Appleプラットフォーム導入
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AppleデバイスをWi-Fiネットワークに接続する方法
ユーザは利用可能なWi-Fiネットワークに自動的に接続できるように、自分のAppleデバイスを構成できます。ログイン資格情報やその他の情報を要求するWi-Fiネットワークの場合、ユーザは、Wi-Fi設定に素早くアクセスして資格情報を入力したり、ネットワーク名やログイン資格情報が含まれる構成プロファイルを使用したりできます。デバイス上のどのアプリでも、ネットワークにシームレスにアクセスできます。消費電力が低い持続的なWi-Fi接続により、アプリはWi-Fiネットワークを使用してプッシュ通知を利用できます。例えば、モバイルデバイス管理(MDM)ソリューションからデバイスにプッシュ送信される構成プロファイルを使用して、ワイヤレスネットワーク、セキュリティ、プロキシ、Cisco Fastlane、アプリ承認、および認証の設定を構成できます。
iOSおよびiPadOSは、デフォルトのVoIPサービス構成もオプションとして対応しています。これは、「連絡先」、Microsoft Exchange ActiveSync、Google、およびLDAPペイロードのオーディオ通話に使用するデフォルトのアプリを定義するオプションです。例えば、「Cisco Spark」がExchangeの連絡先のデフォルトの通話アプリとして定義されている場合、ユーザがデフォルトのアプリを変更しない限り、そのユーザから仕事上の別の連絡先への通話にはデフォルトで「Cisco Spark」が使用されます。
自動接続
2.4 GHz帯域と5 GHzまたは6 GHz帯域でブロードキャストされるワイヤレスLANネットワークでは、受信信号強度インジケータが、macOSでは-68 dBmより大きく、iOSとiPadOSでは-65 dBmより大きい場合は、5 GHzまたは6 GHzのいずれかが優先されます。自動接続フラグは、ワイヤレスLANがiOS 11.0、iPadOS 13.1、macOS 10.13またはそれ以降に初めて接続されたときに有効になります。
認証と暗号化の対応
Appleデバイスは、各種の認証および暗号化方式に対応しています。例えば、WPA、WPA2パーソナル、WPA2エンタープライズ、WPA3パーソナル、およびWPA3エンタープライズ標準などがあります。Appleデバイスは802.1Xに対応し、さまざまなRADIUS認証環境に統合できます。Appleデバイスが対応している802.1X認証プロトコルには以下が含まれます:
EAP-TLS
EAP-TTLS(MSCHAPv2)
EAP-FAST
EAP-AKA
EAP-SIM(通信事業者のみ)
PEAPv0(EAP-MSCHAPv2、PEAPの最も一般的な形式)
PEAPv1(EAP-GTC、Ciscoが作成したあまり一般的ではない形式)
macOS設定アシスタントは、ユーザ名およびパスワード資格情報による、TTLSまたはPEAPを使用した802.1X認証に対応しています。
詳しくは、Appleのサポート記事「iOSが自動接続するワイヤレスネットワークの決定方法」を参照してください。
iOS 13およびiPadOS 13.1以降では、すべてのiPhone 11以降およびiPad(第7世代)以降で、WPA3エンタープライズ192ビットセキュリティ(Commercial National Security Algorithm(CNSA)Suite Bアルゴリズムを使用)に対応します。WPA3エンタープライズの導入に必要なアクセスポイントハードウェア、コントローラハードウェア、およびコントローラコードのバージョンについて詳しくは、ワイヤレスネットワークソリューションプロバイダにお問い合わせください。
日和見ワイヤレス暗号化
iOS 16、iPadOS 16.1、macOS 13以降では、標準の日和見ワイヤレス暗号化を使用してオープンなWi-Fiネットワークを保護する方法に対応しています。この標準は、以下のデバイスに対応しています:
iPhone 12モデル以降
iPhone SE(第3世代)以降
13インチiPad Pro(M4)
12インチiPad Pro(第5世代)以降
11インチiPad Pro(第3世代)以降
iPad Air(第4世代)以降
iPad mini(第6世代)以降
M3シリーズのチップを搭載したすべてのMacの機種
M2シリーズのチップを搭載したすべてのMacの機種
M1シリーズのチップを搭載したMacの機種:
Mac Studio(2022)
MacBook Pro(14インチ、2021)
MacBook Pro(16インチ、2021)
重要: Appleデバイスを設定および構成するためには、ワイヤレスネットワークおよびインターネットサービスに接続できる必要があります。Webプロキシまたはファイアウォールポートを構成して、AppleデバイスからAppleのネットワーク17.0.0.0/8へのネットワークトラフィックをすべて許可することが必要になる場合があります。それでも、Appleのアクティベーションサーバ、iCloud、またはApp StoreにAppleデバイスがアクセスできない場合は、Appleのサポート記事「AppleデバイスでAppleプッシュ通知が届かない場合」、「macOSのワイヤレスローミング(法人のお客様向け)」、および「エンタープライズネットワークでApple製品を使う」を参照してください。