iPhoneのアシスティブアクセスでの違いを理解する
アシスティブアクセス対応のアプリではデザインが見直され、認知のアクティビティ、大きなテキストやアイコン、限定された機能、カスタマイズ可能なオプションが含まれています。さらに、アシスティブアクセスでは動作が異なる機能もあります。このページでは、アシスティブアクセスを終了する必要がある、特定の重要な状況について説明します。
緊急通報サービスに連絡する
アシスティブアクセスを使用しているiPhoneから緊急電話をかけるには、サイドボタン(Face IDを搭載したiPhoneの場合)またはホームボタン(その他のiPhoneのモデルの場合)をトリプルクリックするか、スリープ/スリープ解除ボタンといずれかの音量ボタンを押さえたままにしてから(すべてのiPhoneのモデル)、「緊急」をタップし、緊急用キーパッドを使って地域の緊急電話番号をダイヤルします。または、アシスティブアクセスを設定する際に、通話アプリを追加して、すべての連絡先への通話を許可することもできます。応急手当てにあたってくれる人(ファーストレスポンダー)が重要な医療情報を確認できるように、ヘルスケアアプリでメディカルIDを設定することをおすすめします。この情報は、パスコードを入力しなくても緊急用キーパッドからアクセスできます。Appleサポートの記事「iPhoneのヘルスケアアプリでメディカルIDを設定する」を参照してください。
衝突事故検出を利用でき、iPhoneで有効になっている場合は、アシスティブアクセスでも引き続き機能します。
アシスティブアクセスでは衛星経由の緊急SOSは利用できませんが、対応しているiPhoneのモデルならアシスティブアクセスを終了すると利用できます。
アシスティブアクセスでは、その他すべての緊急通報サービスへの自動ダイヤルを利用できません。緊急通報サービスにテキストを送信するには(一部の国や地域では利用できません)、アシスティブアクセスを終了するか、該当する緊急通報サービスの番号を連絡先アプリに追加し、アシスティブアクセスでメッセージの送信を許可する連絡先として追加する必要があります。
アプリのアクセス権
iPhoneの使用中にポップアップを最小限にするため、アプリは位置情報、写真、連絡先などの情報へのアクセスを求めません。代わりに、アシスティブアクセスを設定する際に、アプリのアクセス権を設定するオプションがあります。 アプリのアクセス権を確認または変更するには、アシスティブアクセスを終了し、「設定」 >「アクセシビリティ」>「アシスティブアクセス」と選択するか、「設定」>「アプリ」>「[アプリ名]」と選択する必要があります。
ソフトウェアアップデート
また、アシスティブアクセスには、ソフトウェアアップデートの有無を知らせる設定アプリや通知がないため、新しいソフトウェアアップデートをインストールする場合も、アシスティブアクセスを終了して「設定」 を選択する必要があります。
プライバシーとデバイス情報
特定のアプリのプライバシー情報、ステータスアイコンや記号(ネットワークの利用状況、機内モード、集中モード、Bluetooth®を示すものや、アプリまたはWebサイトが位置情報サービスを使用している場合に表示されるものなど)は、アシスティブアクセスで利用できません。アシスティブアクセスを終了すると、この情報を表示することができます。
通話とメッセージ
アシスティブアクセスの「通話」を設定するときに、すべての人との通話を許可するか、連絡先アプリのすべての連絡先との通話を許可するか、よく使う連絡先との通話のみを許可するかを選択できます。 すべての人への通話を許可するように選択すると、アシスティブアクセスを使用するユーザは、すべての連絡先と通話することができるほか、電話番号を入力して通話したり、着信があったすべての人からの通話にかけ直したりすることもできます。すべての人との通話を許可しない場合、許可された連絡先以外の人との間で通話したり受けたりするには、アシスティブアクセスを終了する必要があります。
アシスティブアクセスの「メッセージ」を設定するときに、すべての人とのメッセージを許可するか、連絡先アプリのすべての連絡先とのメッセージを許可するか、またはよく使う連絡先とのメッセージのみを許可するかを選択できます。すべての人へのメッセージを許可するように選択すると、アシスティブアクセスを使用するユーザは、すべての連絡先にメッセージを送信したり、メッセージを送信してきたすべての人からのメッセージに返信したりすることができます。すべての人とのメッセージを許可しない場合、許可された連絡先以外の人との間でメッセージを送受信するには、アシスティブアクセスを終了する必要があります。すべての人へのメッセージを許可していても、許可された連絡先以外の人がまだメッセージを送信してきたことがない場合、その人にメッセージを送信するにはアシスティブアクセスを終了する必要があります。