iPad用Final Cut Proでカメラを使ってビデオを録画する
Final Cut Proで先進的なカメラを使ってビデオを直接録画し、プロジェクトに取り込むことができます。
焦点、ズーム、ホワイトバランス、露出などのカメラ設定を調整する方法については、カメラ設定を変更するを参照してください。
Final Cut Proでは、HEVC形式でビデオを録画します。特定のiPadモデルでは、Apple ProResで録画するオプションもあります。
新しいプロジェクトでビデオを録画する
iPad用Final Cut Proで、プロジェクトリスト(「プロジェクト」画面の左側にあります)の下にある「新規プロジェクト」をタップします。
プロジェクト名を入力してから、 をタップしてオンスクリーンキーボードを閉じます。
デフォルトでは、新しいプロジェクトは、自動タイムライン設定を使うように設定されます(タイムラインに最初に追加されたビデオクリップに合わせて、タイムラインの方向、解像度、フレームレートが設定されます)。
自動タイムライン設定を使うには、「続ける」をタップします。
カスタムタイムライン設定を選択するには、プロジェクトを作成するを参照してください。
「カメラで録画」をタップします。
カメラ画面で、右側にある「ビデオ」をタップしてから、 をタップして録画を開始します。
注記: 初めてFinal Cut Proカメラを開く場合は、カメラとマイクへのアクセス権を付与して、Final Cut Proが位置情報を使用することを許可するよう求められます。このiPad設定はあとで「設定」 >「プライバシーとセキュリティ」と選択して変更できます。「iPadユーザガイド」の「ハードウェア機能へのアクセスを制御する」を参照してください。
撮影を一時停止または終了するには、 をタップします。
手順5と6を繰り返すことで、複数のクリップを録画することができます。画面の右上隅に録画の本数が表示されます。
カメラを閉じるには、「終了」をタップします。
撮影したクリップはメディアブラウザにサムネールとして表示されます。
タイムラインに録画したばかりのクリップを追加します。
自動タイムライン設定を使った場合は、追加したクリップの設定に合わせて、タイムラインの方向、解像度、フレームレートが設定されます。
ヒント: カメラでの録画の開始と停止のタイミングが分かるように、シャッター音をオンにすることができます。カメラ画面の左下隅にある をタップし、「環境設定」をタップしてから、「シャッター音」をオンにします。
既存のプロジェクトでビデオを録画する
スローモーションビデオを録画する
スローモーションビデオを最大240フレーム/秒(fps)で録画できます。スローモーションで録画したあと、タイムラインで再生速度を調整できます。
iPad用Final Cut Proで、プロジェクトを開き、ツールバーの をタップします。
カメラ画面で、「スロー」をタップしてから をタップします。
Apple ProResビデオを録画する
Apple M2チップを搭載したiPadモデルでは、Final Cut Proカメラを使ってApple ProResビデオを録画して、直接プロジェクトに取り込むことができます。ProResでは色忠実度が高く、圧縮率が低くなり、編集と再生を効率的に行えます。詳しくは、Apple ProResのホワイトペーパーを参照してください。
iPad用Final Cut Proで、プロジェクトを開き、ツールバーの をタップします。
カメラ画面の左下隅にある をタップし、「環境設定」をタップしてから、「Apple ProRes」をオンにします。
をタップします。
カメラ画面の左上隅で をタップし、「ProRes」をオンにします。
カメラ画面で、右側にある「ビデオ」をタップしてから、 をタップして録画を開始します。
撮影を一時停止または終了するには、 をタップします。
注記: ProRes録画をオフにするには、 をタップします。録画形式がデフォルトのビデオ形式であるHEVCに戻ります。
カメラを閉じるには、「終了」をタップします。
ProResビデオのファイルサイズは大きくなります。ストレージが128 GBを超えるM2 iPadでは、ProResビデオを最大4Kのフレームサイズ、最大30 fpsのフレームレートで録画できます。ストレージが128 GBのM2 iPadでは、最大1080pのサイズと30 fpsのレートでProResを録画できます。