Final Cut Express 4 - 技術仕様
システム条件
1.25GHz以上のPowerPC G4、PowerPC G5、Intel Core Duo、Intel Core 2 Duo、Intel Xeonプロセッサを搭載したMac
AVCHD:Intelプロセッサを搭載したMac
1GB以上の実装メモリ
Quartz Extreme、Core Image対応のAGPまたはPCI Expressグラフィックカード、またはIntel GMAグラフィックスプロセッサ(MacBook、Mac mini)
FxPlugフィルタの中には、Intelグラフィックスプロセッサに対応していないものもあります。
1,024×768以上のディスプレイ
DVDドライブ(アプリケーションのインストールに必要)
Mac OS X v10.4.10以降
QuickTime 7.2以降
Final Cut Express、LiveTypeをインストールするには、500MB以上のディスクスペースが必要
LiveTypeをインストールするには、さらに500MB以上が必要
最小ソフトウェア条件
Mac OS X バージョン 10.4.10 以降
QuickTime 7.2 以降
Universalアプリケーション
Final Cut Express 4、LiveType 2.1はUniversalアプリケーションです。PowerPCとIntelベースどちらのMacでも動作します。
ビデオの入力/取り込み
多数のDV25フォーマット対応ビデオカメラ、デッキのプラグ&プレイをサポート:MiniDV、DVCAM(NTSC/PAL)
多数のHDVフォーマット対応ビデオカメラ、デッキのプラグ&プレイをサポート:720p、1080i
多数のAVCHDフォーマット対応ビデオカメラ、デッキのプラグ&プレイをサポート:720p、1080i*
Sony、Canon、Panasonic、JVCなど、大手メーカの多数のFireWire対応MiniDV、HDVカメラをサポート
クリップの取り込み中に、取り込みウインドウでクリップの名称設定、コメント付加、整理が可能
切り出しと転送ウインドウでAVCHDクリップの名称設定、コメント付加、整理、転送が可能
つなぎ撮りの個所(タイムコードの不連続点)を検出しても取り込み動作を止めずに、自動的に降順で名前を付けて別クリップとして取り込み
PSD、BMP、JPEG、PICT、PNG、SGI、TARGA、TIFFフォーマットの静止画像を読み込み
iMovie ’08ファイルをカット、ディゾルブトランジションと一緒に読み込み
プロジェクトで利用するファイルやシーケンスをビンにまとめて管理
ブラウザで検索、並び替え機能を使ってクリップを整理
クリップラベルを使ったクリップの整理、並び替え
マスタークリップと関連クリップの関係により、現在のプロジェクトのクリップ名、リール名などのクリップの属性を自動的に更新
最大32回、操作の取り消しが可能
編集およびタイムライン
同一タイムライン上でDV(NTSC、PAL)、HDフォーマットを組み合わせて編集可能
撮影映像に変更を加えずに、オリジナルのビデオを参照して行う非破壊編集
プロのようなワンクリック編集が可能な、使用頻度の高い機能を組み込める編集パレット
ドラッグ&ドロップ編集
タイムラインを使った編集
3点編集モデル
シーケンスのネスト化により、99本のビデオトラックをサポート
複数シーケンス、プロジェクトのサポートにより、複数の編集バージョンを作成したり、1つのプロジェクトを複数のサブプロジェクトに分割することが可能
ランジションあり/なしの挿入、上書き
置換、フィットトゥフィル、スーパーインポーズ編集
カミソリツールによりシーケンスに編集点を追加
エクステンド編集とスプリット編集でさらなる編集オプションが利用可能
同期ズレを起こしているオーディオトラックとビデオトラックを自動的に検出、補正
アクティブトラックのターゲット化により、各トラックについて編集を適用するか、編集から保護するかを個別に指定可能
タイムラインの特定トラックの自動選択を有効にすることで、そのトラックに含まれる全クリップのイン点とアウト点を一度に選択可能(タイムラインとキャンバスの両方に反映)
キーフレームのグラフ表示
トラックのロック
タイムラインでのタイムコード、フレームの表示
クリップ、シーケンス、スコア、チャプター、圧縮マーカー
クリップ、シーケンスマーカーをLiveTypeに書き出してタイトルを作成
チャプターマーカーをiDVDに書き出し
トラック毎の高さ調節
自動保存ボールト機能を使って、指定した間隔でプロジェクトを保存し、不慮のデータ紛失を防止
トリミング
リップル、ロール、スリップ、スライド
複数トラックの非対称トリミング
ダイナミックJKLトリミング
トリムウインドウ
タイムラインを使ったトリミング
キーボードや数値入力を使ったトリミング
出力
「ビデオにプリント」コマンドでシーケンスやクリップをDV、HDVデバイスに録画
映像を同じテープに複数回録画する場合に便利なループ再生機能
シーケンス、スコア、チャプター、圧縮マーカー
マーカーをDVD Studio Proに書き出して、チャプター生成や圧縮設定に利用可能
MPEG-4などのQuickTimeのファイルフォーマットを使ってプロジェクトを書き出し、eメールやWebで配信
Digital Cinema Desktopによるフルスクリーンでのリアルタイム再生が可能
スムーズなワークフロー
Unicodeのフルサポート
ウインドウサイズのダイナミックな変更
ワークフローを効率化するモードフリーなインターフェイス
複数のシーケンスやプロジェクトを同時に開くことが可能
トラックのネスト化により、99本のオーディオトラックと99本のビデオトラックをサポート
