Apple Business Connectで会社の認証を受ける
概要
会社、サードパーティパートナー、代理店は、Appleによる認証を受ける必要があります。
会社の認証を受けるには、以下の3つの方法があります。
書類審査:営業許可証や公共料金の請求書など、会社の名前と住所が記載されている書類をアップロードします。
ドメイン検証:TXTレコードをDNSゾーンファイルに追加します。
App Store Connect(サードパーティパートナーと代理店は利用できません):会社に関連付けられているアプリを選択します。
同僚に、会社の認証手続きの担当者になってもらうよう依頼することもできます。
会社の認証を受ける
会社の認証手続きは14日以内に完了する必要があります。必要に応じて、認証のタスクを社内の別の人に送信できます。
会社の認証手続きを担当してもらう人を決めます。
同僚に認証手続きを依頼する場合は、「同僚に連絡して認証手続きを依頼する」を選択し、メールアドレスを入力して、「送信」を選択します。
重要: 認証のタスクを別の人に送信する場合は、メールフィルタでapple.comドメインからのメールがすべて許可されるように設定してください。
自身が認証手続きの担当者となる場合は、このタスクを続行します。
政府IDのタイプを選択し、政府IDの情報を追加します。
この情報は一度限りの認証に使用され、Appleのサーバには保存されません。政府IDのタイプについて詳しくは、「使用可能な政府IDのタイプ」を参照してください。
会社の認証手続きは、以下のいずれかの方法で行います。
書類審査:営業許可証や公共料金の請求書など、この会社の名前と住所が記載されている書類をアップロードします。
ドメイン検証:「ドメインを確認する」を参照してください。
App Store Connect(サードパーティパートナーと代理店は利用できません):会社に関連付けられているアプリを選択します。
「送信」を選択して、認証のために情報をAppleに送信します。認証プロセスには最大で5営業日かかります。
以下のいずれかを実行します。
サードパーティパートナーまたは代理店の場合、またはこの時点でブランドを追加しない場合は、「完了」を選択します。
ブランドをここで追加する場合は、「ブランドを追加する」を参照してください。
ドメインを確認する
会社がAppleによる認証を受ける方法の1つに、ドメイン確認を利用するという方法があります。ドメイン(ドメイン名とも呼ばれます)は、個々の所在地またはブランドではなく大規模な会社を表します。ドメイン名は登録済みで、グローバルに一意である必要があります。
ドメイン確認によって、お客様の会社とサードパーティパートナー(利用している場合)のみがApple Business Connectでコンテンツを管理し、他の誰も管理しないということを確認できます。TXTレコード(テキスト形式のドメインネームシステム(DNS)レコードの一種)がお客様のDNSゾーンファイルに追加されると、Appleはドメインの所有権を確認します。
重要: 確認プロセスは14暦日以内に完了させる必要があります。14暦日を過ぎると、確認プロセスをやり直す必要があります。ネットワークの構成によっては、DNS変更の表示に時間がかかる場合があります。タスクを有効期間内に完了させるため、DNSエントリにレコードを記録する社内担当者(たとえば、ITまたはDNSの管理者)に必ず連絡するようにしてください。
ドメインの競合
追加できるドメインは、別の会社によって所有されていることをAppleが確認していないドメインのみです。ドメインの所有権を確認できない場合、係争中のドメイン名がどの会社に関連付けられているかを解決するために、追加の手順が必要になります。
ドメインの競合には次の2種類があります。
別の会社によって登録されているドメイン。
別の会社によって登録され、ドメイン名の所有権を確認するTXTレコードがその会社によって追加されているドメイン。
以下に例を示します。
例 | ドメイン名を登録した会社 | お客様の会社 |
---|---|---|
例1 | betterbagcompany.comを登録済み。 | お客様の会社は、ドメイン名を登録した会社にメールで連絡先情報を送信できます。 |
例2 | betterbagcompany.comを登録し、確認済み。 | ドメインbetterbagcompany.comは相手の会社に登録されており、確認済みであるため、お客様の会社がこのドメインを使用することはできません。 |
例1の場合、お客様の会社は、ドメイン名を登録した会社に連絡先情報(問い合わせをリクエストしている人の名前、メールアドレス、会社名)を送信できます。相手の会社は、ドメイン登録の問題を解決するためにお客様の会社に連絡を取るかどうかを選択できます。
例2の場合、お客様の会社は相手の会社に何も送信できません。このドメイン名は登録済みであり、ドメイン名の所有権を確認するためのTXTレコードを相手の会社が追加済みであるためです。したがって、お客様の会社がこのドメイン名を使用することはできません。
重要: ドメインの登録問題に関して、Appleは介入しません。
Apple Business Connectにサインインしていない場合は、管理者の役割を持つユーザでサインインします。
複数の会社の管理者である場合は、会社のリスト から該当する会社を選択します。
「ドメイン検証」を選択します。
TXTレコードが表示され、選択したドメインは現在確認中であることが記載されているメールが届きます。確認プロセスは、14暦日以内に完了させる必要があります。TXTレコードの文字列には、末尾にランダムな文字が含まれます(例:apple-domain-verification=RaNdOmLeTtErSaNdNuMbErS)。
「コピー」ボタンを選択します。
以下のいずれかのサービスを使用中の場合は、TXTレコードをゾーンファイルに貼り付ける方法について、該当するサービスの資料を確認するか、DNS管理者にお問い合わせください。
GoDaddy:Add a TXT record(TXTレコードを追加する)
Google:ドメインの所有権をTXTレコードで証明する
Microsoft Entra ID:TXTレコードまたはMXレコードを追加して、ドメインを所有していることを確認する
NameCheap:How do I add TXT/SPF/DKIM/DMARC records for my domain?(自分のドメインのTXT/SPF/DKIM/DMARCレコードを追加する方法)
ネットワークソリューション:How Do I Manage DNS and Advanced DNS Records?(DNSおよび高度なDNSレコードを管理する方法)
「テキスト(TXT)レコードまたはセンダーポリシーフレームワーク(SPF)レコード」を選択する
別のドメイン登録機関をご使用の場合、DNSゾーンファイルにTXTレコードを追加する方法について、その登録機関にお問い合わせください。
DNSのTXTレコードを適切に追加した後、「確認」を選択します。
お客様のDNSキャッシュの構造によっては、確認プロセスに最大で60分かかることがあります。