
Apple School ManagerでAppやブックを購入する
Appとブックの購入について
App StoreとApple Booksには、数千もの組織向けAppおよびブックがあります。Apple School Managerとモバイルデバイス管理(MDM)ソリューションが連携するため、組織はコンテンツを一括で購入して、ワイヤレスでそれらをデバイスまたはユーザに割り当ててから、インストールやアップデートを実行できます。App Storeが無効になっていてもかまいません。詳しくは、次の表を参照してください。
Appまたはブックのタイプ | iPhone、iPad、iPod touch、Mac間に割り当て可能 | 管理対象Apple IDまたは個人のApple IDを使用するユーザに割り当て可能 |
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Apple School Managerで購入したAppと無料App | ||
Apple School Managerで購入したブックと無料ブック |
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カスタムApp | ||
リストされないApp |
Appとブックの購入方法
対象教育機関(K-12教育機関(幼稚園から高校まで)または学区、あるいは高等教育機関(公認を受けていて、学位を授与している機関)を含みます)がApp Storeから同じAppを20以上購入した場合、特別価格が適用されます。ブックには特別価格は適用されません。
Appを無効にしてほかのデバイスおよびユーザに割り当て直すこともできます。その際、組織が購入したAppのすべての所有権および制御権は保持されます。
注記: Apple School Managerまたはボリューム購入で購入したブックは、管理対象ブック配布で配布できますが、無効にしたり割り当て直したりすることはできません。
コンテンツマネージャをApple School Managerに追加する
コンテンツマネージャはApple School Managerに簡単に追加できます。これを行うと、コンテンツの購入者ではないユーザも、その場所のコンテンツマネージャであればライセンスを管理できるようになります。複数の場所へのアクセス権があるコンテンツマネージャは、それらの場所間でライセンスを移動できます。
管理者にはすべての場所へのアクセス権があるため、すべての場所のトークンの一括更新は管理者が行うことをお勧めします。管理者を使うもう1つの理由は、管理者がMDMソリューションの管理も兼務している可能性があるためです。
詳しくは、「Apple School Managerユーザガイド」の「コンテンツマネージャの場所への追加」を参照してください。
Appとブックの配布を計画する
Appとブックを配布する場合は、デバイスの構成やユーザへの支給を行う前にそれらのコンテンツを割り当てるのがベストです。ユーザがデバイスを受け取って設定アシスタントを完了したあとに、MDMソリューションはユーザにメールまたはプッシュ通知で招待を送信できます。ユーザが招待を承諾すると、ユーザはMDMによって割り当てられたすべてのコンテンツにアクセスできるようになります。それらはMDMからユーザのデバイスにリモートでインストールできます。
導入を簡素化するため、Appをユーザではなくデバイスに割り当てることを強くお勧めします。デバイスベースでAppを割り当てると、招待のプロセスがなくなり、デバイス上で管理対象Apple IDもApple IDも使用する必要がありません。ブックをデバイスに割り当てることはできません。
注記: App内での購入は、デバイスに割り当てられたAppと互換性がありません。
最初の一括導入時に帯域幅が飽和状態になるのを緩和するために、授業の初日に必要なAppのみを配布し、追加のAppはユーザが少しずつダウンロードできるようにすることを検討してください。デバイスが監視対象である場合は、AppはMDMソリューションによってサイレントにインストールされます。
MDMソリューションによってデバイスに割り当てられるAppについては、以下の点に注意してください:
ユーザがデバイスをMDMから登録解除すると、自動的に削除されます
これは、ユーザに割り当てられたAppにも適用されます。
Finder(macOS 10.15以降)、iTunes(macOS 10.14以前)、またはiCloudでバックアップから復元しても、自動的には再インストールされません
必要なAppとブックを初期導入用に購入する
できる限り早く、初期導入に必要なAppおよびブックを購入してください。有料/無料のコンテンツはいずれもApple School Managerを使用して取得できます。コンテンツの購入について詳しくは、「Apple School Managerユーザガイド」の「コンテンツの選択と購入」、およびビデオ「コンテンツを購入する」を参照してください。
注記: 次の国または地域では、Apple School ManagerやVolume Purchase Programを通じてブックやApple Booksのテキストブックを購入できません: バーレーン、ブラジル、香港、ハンガリー、アイスランド、インド、イスラエル、マレーシア、フィリピン、カタール、シンガポール、南アフリカ、台湾、トルコ、ウクライナ、アラブ首長国連邦。
ライセンスの場所を移動する
組織内でライセンスの場所を移動できます。複数のアカウントでの購入を統合したり、組織の構造に合わせてライセンスの一元管理をやめて分散させたりするために、ライセンスを移行することもできます。(例えば、Apple School Manager内の場所を、建物、部署、またはグループに対応させるといったことができます。)
注記: 移動がMDM内のライセンス割り当てに影響することはありません。場所を移動できるのは、未割り当てのライセンスのみです。
詳しくは、「Apple School Managerユーザガイド」の「ライセンスを別の場所に転送する」を参照してください。
トークンの検証
他社製MDMソリューションは、Apple School Managerと通信してコンテンツをデバイスに割り当てます。MDMソリューションをApple School Managerにリンクして通信させるには、トークンが必要です。MDMソリューションにトークンをインストールする方法については、MDMベンダーの資料を参照してください。
詳しくは、「Apple School Managerユーザガイド」の「MDMサーバトークンを管理する」を参照してください。