学区のIdPおよびSISをApple School Managerに接続する
所属教育機関をApple School Managerに登録すると、IDプロバイダ（IdP）やStudent Information System（SIS）をApple School Managerにリンクできるようになります。
IDプロバイダ（IdP）にリンクする
学校がGoogle WorkspaceまたはMicrosoft Azure Active Directory（Azure AD）をIDプロバイダとして使っている場合は、Apple School Managerへの直接接続を設定して、ユーザにAppleサービスへのアクセスを提供できます。これでAzure ADはApple School Managerに対してユーザを認証できるため、教師と生徒は自分の既存のGoogle Workspace資格情報またはAzure AD資格情報を使用して管理対象Apple IDアカウントにサインインすることができます。
Apple School ManagerはAzure ADをサポートしているため、Azure ADに接続するその他のIdP（Active Directory Federated Services（ADFS）など）もApple School Managerと連携できます。さらに、ほとんどのMDMソリューションはIdPと連携してユーザディレクトリとグループを利用するため、Federated Authenticationを使うと、MDMソリューションへの登録時にユーザにユーザ名とパスワードの入力を要求し、それによってユーザとデバイスを自動的に関連付けることができます。
詳しくは、「Apple School Managerユーザガイド」の「Federated Authenticationについて」、「Google Workplaceからユーザを同期する」、「Azure ADからユーザを同期する」、およびビデオ「Federated Authenticationについて」を参照してください。
Student Information System（SIS）に接続する
Student Information System（SIS）は、多くの地区で生徒データの管理に使用されているものです。登録からクラス名簿、成績証明書までのあらゆるものに使用されます。使用するSISによっては、Apple School ManagerをSISに直接接続できる場合があります。Apple School ManagerではSISとの統合により、「クラスルーム」や「スクールワーク」App用に登録情報をコピーできます。
SISを認証して接続すると、情報（経営陣、職員、教師、生徒の名前、クラス、名簿など）がApple School Managerにコピーされます。その後、職員、教師、生徒に役割を割り当て、初期パスワードを設定できます。Apple School Managerは、SISから変更内容を定期的にアップデートします。データがSISに書き戻されることはありません。SFTP（Secure File Transfer Protocol）を使って、すべての.csvファイルをStudent Information System（SIS）からApple School Managerにアップロードすることもできます。
詳しくは、「Apple School Managerユーザガイド」の「Apple School ManagerとStudent Information System（SIS）を統合する」および「SFTPを使用してアカウントを読み込む」を参照してください。
学区のIdPやSISをApple School Managerとリンクすると、学校の経営陣、職員、教師、および生徒を含む教育機関内のすべての人に管理対象Apple IDが自動で作成されます。Apple School Managerは年間を通じてクラスおよび教師の変更も追跡します。その年度に入ってから2週間後に生徒がクラスを追加した場合、クラスの登録は自動でアップデートされます。
詳しくは、ビデオ「SISの統合」およびビデオ「SFTPを使ってアカウントを作成する」を参照してください。