MotionコンテンツをFinal Cut Proで管理する

デフォルトでは、Final Cut Proで使用するエフェクト、トランジション、タイトル、ジェネレータをMotionで作成またはカスタマイズすると、そのコンテンツは「ムービー」フォルダ内の「Motion Templates」フォルダに保存されます。これらのMotionコンテンツをライブラリ内に保存することもできます。これは、プロジェクトやライブラリを別のMacに移動したり、作業のバックアップを作成してアーカイブしたりするときに便利です。プロジェクトをほかのユーザと共有したり共有ストレージで管理したりする場合にも、Motionコンテンツをライブラリ内に保存すると効率的です。

カスタムMotionコンテンツがあり、クリップ、プロジェクト、イベントを別のライブラリ、ストレージデバイス、Macにコピーまたは移動する場合は、操作の前にMotionコンテンツの保存場所をライブラリ内に設定してください。そうしないと、Motionコンテンツがほかの項目と一緒にはコピーまたは移動されず、手動でバックアップを作成して「Motion Templates」フォルダに移動しなければならなくなります。他社製の（FxPlug）コンテンツはFinal Cut Proのライブラリ内では管理されないため、上記にかかわらず手動で追跡および移動する必要があります。

項目を別のライブラリにコピーまたは移動する前にMotionコンテンツの保存場所を設定する

Final Cut Proの「ライブラリ」サイドバーで、コピー先にしたいライブラリを選択します。
「ライブラリのプロパティ」インスペクタがまだ表示されていない場合は、以下のいずれかの操作を行います:
- 「ファイル」＞「ライブラリのプロパティ」と選択します（またはControl＋Command＋Jキーを押します）。
- ツールバーの「インスペクタ」ボタンをクリックします。
「ライブラリのプロパティ」インスペクタの上部にある「設定を変更」をクリックします。
表示されるウインドウのポップアップメニューを使って、保存場所を設定できます。
「Motionコンテンツ」ポップアップメニューをクリックして、「ライブラリ」を選択します。
「OK」をクリックします。

これで、コピーまたは移動先のライブラリでMotionコンテンツを受け取る準備ができました。

クリップ、プロジェクト、またはイベントを別のライブラリにコピーまたは移動する方法については、項目を別のライブラリにコピーするおよびライブラリ間で項目を移動するを参照してください。

ライブラリをコピーまたは移動する前にMotionコンテンツの保存場所を設定する

Final Cut Proの「ライブラリ」サイドバーで、コピーまたは移動したいライブラリを選択します。
「ライブラリのプロパティ」インスペクタがまだ表示されていない場合は、以下のいずれかの操作を行います:
- 「ファイル」＞「ライブラリのプロパティ」と選択します（またはControl＋Command＋Jキーを押します）。
- ツールバーの「インスペクタ」ボタンをクリックします。
「ライブラリのプロパティ」インスペクタの上部にある「設定を変更」をクリックします。
表示されるウインドウのポップアップメニューを使って、保存場所を設定できます。
「Motionコンテンツ」ポップアップメニューをクリックして、「ライブラリ」を選択します。
「OK」をクリックします。
「ライブラリのプロパティ」インスペクタの「Motionコンテンツ」セクションで、「統合」をクリックします。
注記：メディアの保存場所も設定して、「メディア」セクションで「統合」をクリックすることをお勧めします。Final Cut Proのストレージの場所を設定するを参照してください。

これで、Motionコンテンツがライブラリファイルに保存され、コピーまたは移動できるようになります。

ライブラリ全体をコピーまたは移動する方法については、Final Cut Proプロジェクトを別のMacにコピーするを参照してください。

特定のライブラリに保存されているMotionコンテンツのみを表示する

プロジェクトにカスタムMotionコンテンツ（エフェクト、トランジション、タイトル、ジェネレータ）を追加してライブラリ内に保存した場合、これらの項目がFinal Cut Proのメディアブラウザ（ブラウザ、「エフェクト」ブラウザ、「トランジション」ブラウザ）に表示されないことがあります。デフォルトでは、メディアブラウザにはFinal Cut Proに付属のエフェクト、トランジション、タイトル、ジェネレータと、「ムービー」フォルダ内の「Motion Templates」フォルダに保存されたカスタムMotionコンテンツが表示されます。「フィルタ」ポップアップメニューを使用すれば、特定のライブラリに保存されたMotionコンテンツを表示できます。

Final Cut Proで、以下のいずれかの操作を行います:
- タイトルとジェネレータを表示する: タイトルとジェネレータをブラウザに表示するには、Final Cut Proウインドウの左上隅にある「タイトルとジェネレータ」ボタンをクリックするか、「ウインドウ」＞「移動」＞「タイトルとジェネレータ」と選択します（またはOption＋Command＋1キーを押します）。
- エフェクトを表示する: 「エフェクト」ブラウザを開くため、タイムラインの右上隅にある「エフェクト」ボタンをクリックします（またはCommand＋5キーを押します）。
- トランジションを表示する: 「トランジション」ブラウザを開くため、タイムラインの右上隅にある「トランジション」ボタンをクリックします（またはControl＋Command＋5キーを押します）。
表示したいMotionコンテンツの種類に応じてメディアブラウザの上部にある「フィルタ」ポップアップメニューをクリックして、オプションを選択します:
- インストール済み＜項目＞: Final Cut Proに付属のコンテンツと、「ムービー」フォルダ内の「Motion Templates」フォルダに保存されているMotionコンテンツが表示されます。これはデフォルトの設定です。
- ＜ライブラリ名＞: 開いているライブラリのいずれかを選択すると、そのライブラリに保存されているカスタムMotionコンテンツが表示されます。

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MotionコンテンツをFinal Cut Proで管理する

項目を別のライブラリにコピーまたは移動する前にMotionコンテンツの保存場所を設定する

ライブラリをコピーまたは移動する前にMotionコンテンツの保存場所を設定する

特定のライブラリに保存されているMotionコンテンツのみを表示する