iPad用Final Cut Proで背景とオブジェクトを調整する
タイムラインに背景クリップまたはオブジェクトクリップを追加したあと、クリップの設定をインスペクタで調整できます。
背景クリップまたはオブジェクトクリップの継続時間を調整する
背景クリップやオブジェクトクリップは、5〜10秒のデフォルトの継続時間(クリップによって異なります)でタイムラインに追加されます。 背景クリップやオブジェクトクリップの継続時間やタイムライン内の位置は、ほかのビデオクリップと同じように変更できます。
インスペクタで背景クリップを調整する
iPad用Final Cut Proで、プロジェクトを開きます。
タイムラインで、背景クリップをタップしてから、そのクリップ内で再生ヘッドをドラッグします(ビューアで調整の結果を確認します)。
画面の左下隅にある「詳細を表示」をタップしてから、の上部にある インスペクタ をタップします。
利用可能なコントロールを調整して、クリップの不透明度、ブレンドモード、カラー変換、またはグラフィックスHDRレベル(SDRグラフィックス(パターンの背景など)の強度を上げ、プロジェクト内のHDRクリップのブライトネスとの一致性を高めます)を変更します。
インスペクタで調整を加えると、ビューアのイメージがアップデートされます。
インスペクタでオブジェクトクリップを調整する
iPad用Final Cut Proで、プロジェクトを開きます。
タイムラインで、オブジェクトクリップをタップしてから、そのクリップ内で再生ヘッドをドラッグします(ビューアで調整の結果を確認します)。
画面の左下隅にある「詳細を表示」をタップしてから、の上部にある インスペクタ をタップします。
以下のいずれかのコントロールを使って、オブジェクトの外観を調整します:
不透明度、ブレンドモード: これらのコントロールを使って、タイムラインのオブジェクトとその下のクリップをビューアで結合する方法を変更します。
カラー変換: Final Cut Proの自動色空間設定を上書きするには、「カラー変換」の横にある をタップし、「手動で選択」をタップしてから、オプションをタップします。 色空間設定を変更するを参照してください。
ビルドイン: オブジェクトに組み込みのアニメーションがある場合、このコントロールを使ってアニメーションのオン/オフを切り替えます。
カラー: オブジェクトのカラーを変更するには、カラーウェルをタップしてから、新しいカラーを選択します。
シェイプのオプション: 基本シェイプオブジェクトをタイムラインに追加した場合、別のシェイプ(ひし形、六角形など)を選択したり、塗りつぶしのカラー、アウトラインのカラー、角丸、ドロップシャドウなどを追加したりするオプションが利用可能になります。
グラフィックスHDRレベル: スライダを右にドラッグするとSDRオブジェクトの強度が上がり、プロジェクト内のHDRクリップのブライトネスとの一致性が高まります。
インスペクタで調整を加えると、ビューアのイメージがアップデートされます。
背景クリップやオブジェクトクリップの間でフォーマット設定をコピーする
背景クリップまたはオブジェクトクリップに加えたフォーマット調整をコピーして、別のクリップにペーストできます。
背景クリップまたはオブジェクトクリップのフォーマット設定をリセットする
ヒント: 最良の再生品質を得るためには、追加または調整したあとで背景クリップまたはオブジェクトクリップをレンダリングしてください。