Apple Business Managerでのデバイスワークフロー
Apple Business Managerは、組織がAppleから直接購入したAppleデバイス、またはApple製品取扱店や正規の携帯電話会社を通じて購入したAppleデバイスをすばやく効率的に導入する方法を提供します。ユーザの手元に届く前に、デバイスに触れたり事前設定したりすることなく、デバイスをモバイルデバイス管理(MDM)に自動登録することができます。
Apple Business Managerへのサインアップ後は、5つの手順を実行してデバイスの管理を開始します。
手順1:AppleまたはApple製品取扱店にリンクする
Appleお客様番号または販売代理店番号をApple Business Managerにリンクすると、リンク処理の完了後に、注文したiPhone、iPad、Mac、Apple TV、Apple Watch、Apple Vision Proの各デバイスが自動的にApple Business Managerに表示されます。「デバイスサプライヤの管理」を参照してください。
手順2:サードパーティのMDMソリューションにリンクする
デバイスの割り当てを開始する前に、Apple Business Managerで少なくとも1つのサードパーティのモバイルデバイス管理(MDM)ソリューションにリンクする必要があります。
手順3:デバイスをApple Business Managerに追加する
Appleお客様番号または販売代理店番号を使って購入したデバイスはApple Business Managerに自動的に表示されます。また、所有するデバイスをApple Configuratorを使って手動で追加することもできます。「Apple Configuratorからデバイスを追加」を参照してください。
手順4:デバイスをMDMサーバに割り当てる
デバイスがApple Business Managerに表示されたら、そのデバイスをMDMサーバに割り当てる必要があります。デバイスを手動でMDMサーバに割り当てるか、自動割り当てを設定することができます。「デバイスの割り当て、再割り当て、割り当ての解除」を参照してください。
手順5:デバイスをMDMに登録する
これで、デバイスをMDMに登録して、管理ポリシーを適用できるようになりました。所有するデバイスを自動的に登録することも、ユーザが自分のデバイスを手動で登録することもできます。ユーザが自分のデバイスを登録すると、そのデバイスはMDMに割り当てられ、Apple Business Managerのデバイスリストに追加されます。
アカウント駆動型登録
アカウント駆動型ユーザ登録とアカウント駆動型デバイス登録を使用すると、ユーザは管理対象Apple Accountでサインインして、業務用のAppleデバイスをシームレスかつ安全に設定できます。
このアプローチでは、管理対象Apple Accountと個人用Apple Accountの両方で同じデバイスにサインインできるため、業務データと個人データが分離されます。ユーザは個人情報のプライバシーを維持でき、ITは業務に関連するアプリ、設定、アカウントをサポートできます。
Apple Business Managerでは、リンク先のサードパーティのMDMソリューションで、確認済みドメイン向けの代替サービス検出を設定できます。iPhone、iPad、Mac、Apple Vision ProのデフォルトのMDMサーバの割り当てを、それぞれのMDMサーバに設定できます。