システム環境設定、ユーザ設定
すばやく設定できる簡易セットアップ
リアルタイムエフェクト設定のカスタマイズ
レンダリング設定のカスタマイズ
ウインドウレイアウトのカスタマイズ
ユーザインターフェイスボタンのカスタマイズ
ブラウザのレイアウトのカスタマイズ
トラック配置のカスタマイズ
タイムラインのトラックごとの高さ調整
メディア管理
ブラウザを使った包括的な検索、並べ替え、絞り込み
クリップのラベル
カスタムコメントフィールド
マスタークリップと関連クリップ
シーケンス単位またはプロジェクト単位での移動、コピー、トランスコード
自動保存ボールト
トランジション、フィルタ、エフェクト
200種類以上のトランジション、エフェクト、フィルタ
エフェクトのお気に入りへの登録(無制限)
Final Cut Proから50種類以上の新しいFxPlugフィルタ、エフェクトを読み込み可能
他社製FxPlugフィルタ、エフェクトをサポート
モーション、エフェクト属性のコピー&ペースト
ベジエ曲線によるモーションパス設定
キーフレーム設定によるアニメーションやエフェクトの正確なコントロール
数値入力によるアニメーションやエフェクトの正確なコントロール
RTエクストリームにより、スケーラブルなソフトウェアベースのマルチストリームのリアルタイムエフェクトを実現
RTエクストリームモード(セーフ、無制限RT)の設定により、パフォーマンスとクオリティのバランスを取ることが可能
RTエクストリームの品質設定(低、中、高)により、リアルタイムで同時処理できるビデオストリーム数、エフェクト数、解像度を調節可能。高解像度映像をDV、HDVデバイスに直接書き出し
再生ビデオの画質、フレームレートをCPUに合わせて自動的に調整するDynamic RT
タイムラインの透明度オーバーレイ表示で、透明度の調整とキーフレーム設定が可能
Motionプロジェクトを直接タイムラインにドラッグ&ドロップ
自動レンダリングオプション
ブロードキャストセーフフィルタ
Boris Calligraphyによる2D/3Dタイトルの作成
合成、変換モード
タイトル作成
テキストをクロール(横スクロール)、スクロール(縦スクロール)、あるいはビデオフレームの下1/3の部分に入れられる標準的なテキストジェネレータ
タイトルに他のフィルタやエフェクトを適用したり、合成と組み合わせたクリエイティブ表現が可能
Boris Calligraphyによる2D/3Dタイトルの作成
Unicodeシステムフォントのサポートにより、ラテン系アルファベット以外の文字にも対応
LiveType 2.1
アニメーションタイトル、モーショングラフィックの作成
Unicodeシステムフォントのサポート
50種類以上のバックグラウンドテクスチャ、オブジェクトを含む、500MB以上の著作権フリーのアニメーションコンテンツ集
洗練されたプロジェクトのテンプレート
200種類以上のカスタマイズ可能なエフェクト
キーフレーム制御によるアニメーション
ワイヤーフレームによるリアルタイムプレビュー
キャンバスでのRAMプレビュー
各種フォーマットの読み込み
解像度フリー、スケーラブル
文字単位のダイナミックなコントロール
ロールアニメーションとクロールアニメーション
カーブに沿ったテキスト
オリジナルのLiveFontを作成できるFontMakerユーティリティ
自動更新機能により、Final Cut Express 4のタイムラインにドラッグ&ドロップ
合成
ネスト化により実質的な上限数のない合成レイヤを生成して、複雑なビデオエフェクトを作成
レイヤー構成のAdobe Photoshopファイルを読み込んで、エフェクトやモーショングラフィックスを作成
ベジエ曲線、モーションパスによるアニメーションの利用とコントロール
滑らかなモーションパスを利用して、スムーズな合成アニメーションを作成
フレームブレンディングを使ったスローモーションなどのタイムエフェクトにより、時間によって速度が変化するシーンをスムーズに再生
サブピクセルレベルの精緻な補間レンダリングにより、スムーズで高品質なエフェクトを作成
乗算、明瞭化などの変換モード
インターレース映像中の静止フレームのチラツキを抑えるフリッカーフィルタ
カラーコレクション
セカンダリ(2ウェイ)カラーコレクション
画像コントロールフィルタ
ブロードキャストセーフフィルタ
フレッシュトーンなどの主要エレメントの補正
色のミックスによるビジュアルスタイルの確立
タイムベースの異なるソースを組み合わせた場合には、尺合わせを実行
カラーバランスの狂いや露出ミスを補正
オーディオ
1つのシーケンスで最大99本のオーディオトラックをサポート
3バンドEQ、パラメトリックEQ、コンプレッサ/リミッタ、60/120Hzハムノイズ除去、ノイズゲートなど、25種類以上のオーディオフィルタでサウンドトラックの音質をコントロール
新しいソフトノーマライズフィルタ、ゲインフィルター
リアルタイムのフェーダーオートメーション
リアルタイムのオーディオフィルタ、エフェクト
再生中のリアルタイムのオーディオフィルタ調節
サブフレーム精度のキーフレーム設定(1/100フレーム単位)
8〜96kHz/8〜24ビットサンプリングオーディオレベルメーター(各トラック)
Mac OS X Audio Unitプラグインのサポート
パンコントロール
ミュート、ソロコントロール
タイムラインでのオーディオ波形の表示
対数カーブによるオーディオフェード
スクラブ再生(音程変化あり/なし)
ナレーションのタイムラインへの直接取り込みが可能なボイスオーバーツール
タイムラインのオーディオ波形オーバーレイ表示
ミュートトラックの解除後も再レンダリングは不要