Appleプラットフォーム導入
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Appleデバイスのパスコード宣言型構成
モバイルデバイス管理(MDM)ソリューションに登録されているiPhone、iPad、またはMacのアクセスや使用にパスワードまたはパスコードを要求するかどうかを指定できます。Microsoft Exchangeパスコードポリシーを使用しない場合は、パスコード構成を使用してiPhoneおよびiPadデバイスのポリシーを設定します。構成プロファイルがインストールされるときに、ユーザは指定するポリシーを満たすパスワードまたはパスコードを入力することを求められます。入力しないと、プロファイルはインストールされません。iPhoneまたはiPadにパスコード構成をインストールすると、ユーザがパスコードを入力するまでに60分の猶予が与えられます。ユーザがこの時間内にパスコードを入力しなかった場合は、指定されている設定でユーザのパスコードが強制的に入力されます。
デバイスパスコードポリシーとExchangeパスコードポリシーを使用する場合は、2つのポリシーが結合され、厳しい方の設定が適用されます。サポートされるExchange ActiveSyncポリシーについて詳しくは、AppleデバイスをMicrosoft Exchangeと統合するを参照してください。
パスコード構成は以下に対応しています:
対応する最小オペレーティングシステムおよびチャンネル: iOS 15、iPadOS 15、共有iPadユーザ、macOS 13デバイス、macOS 13ユーザ、watchOS 10、visionOS 2.0。
監視が必須: いいえ。
利用可能な登録タイプ: ユーザ登録、デバイス登録、自動デバイス登録。
設定 | 説明 | 必須 | |||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
正規表現を使用 macOS 14 | 正規表現とその説明を記述します。パスワードコンプライアンスを適用するために使用されます。 | いいえ | |||||||||
パスワードコンテンツの説明 (正規表現を使用の一部) macOS 14 | 対応するオペレーティングシステムの言語IDのキー(「en-us」など)のディクショナリを含みます。その値が、正規表現で適用されるポリシーのローカライズ済み説明を表現します。このディクショナリに含まれない言語には特殊なデフォルトキーを使用します。 | いいえ | |||||||||
デバイスのパスコードが必要 | パスコードの長さや精度についての要件を指定せずに、ユーザにパスコードを設定することを要求します。ほかのキーが存在する場合は暗黙的にパスコードを要求し、このキーの値より優先されます。 | いいえ | |||||||||
複雑なパスコードを要求する | 複雑なパスコードを要求します。複雑なパスコードとは、同じ文字の繰り返しや昇順または降順の文字(「123」や「CBA」など)が含まれていないパスコードで、英数字以外の文字が1つ以上含まれている必要があります。 | いいえ | |||||||||
入力を失敗できる回数 | 指定した回数だけ入力を誤るとデバイスが強制的に消去されます。 この設定を変更しない場合は、入力に6回失敗すると、一定の時間が経過するまでパスコードまたはパスワードを入力できなくなります。 待機時間は、入力に失敗するたびに長くなります。最大試行回数を超えると、すべてのデータおよび設定がiOSまたはiPadOSデバイスから完全に消去されます。Macコンピュータで最後の試行に失敗すると、ユーザアカウントが無効になります。 パスコードまたはパスワードの待機時間は6回の試行後から適用されるので、この値を6以下に設定した場合、待機時間が適用されることなく、最大試行回数を超えた時点でデバイスが消去されます。 | いいえ | |||||||||
最大猶予期間 | ユーザが選択できる、パスコードを入力せずにデバイスのロックを解除できる最大期間。0の値は、猶予期間がなく、すぐにデバイスからパスコードが要求されることを意味します。 このキーが指定されていない場合は、ユーザが任意の期間を選択できます。macOSによって、この設定がスクリーンセーバの設定に変換されます。 | いいえ | |||||||||
自動デバイスロック | ユーザが選択できる、自動的にロックされるまでのデバイスをアイドル状態にしておける最大期間。デバイスがこの制限に達すると、デバイスがロックされ、ユーザはパスコードを入力してデバイスのロックを解除する必要があります。このキーが指定されていない場合は、ユーザが任意の期間を選択できます。 macOSによって、この設定がスクリーンセーバの設定に変換されます。 | いいえ | |||||||||
パスコードの再利用制限 | 新しいパスコードまたはパスワードが以前に使用したものと一致すると、デバイスが新しいパスコードまたはパスワードを拒否します。以前のパスコードまたはパスワードを何個記憶して照合するかを指定できます。「なし」または1〜50個の間で設定できます。 | いいえ |
注記: 各MDMベンダーは、これらの設定を異なる方法で実装します。お使いのデバイスに適用されるパスコード設定については、MDMベンダーの資料を参照してください。