パナソニック LED電球 ひとセンサタイプ LDA8DGKUNSの口コミ・評判は？実際に使ってよい点・気になる点を徹底レビュー！

反応範囲の広さは十分です。検証では、センサーが反応しやすい電球を横切るように動く、反応しにくい電球の真下に向かって動くの2つを実施。一般的なトイレや玄関の広さに近い150cmを基準に点灯するまでの距離を計測したところ、反応しやすい方向・反応しにくい方向ともに誤差は±22.5cmでした。

比較したほかの商品には基準とした150cmからの誤差が40cmと大きなものがあったことをふまえると、電球から近すぎず遠すぎない位置でしっかり点灯します。「電球の真下にこないと点灯しない」との口コミに反して、そこまで近づく必要はないですよ。

センサーの感度はよく、反応精度も申し分ありません。実際にトイレに座っている人の頭の位置として床から高さ1mの場所に充電式カイロを用意し、電球の真下で少しずつ動かすと、位置が6cm変わっただけで点灯しました。

比較した商品内では15cmほど動かしてようやく点灯したものもありましたが、本品はわずかな動きも逃さず検知します。消灯お知らせ機能搭載により、ゆるやかに減光するのもうれしいポイントです。長時間同じ姿勢を続けても、突然消灯する心配はないでしょう。

光量は十分にあり、心地よい明るさです。検証では75lxを心地よい明るさの基準として電球下4か所の照度を計測したところ、平均63lxを記録。比較したほかの商品には基準とした75lxとの差分が35lx以上と大きなものもあったなか、12lxと小さめでした。

電球の周囲180度まで照らせる広配光タイプのため、計測した4か所の照度にバラつきが少なく、空間全体をやさしく照らせます。光源色は青白く爽やかな昼光色のため色温度が高く、交感神経を刺激するでしょう。洗面所への設置もおすすめですよ。

続いて光の広がり方をチェックしたところ、一軒家の廊下・トイレであれば広く光が届くことがわかりました。実際に廊下に適した照度を20lx・トイレに適した照度を30lxとして基準の照度に達した距離を計測した結果、廊下は200cm・トイレは130cmを記録。

比較したほかの商品には光が届いた距離が廊下では90cm・トイレでは70cmと範囲が狭いものあったことをふまえると、広く照らせました。電球の真下の照度も120lxと明るいため、隅々まで光が届きます。

一戸建ての玄関を隅まで照らすには、光量が物足りません。検証では廊下に適した照度を40lx以上と定めて、床のどこまで光が届いているかを計測。その結果、40lx以上をマークしたのは50cmまでと距離は短めでした。

本品の倍以上にあたる130cmまで十分な明るさで照らせた上位商品に比べると、玄関などの広い場所では頼りなく感じるかもしれません。1Rや1Kのマンションなど狭い玄関に向いています。

価格の高さも気になるところ。比較した商品内ではECサイトでの販売価格が2,000円以下のものが多かったのに対し、1個あたり3,000円前後と高価です（※2024年10月時点）。家中の電球をまとめて交換すると、コストがかかります。

5年間のメーカー保証がついているのは魅力なので、故障や破損に備えたい人には候補の1つになるでしょう。