Apple Vision Proの使用中に乗り物酔いを感じる場合

Apple Vision Proは乗り物酔いを軽減するように設計されていますが、特定の体験で乗り物酔いを感じる方もごく少数ですがいらっしゃいます。

乗り物酔いと見なされる症状

乗り物酔いを感じた場合の対処方法

乗り物酔いを最小限に抑える方法

乗り物酔いと見なされる症状

動きの速いコンテンツを見た後、またはApple Vision Proを使用しながら移動すると、ごく少数のユーザに症状が現れる可能性があります。乗り物酔いの症状には以下のようなものがあります。

  • めまいや方向感覚の喪失

  • 吐き気

  • 意識の低下や集中困難

  • 胃のむかつき

  • 唾液分泌の増加

  • 頭痛

  • 倦怠感

  • 発汗

乗り物酔いはすぐに症状が現れるとはかぎりません。状況によっては、症状が現れるまで最大30分かかる場合があります。

特定の健康状態でApple Vision Proを使用すると、乗り物酔いの症状を感じやすくなる可能性があります。特定の既存の症状のある方は、Apple Vision Proを使用する前に医療機関に相談してください

乗り物酔いを感じ始めた場合の対処方法

  • 気分が悪くなったり、乗り物酔いの症状を感じた場合は、Apple Vision Proの使用を中止してください。

  • 乗り物酔いの症状がある場合は、飛行機での移動中にデバイスを使用しないでください。

  • Apple Vision Proを使用した後は、バランス感覚、協調、または空間認識を必要とする活動に従事する前に、環境に再び順応できていることを確認してください。乗り物酔いや乗り物酔いの症状から完全に回復するまで運転はしないでください。

  • Apple Vision Proを初めて使うときは、デバイスを使う時間を少しずつ増やし、没入感の少ない体験から始めます。

症状が重い場合や解消しない場合は、医療機関に相談してください。

乗り物酔いを最小限に抑えるためのヒント

頭の動作や視覚動作を減らし、動きの激しい体験を避けることで、乗り物酔いの症状を最小限に抑えることができます。一部のアプリでは、頭と首を頻繁に回す必要があり、目立った視覚動作がなくても乗り物酔いを感じる可能性があります。

頭の動作を減らす

自分の頭の動作と座っている位置を意識します。たとえば、頭と首の動作を最小限に抑えるようにします。アプリを適切な空間に配置して、不必要な頭の動作を減らし、不快感を最小限に抑えます。頭を左右どちらかに傾けることなく、真っすぐな姿勢で座ります。

視覚動作を減らす

視覚動作は、アプリの中で動いているように感じるとき、またはアプリ内のオブジェクトやコンテンツが動いているときに生じる可能性があります。視覚動作を減らすには以下を試してください。

  • ウィンドウのサイズを小さくするか、ウィンドウまでの距離を長くします。

  • Digital Crownを回してイマーシブ感の度合いを下げます。これにより、周りのスペースをより広く見渡すことができるようになるため、視覚が安定します。

  • デバイスで「視差効果を減らす」の設定をオンにします。「設定」>「アクセシビリティ」>「動作」の順に選択し、「視差効果を減らす」を選択します。

近くのコンテンツを安定させる

スペース内のアプリを見ているときに乗り物酔いを感じた場合、visionOS 2.1以降では、「設定」>「認識と安全性」の順に選択して、「近くのコンテンツを安定化」をオンにすることができます。オンとオフの両方を試して、乗り物酔いが緩和されるかどうかを確かめてください。

動きの激しい体験を避ける

激しい動きを特徴とするアプリやApple Immersive Mediaには、アプリのモーション情報ラベル画像の代替テキストなしが付いている可能性があります。Vision Proに慣れている途中の場合や、乗り物酔いの症状を感じやすい場合は、そのラベルの付いていないアプリやメディアから始めましょう。お客様が撮影した空間ビデオには、特定のユーザに乗り物酔いを引き起こす可能性のある動きの激しい体験も含まれる可能性があります。

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