Appleプラットフォーム導入
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Wi-Fiネットワークの合計スループットを確認する
ユーザが教室や職場でAppleデバイスを使用する場合は、すべてのユーザがWi-Fiネットワークからの帯域幅を使用するため、Wi-Fiネットワークをデバイスがサポートされるように適切に設定する必要があります。
802.11が共有手段であり、802.11はワイヤレスネットワークに接続するほかのデバイスでも使用されます。そのため、合計スループットに注意することが重要です。
インターネットへのデバイスのスループットは次の条件に依存します:
アクセスポイントへのデバイス接続率
インターネットサービスプロバイダから提供を受けている帯域幅
同じチャンネルを使用するデバイスの数
干渉(無線、物理的、電気)およびクライアントデバイスからアクセスポイントまでの距離が、最大スループットに影響する2大要因です。無線が半二重通信であることと、ほかのTCP/IPオーバーヘッドによって、実際の合計スループットは通常、データレートの65パーセント以下になります。
この章では、教室で同時に使用できる最大デバイス数の計算方法に基づいて、予測されるWi-Fi使用状況を把握する方法を説明します。
考慮事項
ネットワークをAppleデバイス用に準備するときは、次の点を考慮してください:
教室や勤務先のエリアの物理的寸法
ユーザ数
教室や勤務先のエリアごとのアクセスポイント数
アクセスポイントおよびアンテナの構成
チャンネルと同一チャンネル干渉
ネットワークのセキュリティ方式
組織からインターネットへのバックボーン速度
アプリのスループット要件
壁の材質(無線周波数の伝播、反射、または屈折がWi-Fi信号に与える明確な影響の程度)
エリア周辺で無線周波数を放出する物体(相殺的干渉源があると、空間内のWi-Fi信号の品質および整合性に大きな影響を与える可能性があります)
初期ネットワークの想定
次の表に初期ネットワークの想定を示します。ご利用のネットワークでは異なる値になる場合があります。
想定 | 値 | ||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
MAC効率(802.11a/b/g/n - アグリゲーションなし) | 0.45 | ||||||||||
MAC効率(802.11n/acアグリゲーションあり) | 0.65 | ||||||||||
アクセスポイントごとの最大クライアント数 | 50 | ||||||||||
使用可能なチャンネルキャパシティ(パーセント) | 80 使用可能なチャンネルキャパシティは通常、約80パーセントです。 | ||||||||||
ISP/WAN速度(Mbps) | 100 |
アプリの使用状況の値
ブラウジング、ストリーミング、およびAppleデバイスからクラウドへのオーディオビジュアルデータのバックアップという3つの主なカテゴリについて、典型的なスループットの値は次の通りです。
デバイスごとのアプリの使用状況 | 最小スループット要件 (Mbps) | ||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ブラウジング たとえば、インターネットをブラウズする | 1 | ||||||||||
ストリーミング たとえば、ビデオをストリーミングする | 4 | ||||||||||
A/Vバックアップ(5分で2 GB未満) 例えば、大きなファイルをiCloud Driveにコピーする | 6 |
使用状況の計算
ガイドライン計算のサンプルを以下に示します。これは、ネットワークを適切に導入するための実際のWi-Fi現地調査を置き換えるものではありません。「ブラウジング」、「ストリーミング」、および「A/Vバックアップ」列は、同時接続可能なデバイス数を示しています。
このリストは、Wi-Fiカテゴリ(ブラウジング、ストリーミング、およびバックアップ)の3カテゴリについて、アクセスポイントごとの最大クライアント数を計算したものです。基本計算は、使用可能な合計スループットを各Wi-Fiカテゴリに必要な最小スループットで除算することです。使用可能な合計スループットは、使用されているWi-FiのデータレートまたはISP/WAN速度のどちらか遅い方によって制限されます。カテゴリによっては、この想定に入力された通りに、APごとの最大クライアント数を実現できる場合があります。
重要: ネットワーク構成と無線周波数環境によってパフォーマンスが変わることがあります。
Wi-Fiアクセスポイント設定 | 最大物理データ速度 (Mbps) | アグリゲートデータレート (Mbps) | ブラウジング (最大デバイス数) | ストリーミング (最大デバイス数) | A/Vバックアップ (最大デバイス数) |
---|---|---|---|---|---|
802.11a/g | 54 | 19 | 19 | 4 | 3 |
802.11n 1空間ストリーム 20 MHz | 72 | 25 | 25 | 6 | 4 |
802.11n 1空間ストリーム 40 MHz | 150 | 54 | 50 | 19 | 13 |
802.11n 2空間ストリーム 20 MHz | 144 | 51 | 50 | 18 | 12 |
802.11n 2空間ストリーム 40 MHz | 300 | 108 | 50 | 25 | 16 |
802.11ac 1空間ストリーム 40 MHz | 200 | 72 | 50 | 25 | 16 |
802.11ac 2空間ストリーム 40 MHz | 400 | 144 | 50 | 25 | 16 |
802.11ac 1空間ストリーム 80 MHz | 433 | 155 | 50 | 25 | 16 |
802.11ac 2空間ストリーム 80 MHz | 867 | 312 | 50 | 25 | 16 |