自宅や職場に据え置くだけでなく、出張先やコワーキングスペースでのサブモニターとして気軽に使えるものを探している人は、ぜひチェックしてみてはいかがでしょうか。
<おすすめできない人>
今回ご紹介するのは、Amazon限定ブランドのVisionOwlが手掛けるモバイルモニター。IPS液晶パネルを搭載し、画像や映像が鮮明で美しく見える設計です。長時間使用しても目が疲れないよう、映り込みを防ぐためのノングレア(非光沢)処理が施され、ブルーライトカット機能もついています。
モニターサイズは14インチで、アスペクト比は16:10。自動適合に対応しているので、画像比が異なるデバイスを繋いでも変形せず表示できます。メニューから手動で調整すればフル画面に表示することも可能です。PCと繋ぐ場合のみ縦表示も設定できます。
スタンドは0~175度の範囲内で自由に調整でき、底部の4か所に滑り止めがついています。壁掛けや、VESA規格に対応するモニターアームにも取り付け可能です。端子はType-C×2・mini HDMI・3.5mmイヤホンジャックを搭載。付属品は各種ケーブル(HDMI-miniHDMI・給電ケーブル・Type-C-to Type-C)・電源アダプタ・取扱説明書です。
今回は、VisionOwl モバイルモニター 14インチを含む、人気のモバイルモニターを実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
また、低反射のノングレアパネルを採用しているため、光の反射が気になりにくいのもポイント。蛍光灯や窓などの光が反射する心配は少ないので、どんな場所でもすぐに作業に取りかかれるでしょう。
一方、色差は6.62dEとやや大きい数値でした。シアンや肌色などの誤差が大きめで、白がかなり青みがかった色味で表示された点はとくに気になりました。仕事の一部に色味の確認などが含まれる場合は注意が必要です。違和感がある場合は、設定から色温度を調整しましょう。
背面に支柱のあるキックスタンド型で、使い勝手は良好です。比較したなかにはカバー一体型で、カバーを折り曲げて2段階程度にしか角度調整できないものもありましたが、本商品は無制限に角度調節可能。コンパクトに設置できるので、作業スペースを確保しやすいという利点もあります。
スタンド付近で机に20・120Nの力をかけても倒れることなく、安定性も十分です。口コミで「スタンドがしっかりしている」との声が聞かれたように、近くにペットボトルを置いたり、間違って脚が机にあたったりしても問題はないでしょう。
Type-C・mini HDMI端子は背面にあるので、すっきり配線できるのもメリット。PCの横にぴったり設置したい人に向いています。HDMI・USB-Aでの出力はできませんが、Switchとの接続はドック不要で、ケーブル1本で出力できました。仕事用としてもゲーム用としても使いやすいでしょう。
ただし、音圧は控えめで迫力は期待できません。女性ボーカルが声を張り上げたときやサビで盛り上がったときなど高音の表現も少し苦手です。とはいえ、別途スピーカーなどを用意しなくても十分にゲームの世界観を感じられるでしょう。
デメリットはないのか確認したところ、とくに気になる点はありませんでした。マイベストが自信を持っておすすめできるモバイルモニターなので、ぜひ購入を検討してみてください。
重量 | 585g |
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モニターサイズ | 14インチ |
表面処理 | ノングレア |
解像度 | フルHD |
良い
気になる
幅 | 31.8cm |
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奥行 | 0.9cm |
高さ | 19cm |
アスペクト比 | 16:10 |
色域の広さ | 62.5% |
色の正確さ | 6.62dE |
コントラスト比(メーカー公表値) | 1000:1 |
最大輝度(白) | 268cd/m2 |
最小輝度(白) | 10cd/m2 |
フリッカーフリー | |
ブルーライトカット | |
インターフェース | miniHDMI、Type-C、3.5mmイヤホン(※DP ALT MODE(映像出力)に対応しないスマホは変換器が必要。※iPhoneとの接続はlightning-HDMI変換器が必要。) |
インターフェースの配置 | 背面 |
Type-C給電機能 | |
Type-C給電の出力 | 40W |
Type-C出力機能 | |
タッチパネル対応 | |
Switch映像のUSB出力可能 | |
VESAマウント |
※ランキングは、購入時に取得できるポイントを考慮した実質価格で作成しています。
VisionOwl モバイルモニター 14インチは、Amazonで購入が可能。送料は無料です。
ほかにも、楽天市場・Yahoo!ショッピングでも販売の確認が取れました。いつもお使いのサイトがある人はリサーチしてみてはいかがでしょうか。
最後に、VisionOwl モバイルモニター 14インチのほかにもおすすめの商品をご紹介します。色の正確性を重視するなら、検討してみてくださいね。
SculptorのM156LRUは、15.6インチと大きく4K・タッチ操作に対応しているのが魅力。グレアタイプで色域は70.2%をカバーしており、色味のズレも少なめでした。色鮮やかに映し出されるので、ゲームや映像鑑賞にもおすすめ。Type-C給電の出力は45Wあり、充電スピードにも期待できる高性能な一品です。
レノボのLenovo L15 66E4UAC1JPは、色のズレの少なさが強み。色差は2.97dEと非常に小さく、PCと並べても違和感なく使用できます。ノングレアタイプのディスプレイを搭載しているため、光の反射を抑えられ視認性も十分満足できるレベル。スピーカーは非搭載ですが、重量889gとカバンに入れても負担には感じにくいでしょう。
重量 | 1067g |
---|---|
モニターサイズ | 15.6インチ |
表面処理 | グレア |
解像度 | 4K |
良い
気になる
幅 | 35.58cm |
---|---|
奥行 | 1.3cm |
高さ | 22.45cm |
アスペクト比 | 16:9 |
色域の広さ | 70.2% |
色の正確さ | 5.60dE |
コントラスト比(メーカー公表値) | 不明 |
最大輝度(白) | 260cd/m2 |
最小輝度(白) | 12cd/m2 |
フリッカーフリー | |
ブルーライトカット | |
インターフェース | miniHDMI、USB Type-C、イヤホンジャック |
インターフェースの配置 | 背面 |
Type-C給電機能 | |
Type-C給電の出力 | 45W |
Type-C出力機能 | |
タッチパネル対応 | |
Switch映像のUSB出力可能 | |
VESAマウント |
Sculptor 15.6インチモバイルディスプレイ M156LRUの口コミ・評判は?実際に使ってよい点・気になる点を徹底レビュー!
重量 | 889g |
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モニターサイズ | 15.6インチ |
表面処理 | ノングレア |
解像度 | フルHD |
良い
気になる
幅 | 36.0cm |
---|---|
奥行 | 10.8cm |
高さ | 24.6cm |
アスペクト比 | 16:9 |
色域の広さ | 58.7% |
色の正確さ | 2.97dE |
コントラスト比(メーカー公表値) | 1000:1 |
最大輝度(白) | 186cd/m2 |
最小輝度(白) | 34cd/m2 |
フリッカーフリー | |
ブルーライトカット | |
インターフェース | USB Type-C×2 |
インターフェースの配置 | 背面 |
Type-C給電機能 | |
Type-C給電の出力 | 41W |
Type-C出力機能 | |
タッチパネル対応 | |
Switch映像のUSB出力可能 | |
VESAマウント |
Lenovo L15 66E4UAC1JPの口コミ・評判は?実際に使ってよい点・気になる点を徹底レビュー!
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