iPhone、iPad、iPod touch、Apple Watch でタッチ調整を使う

タッチ調整機能を使えば、デバイスの画面をタップまたはスワイプしたときや、その他のジェスチャを使ったときの、タッチパネルの反応を変更できます。

タッチ調整を有効にする方法

細やかな動きに対する具体的なニーズに応じて、タッチ調整の機能をカスタマイズできます。タッチ調整の設定を変更すると、デバイスをタッチしたときの反応が変化するため、「タッチ調整」をオンにする前に設定を変更しておくことをお勧めします。

iPhone、iPad、iPod touch では、以下の手順を実行してください。

  1. 「設定」を開いて、「アクセシビリティ」を選択します。

  2. 「タッチ」を選択し、「タッチ調整」を選択します。

「タッチ調整」をオンにすると、アクセシビリティショートカットに自動的に表示されます。

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Apple Watch では、以下の手順を実行してください。

  1. 「設定」を開いて、「アクセシビリティ」を選択します。

  2. 「タッチ調整」を選択します。

iPhone の Watch App でこの機能を有効にするには、以下の手順を実行してください。

  1. iPhone で Watch App を開きます。

  2. 「マイウォッチ」を選択し、「アクセシビリティ」を選択します。

  3. 「タッチ調整」を選択します。

タッチ調整の設定を変更する方法

「タッチ調整」の設定画面では、大きく 4 つの設定を調整し、デバイスをタッチしたときの反応を改善できます。

保持継続時間

「保持継続時間」では、画面をどれくらい押し続ければタッチとして認識されるのか、その時間の長さを指定します。保持継続時間を 0.3 秒よりも長くすると、画面をタッチしている間、時間を表す円形のアイコン (タイマー) が表示されます。タイマーが時間切れになると、タッチがデバイスで意図的な入力として認識されます。

保持継続時間を有効にするには、以下の手順を実行してください。

  1. 「設定」を開いて、「アクセシビリティ」を選択します。

  2. 「タッチ」を選択し、「タッチ調整」を選択します。

  3. 「保持継続時間」をオンにします。

  4. 「-」ボタンと「+」ボタンをタップして、時間を変更します。

スワイプジェスチャ

スワイプジェスチャを使うには、デバイスで「保持継続時間」と「タップ補助」を有効にしておく必要があります。スワイプジェスチャを有効にした場合は、「保持継続時間」のタイマーが終わるのを待たずにスワイプできます。指をどのくらい動かせばスワイプとして認識されるのか、その距離も指定できます。「スワイプジェスチャ」をオンにすると表示される「必要な移動距離」の設定を有効にしてください。

スワイプジェスチャを有効にするには、以下の手順を実行してください。

  1. 「設定」を開いて、「アクセシビリティ」を選択します。

  2. 「タッチ」を選択し、「タッチ調整」を選択します。

  3. 「スワイプジェスチャ」を有効にします。

繰り返しを無視

間違えて意図せず複数回タップしてしまっても 1 回のタップとして認識されるように選択しておけます。数回のタッチをデバイスが 1 回と認識してくれる時間の長さを指定してください。この機能を有効にするには、以下の手順を実行してください。

  1. 「設定」を開いて、「アクセシビリティ」を選択します。

  2. 「タッチ」を選択し、「タッチ調整」を選択します。

  3. 「繰り返しを無視」をオンにします。

タップ補助

タップ補助を使えば、スワイプジェスチャをうまくできなくても、最初に触れた位置または最後に触れた位置のどちらが意図したタップ位置なのかをデバイスが判断してくれます。

「タッチ開始位置を使用」を優先オプションとして設定した場合は、画面をタッチしてから、「タップ補助ジェスチャ開始までの時間」のタイマーが切れるまでの間、指を自由にドラッグできます。

「タッチ終了位置を使用」を有効にした場合は、画面の任意の場所をタッチしてから、タイマーが切れるまでの間に、タップ位置として認識してほしい位置まで指をドラッグします。

「タップ補助」を使う場合は、次の手順で設定してください。

  1. 「設定」>「アクセシビリティ」>「タッチ」の順に選択し、「タッチ調整」を選択します。

  2. 「タッチ開始位置を使用」または「タッチ終了位置を使用」をタップします。

「タップ補助」を使う場合、一定の期間 (ジェスチャ開始までの時間) 内に指を放したときに、デバイスがタップ操作として反応します。ほかのジェスチャ (ドラッグなど) として認識させるには、ジェスチャ開始までの時間より長い間タッチし続けてください。

「-」ボタンと「+」ボタンをタップして、ジェスチャ開始までの時間を変更します。

タップ補助ジェスチャ開始までの時間

このオプションは、「タップ補助」の設定のいずれかを使う場合に指定できます。「保持継続時間」と併用する場合、「タップ補助ジェスチャ開始までの時間」のタイマーは、「保持継続時間」のタイマーが切れた時点で開始します。

アクセシビリティ機能の関連情報

iPhone、iPad、iPod touch のアクセシビリティ機能について詳しくは、こちらを参照してください。

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